グローバル・マーケット・トピックス 2015/ 4/7 投資情報部永田尋嗣投資部門別の日本株売買状況（2015年3月）  信託銀行は1,226億円の売り越しで、2014年4月以来の売り越しに転じた。個人投資家は2ヵ月連続の売り越しで、売り越し額は1,063億円。海外投資家は2ヵ月連続の買い越しで、買い越し額は5,306億円  現物および先物を併せた海外投資家の売買状況は66億円の小幅買い越し。海外勢が国内機関投資家の先回り売りに動いた可能性も信託銀行および個人投資家は売り越し、海外投資家は買い越し東京証券取引所が発表した2015年3月の投資部門別の株式売買状況によると、公的年金等の売買動向を反映する信託銀行は1,226億円の売り越しと、2014年4月以来の売り越しに転じた。個人投資家は2ヵ月連続の売り越し。もっとも、売り越し額は1,063億円と2月（1兆 6,529億円の売り越し）から大幅に縮小した。海外投資家は2ヵ月連続の買い越しで、買い越し額は5,306億円であった。 2015年3月の日経平均株価は前月比409円（同2.2%）上昇と、3ヵ月連続で上昇した。公的年金等が買いを手控えたものの、個人投資家の売りが一巡かつ配当等の権利狙いの買いが入ったこと、海外資金の流入等が日本株の堅調推移につながったと考えられよう。投資部門別の株式売買状況（東証・名証1 ・ 2 部等） 2014/10 2014/11 2014/12 2015/1 ▲ 8,426 9,715 ▲ 9,316 ▲ 2,252 8,703 ▲ 9,250 10,808 2,346 11,050 ▲ 353 10,991 7,626 法人 2,101 ▲ 2,089 2,014 432 投資信託 1,041 2,926 2,109 1,619 事業法人 186 ▲ 2,428 1,248 309 その他法人等 7,721 1,239 5,619 5,266 金融機関 ▲ 16 ▲ 693 ▲ 230 ▲ 323 生保・損保 112 ▲ 307 ▲ 317 180 都銀・地銀等 7,598 2,302 6,039 5,262 信託銀行 28 ▲ 63 126 146 その他金融機関 1,380 ▲ 19,837 ▲ 1,959 3,522 個人 ▲ 3,774 12,586 1,976 ▲ 8,932 海外投資家 48 ▲ 1,646 ▲ 200 130 証券会社 +1.5 +6.4 ▲0.1 +1.3 日経平均株価の騰落率（ % ）（注1）集計対象は資本金の額が30億円以上の取引参加者（注2）内国普通株式を対象とし、優先株式等を含まない。立会外取引を含む（注3）売買状況の▲は売り越しを示す（注4）日経平均株価の騰落率は前月比出所：東京証券取引所の資料およびブルームバーグのデータよりみずほ証券作成（単位：億円）自己委託この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 1 2015/2 15,524 ▲ 14,108 1,492 ▲ 1,120 631 135 1,846 ▲ 822 ▲ 275 2,809 134 ▲ 16,529 2,015 ▲ 1,086 +6.4 2015/3 ▲ 311 718 ▲ 3,194 ▲ 1,255 ▲8 308 ▲ 2,239 ▲ 1,043 ▲ 157 ▲ 1,226 187 ▲ 1,063 5,306 ▲ 330 +2.2 2015/4/7 グローバル・マーケット・トピックス海外投資家、現物株・先物を小幅買い越し海外投資家の売買状況について株価指数先物も併せてみていきたい。3月の株価指数先物の売買状況は5,240億円の売り越しと、再び売り越しに転じた。3月の現物株売買状況（5,306億円の買い越し）と合計すると66億円の小幅買い越しにとどまる。海外投資家の現物株および先物の売買状況（委託） 2014/10 2014/11 2014/12 2015/1 2015/2 ▲ 16,837 30,471 ▲ 13,016 ▲ 12,687 26,055 現物・先物合計 ▲ 3,774 12,586 1,976 ▲ 8,932 2,015 現物株 ▲ 13,062 17,884 ▲ 14,992 ▲ 3,754 24,041 株価指数先物 ▲ 6,784 6,393 ▲ 10,486 ▲ 926 6,576 日経2 2 5 ラージ ▲ 2,087 723 ▲ 1,210 555 2,574 日経2 2 5 ミニ ▲ 4,237 9,788 ▲ 3,914 ▲ 3,267 14,707 TO P I X ラージ 46 63 23 ▲ 22 77 TO P I X ミニ 918 596 ▲ 95 106 JP X 日経4 0 0 － +1.5 +6.4 ▲0.1 +1.3 +6.4 日経平均株価の騰落率(% ) （注1）集計対象は資本金の額が30億円以上の取引参加者（注2）現物株は内国普通株式を対象とし、優先株式等を含まない。立会外取引を含む（注3）売買状況の▲は売り越しを示す（注4）JPX日経インデックス400先物は2014/11/25から取引を開始（注5）日経平均株価の騰落率は前月比出所：東京証券取引所および大阪取引所の資料、ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成（単位：億円）海外勢が先回りの売りに動いた可能性も 2015/3 66 5,306 ▲ 5,240 ▲ 3,973 ▲ 1,411 18 126 298 +2.2 もっとも、週次ベースでみると、海外投資家の現物・先物売りは3月第4週（3/23～ 27）に集中している。3月第4週の日経平均株価は前週比274円安（同1.4%安）と、 7週ぶりの下落に転じた。国内の機関投資家等が、新年度明けに利益確定に動くのではないかとの懸念がくすぶるなか、海外投資家が先回りの売りに動いた可能性もあろう。