実践レポート 高豊中学校 1 テーマ 「比例・反比例における数学シミュレーションの活用」 2 単元名 1年 「変化のきまりを探ろう」 3 使用機器 大型テレビ,パソコン,WEB アプリケーション「数学シミュレーション」 4 ねらいと方法 (1)実践のねらい ・反比例のグラフが双曲線になることを理解することができる。 ・グラフのかき方を理解することができる。 (2)実践の方法 ・大型テレビとパソコンをつなぎ,数学シミュレーションの画面を映し出す。 ・x の値を0.1ずつ区切り,細かくグラフ上に点を取っていく。 5 実践 6 本時では,y= のグラフをかくことを行った。まず x は,x の値が-6から6までの表を作成し,x と y の対 応するところに点を取った。このとき,数学シミュレー ションを利用し,画面上でも同様に点を取っていった。 数字を入力すると,グラフ上に点を取ってくれる。低位 の生徒もそれを見ながら,グラフに点を取ることができ た様子であった。 そして, 「このグラフはどのような形になるのかと問いかけた。そうすると, 「曲線になる」, 「点と 点を直線で 結ぶ」という反応があった。 x の値が小数の場合まで,点を取ることは時間がかかってしまう。そこで,数学シミュレーションを 利用し,x の値が小数となる場合も確認していった。点をたくさん取り,曲線になることを確認してい った。また,負の数の場合も同様に行い,反比例のグラフが双曲線になるということを確認した。 6 成果と課題 反比例のグラフが曲線になるということは,整数の部分に点を取るだけでだいたいの人が分かる。 しかし,低位の生徒の中には曲線になることが分からない生徒もいる。そこで,数学シミュレーショ ンを利用して,細かく点を取り,曲線になることを確認することは有効である。 また,比例・反比例の授業を行うときにグラフ黒板を利用しているが,グラフを書くのに時間がか かってしまう。そこで,OHC を活用し,紙面をグラフに映し出すことを行っていきたいと考えている。 授業の効率化を図るためにも,情報機器の活用を考えていきたい。
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