平成26年度 文京区立柳町小学校 授業改善推進プラン 特別支援学級

国
語
算
数
平成26年度 文京区立柳町小学校 授業改善推進プラン
特別支援学級 担任 田口 希望
授業における課題
具体的な授業改善策
(児童の実態・教師の指導上の課題)
・物語文や説明文の読解においては、ペープサート ○書く学習の際に、気持ちを表す言葉や、書き方の
を使ったり、文章の中に出てくる語句を分かりや
見本を常に提示する。文章を書き進める際に、ど
すく提示したりすることで、様々な言葉に触れ、
の言葉を使うかを自分で選択させる。
理解を深めることができた。
・書く学習においては、徐々に自分が経験したこと ○文字を書くこと自体に困難さが見られる児童につ
や感じたこと、考えたことを文章にして、表すこ
いては、教員とのやりとりを通して、児童が伝え
とができるようになってきている。一方で、語彙
た言葉を書きとるようにする。
が十分でないので、書き進めるのに、苦手意識を
もっている児童が多い。
・具体物の操作を通して、たし算やひき算、長さや ○各単元ごとに、使う道具の置き場所を確認し、個
かさの意味理解を深めることができた。一方、具
の実態に応じてどのような配置がよいかを考えて
体物を使うため、机の上の道具の配置や活動の場
授業に臨む。
の作り方、操作しやすい環境づくりが課題であ
る。
・植物の観察については、継続してトマトの観察を ○前の観察記録を見て振り返ることで、現在の植物
行った。「みつけたよカード」に発見や感想を表
の変化や生長に気付けるようにする。
生
すことに慣れてきている。しかし、発見や感想が ○発見や感想を表すいくつかの言葉をカードにして
活
同じ様な表現になってしまう様子や、感じている
示し、それをヒントにさせる。
ことを自力で言葉に表すことが苦手な様子も見
られる。
音
楽
・鍵盤ハーモニカについては、様々な楽曲を進んで ○色シールを使った楽譜に、指番号をのせる。その
演奏することができた。しかし運指については、
指番号を意識しながら演奏の練習を繰り返してい
人指し指だけになってしまう児童がほとんどで
く。
ある。
・粘土を使って作品を作ったり、はさみで固い画用 ○作品づくりの2時間の流れを絵や分かりやすい言
図
紙を切ったりなど、どの作品も意欲的に楽しみな
葉で端的に示し、今、自分がどこまでできたかを
工
がら作り上げることができた。しかし、全体の指
確認しながら取り組ませる。
示や説明だけでは、完成までの見通しを十分にも ○教師自身が作品を事前に作り、道具の扱い方の注
てない児童もいる。
意事項や予想される課題点に対する手立てを考
え、授業に生かす。
・児童の実態に応じて運動のめあてを決め、様々な ○体育の時間だけでなく、毎日少しずつ時間を確保
体
運動に取り組んだ。全体に共通して、集中力や持
して、運動を継続していく。継続する運動の内容
育
久力がやや不足している。
は、児童の実態に応じて決めていく。
学
級
経
営
・児童同士が協力して活動に取り組んだり、お互い ○小集団の活動を毎週1回取り入れ、相手の話を最
にあいさつを交わしたりして、関係を築いてい
後まで聞くという経験を積ませる。
る。その一方で、相手の思いや考えに耳を傾けた
り、相手の話を最後まで聞いたりすることが難し
い児童もいる。