海外投資家の現物株および先物の売買状況（委託） 2月第 3週 2月第 4週 3月第 1週 3月第 2週 3月第 3週 11,327 7,420 1,076 3,129 ▲ 821 現物・先物合計 1,538 2,682 2,100 3,062 1,334 現物株 9,789 4,738 ▲ 1,025 67 ▲ 2,155 株価指数先物 2,802 2,571 ▲ 953 ▲ 1,072 ▲ 2,068 日経 225ラージ 510 ▲ 507 273 146 ▲ 896 日経 225ミニ 6,330 2,717 ▲ 384 883 778 TOPIXラージ 43 ▲2 ▲7 ▲ 11 ▲ 55 TOPIXミニ 103 ▲ 41 46 121 85 JPX日経 400 +2.3 +2.5 +0.9 +1.5 +1.6 日経平均株価の騰落率 (%) （注1）集計対象は資本金の額が30億円以上の取引参加者（注2）現物株は内国普通株式を対象とし、優先株式等を含まない。立会外取引を含む（注3）売買状況の▲は売り越しを示す（注4）日経平均株価の騰落率は前週比出所：東京証券取引所および大阪取引所の資料、ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成（単位：億円） 3月第 4週 ▲ 3,273 ▲ 1,191 ▲ 2,082 120 ▲ 934 ▲ 1,259 ▲ 54 46 ▲1.4 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 2 2015/4/7 グローバル・マーケット・トピックス金融商品取引法に係る重要事項 ■国内株式のリスクリスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むことがあり、損失を被ることがあります。 ■国内株式の手数料等諸費用について ○国内株式の売買取引には、約定代金に対して最大 1.134％（税込み）、最低 2,700 円（税込み）の委託手数料をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が 2,700 円未満の場合には、約定代金に 97.2％（税込み）を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。 ○株式を募集等により購入する場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。 ○保護預かり口座管理料は無料です。 ■外国株式のリスク ○外国株式投資にあたっては、株価変動リスク、発行者の信用リスク、為替変動リスク（平価切り下げ等も含む）、国や地域の経済情勢等のカントリーリスクがあります。それぞれの状況悪化等により投資元本を割り込むことがあり、損失を被ることがあります。 ○現地の税法、会計基準、証券取引に関連する法令諸規則の変更により、当該証券の価格に大きな影響を与えることがあります。 ○各国の取引ルールの違いにより、取引開始前にご注文されても、始値で約定されない場合や、ご注文内容が当該証券の高値、安値の範囲であっても約定されない場合があります。 ○外国株式において有償増資等が行われた場合は、外国証券取引口座約款の内容に基づき、原則権利を売却してお客さまの口座に売却代金を支払うことになります。ただし、権利売却市場が存在しない場合や売却市場があっても当該証券の流動性が低い場合等は、権利売却ができないことがあります。また、権利が発生しても本邦投資家が取り扱いできないことがあります。 ○外国株式の銘柄（国内取引所上場銘柄および国内非上場公募銘柄等を除く）については、わが国の金融商品取引法に基づいた発行者開示は行われていません。 ■外国株式の手数料等諸費用について ○外国委託取引国内取次手数料と現地でかかる手数料および諸費用の両方が必要となります。現地でかかる手数料および諸費用の額は金融商品取引所によって異なりますので、その金額をあらかじめ記載することはできません。詳細は当社の担当者までお問い合わせください。国内取次手数料は、約定代金 30 万円超の場合、約定代金に対して最大 1.08％＋2,700 円（税込み）、約定代金 55,000 円超 30 万円以下の場合、一律 5,940 円（税込み）、約定代金 55,000 円以下の場合、約定代金に対して一律 10.8％（税込み）の手数料をご負担いただきます。 ○国内店頭(仕切り)取引お客さまの購入単価および売却単価を当社が提示します。単価には手数料相当額が含まれていますので別途手数料および諸費用はかかりません。 ○国内委託取引当社の国内株式手数料に準じます。約定代金に対して最大 1.134％（税込み）、最低 2,700 円（税込み）の委託手数料をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が 2,700 円未満の場合には、約定代金に 97.2％（税込み）を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。 ○外国証券取引口座外国証券取引口座を開設されていないお客さまは、外国証券取引口座の開設が必要となります。外国証券取引口座管理料は無料です。外貨建商品等の売買等にあたり、円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した為替レートによるものとします。商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書またはお客さま向け資料等をよくお読みください。商号等：みずほ証券株式会社金融商品取引業者関東財務局長（金商）第 94 号加入協会：日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会広告審査番号： MG5690-150407-13 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 3