平成26年度 文京区立柳町小学校 授業改善推進プラン 授業における課題 (児童の実態・教師の指導上の課題) 国 3年2組 担任 山田 晶子 具体的な授業改善策 ・自分の考えを適切な言葉や文章で表現することに苦手意識があ ○教材文を読む目的を明確にし、課題に対する自分の考えをノート り、挙手による発言が特定の児童に偏ってしまいがちである。 に記入する時間を設ける。また、ノートに記入したことをグルー ・教材文を読む際、全体の構成や文章の前後のつながりを意識し て読むことができていない。 語 プで発表し合うなどし、発言の場を設ける。 ○児童が自ら前時の学習の振り返りができるよう、ノート指導の充 実を図る。 ○授業の始めには、前時の復習を行う。その際、児童にはノートを ・漢字の学習に進んで取り組むが、定着度には個人差がある。字 形を意識して取り組む児童が少ない。 見て前時の内容を振り返るよう声かけを行う。 ○漢字の意味や特徴等を細かく指導することで、漢字に対する関心 を高めていく。 ○ノートや宿題等における文字の書き方についても細かく指導し、 常に字を丁寧に書くことを意識させる。 ・地域探検や調べ学習には関心をもって取り組めるが、社会的事 社 象への関心は低く、活動を通して学んだことを身近な生活につ なげることが難しい。 ○視覚的資料を活用し、身近な生活における社会的事象について、 興味・関心を引き出していく。 ○ノートやワークシートを活用して学習の記録を残し、いつでも学 習内容を振り返ることができるようにする。 会 ・教科書の内容を中心に授業を進めていたため、児童の持つ知識 を活用しきれなかった。児童の知識や発言を生かした授業を展 ○小単元ごとに自分の知っていることをノートに書き、発表したり 話し合ったりする機会をつくる。 開していくことが課題である。 ・ノートの使い方(マス目の使い方)を統一しきれず、板書内容 算 を正確に書き写すことの指導が十分に行えていない。 ・自分の考えをノートに書き表せる児童は多いが、言葉で説明す ることに苦手意識をもっている。 数 ○板書内容をノートにどのように書くのかを細かく指導していく。 めあてやまとめは赤線で囲む等、学年で統一する。 ○ペア学習やグループ学習を取り入れ、意見を交換したり教え合っ たりする機会を多く設ける。 ○友達の発言について、他の児童に説明させたり各自の言葉で言い 直せたりすることで、発言の場を広げていく。 ○計算問題に関しては、見直しを徹底するよう声かけをする。文章 ・計算問題のミスや、文章題についての読み間違いが多くみられ る。 題に関しては、何が求められているのかを明確にするため、わか っていることや聞かれていることに、アンダーラインを引き、問 題に取り組ませる。問題に慣れさせるため、同じ形式の問題にた くさん取り組ませる。 ・身近な自然現象についての興味・関心は高いが、観察・実験を 理 通してそれを持続させることが難しい。めあてを明確にもって 活動できるようにしていくことが課題である。 ○学習の課題を明確にし、観察や実験に取り組ませる。めあて黒板 を活用し、本時のめあてを授業の始めと終わりに確認する。 ○活動を通して学んだことを明確にするため、板書にわかりやすく まとめ、それをノートに確実に書き写すことができるようにして 科 いく。 ・チームでの活動の中で、協力して取り組もうという姿勢が弱い。 ○個々の動きだけでなく、チームとしてどのように動くとよいのか 体 チームで協力し、勝つためにどうしたらよいのかを考えられる を指導する。指導をもとに、チームでの動きを考える時間を設け、 ようにしていくことが課題である。 実践し、どのような結果が得られたのかを発表する機会を設定す 育 る。 ・資料の内容を身近な出来事や自分に引き寄せて考えることが難 ・導入部分で自分の生活を振り返る発問をし、多くの児童の発言を 道 しい。 促す。それらの意見を展開の後段で活用し、資料とのつながりを もたせる。 徳 ・中心発問についてワークシートを活用し、自分の考えをまとめ、 記入する時間を設ける。 ・話を聞く姿勢が定まっておらず、集中して話が聞くことができ ・合言葉を決めることで話を聞く姿勢を学級全体で共有し、繰り返 学 ないため、次の活動に入るまでに時間がかかる。 級 経 営 し声をかけ定着を図る。今何をすべきかがわかるよう、指示や説 明について短く端的に伝える。 ・授業と休み時間の切り替えが苦手である。意識して行動する児 ・教室に時間割を掲示し、時計と時間割を照らし合わせながら見る 童は増えてきた一方、自分のやりたいことを優先してしまう児 習慣をつける。学級全体に関わることを優先して取り組むことを 童も見られる。 学級のルールとし、それが達成できるよう声かけをしていく。
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