「牛乳パックde日時計」の作り方 ●用意するもの ① 牛乳パック ② 竹ひご(約20cm) ③ 台紙(A5サイズ程度の厚紙など) ④ 7cm×7cmの紙 2枚 ※あらかじめ15度ずつの線(時刻の目盛りの線) を引いておく。 ⑤文房具 ・定規 ・カッター、ハサミ ・セロテープ ・のり ・マジックペン(鉛筆・ボールペン だと牛乳パックに線を引きにくい) ⑥その他 ・方位磁石など ① ② ④ ③ ●作り方 ① 牛乳パックの底から5cmをはかり、周囲に線をひく。 5cm ② 周囲に引いた線から10cmをはかり、1面だけ線をひく。 10cmの線をひいた面の、横の面(両面)に、写真のとおり、ななめに線をひく。 10cm 最初の5cmの線 10cmをはかって 線をひいたところ 1ページ 「牛乳パックde日時計」の作り方 ③ ひいた線にそって、牛乳パックを切っていく。 ※最初に5cmをはかって周囲にひいた線は、 全部は切らないので注意。 ※(2)の写真を見て、切ったあとの形を 確認してから切るとわかりやすい。 切らない (ア) この部分は 切り抜く (1)まずは、右の写真の(ア)の部分を 切り抜く。 切る ★すべてカッターで切っても良いが、 カッターが難しい場合は、カッター で切り込みだけ入れて、あとは、ハ サミで切ってもよい。 (2)次に、それ以外のところも切る。 切ったあとの形 ④ 牛乳パックの底の面と、その内側に、 15度ずつの線(時刻の目盛り線)を ひいた7cm×7cmの紙を、のりで貼る。 底の面 底の面の内側 ⑤ 台紙に牛乳パックをセロテープなど で貼りつける。 この2箇所くらいを セロテープでとめる 2ページ 「牛乳パックde日時計」の作り方 ⑥ 牛乳パックの真ん中に、竹ひごを、セロテープなどで貼りつる。 ※竹ひごが、底面と内側に貼った紙の、15度ずつの 線(目盛り線)の真ん中に合うように貼る。 ⑦ 時刻の目盛り線に、時刻を記入し、 方位磁石を貼りつけたり、 好きな飾りをつけたり、 イラストを描いたり・貼ったりすると、 自分だけの牛乳パック日時計の完成です。 完成! ●使い方 竹ひごの先が、真北を向くように置き、竹ひごの影が、 時刻目盛に落ちたところを読み取ると、時刻がわかり ます。 ※磁石の示す北(磁北)ではなく、正確な北(真北)に向くように します。明石付近では真北は磁北の約7°東向きです。 竹ひごの影が落ちた ところの時刻を読み とります。 ●考えてみよう! 調べてみよう! ?底面に貼った目盛りと、内側に 貼った目盛りは、どんな時に、 使うのかな? ?日時計には、いろいろな形のもの があります。どんな形の日時計が あるか、天文科学館の4F日時計 広場で調べてみよう。 35° 北 ★影をつくる部分(竹ひごの 部分)をノーモンといいます。 ノーモンは、北極星に向き ます。明石では約35°の 高さになります。 3ページ 天文科学館の展示(4F日時計広場)より ※1日の長さは、いつも同じではなく、季節によって 変わります。私たちは、ふだん、実際の太陽(視太 陽)ではなく、太陽の速さの変動をならして平均の動 きをする仮想の太陽(平均太陽)を考え、平均太陽 の動きから、1日の長さを決めています。 ※日時計で正しい時刻を知るためには、均時差とは別に、経度差による補正をしなければいけません。 日時計で計る時刻は、観測地の経度に応じた時刻です。しかし、日本標準時では、東経135度子午線上 の時刻をつかっています。 そのために、観測した時刻を東経135度の 時刻に直さなければいけません。 明石は東経135度子午線が通る まちであるため、経度差による 補正がいりません。 4ページ
© Copyright 2024 ExpyDoc