2015/ グローバル・マーケット・ トピックス 4/7 投資情報部 永田 尋嗣 2015年1-3月期の米企業業績見通し 4/2時点、米主要500社の2015年1-3月期の業績予想は前年同期比2.8%減益。エネルギー セクターの大幅減益が響く見通し。15年通年では前年比1.7%増益見通し 一般消費財セクターは2015年・16年とも2ケタ増益予想。ガソリン安やドル高が追い風になる と期待 2015年1-3月期は前 年同期比2.8%減益 予想 4月8日の素材大手の決算発表を皮切りに、米国企業の2015年1-3月期の決算発 表が本格化する。トムソン・ロイターが4月2日時点で集計したデータによると、15年 1-3月期の米主要500社の業績予想は前年同期比2.8%減益。10業種中5業種で 減益となり、特にエネルギーセクターの大幅減益が響く見通し。同セクターが S&P500指数に占めるウエートは8%程度に過ぎないものの、6割超の減益が見込 まれている。 2015年通年では、主要500社の業績予想は前年比1.7%増益。ドル高の影響が懸 念されるほか、エネルギーセクターの同56.6%減益が重しとなる見通し。ただ、情報 技術(IT)や金融、ヘルスケアといったS&P500指数に占めるウエートの高い業種の 業績堅調が期待される。 米S&P500業種別の指数ウエ ー ト と利益伸び 率見通し(4月2日時点) 指数 ウエ ー ト (%) 2015年 1-3月期 (前年同期比、%) ▲ 2.8 2015年 通年 (前年比、%) 1.7 2016年 通年 (前年比、%) S&P500指数 100.0 12.8 情報技術 19.6 4.4 6.0 11.9 金融 16.3 10.9 16.1 10.5 ヘルスケア 14.8 7.2 7.7 12.8 一般消費財 12.7 7.0 11.1 15.1 資本財 10.3 7.5 9.8 8.6 生活必需品 9.8 ▲ 0.6 1.9 9.0 エ ネルギ ー 8.1 ▲ 63.6 ▲ 56.6 46.1 素材 3.2 ▲ 2.7 2.3 20.3 公益 3.1 ▲ 6.6 0.9 4.1 通信 2.3 ▲ 0.9 4.6 5.0 (注)指数ウエートは四捨五入で表示しているため、合計が100%にならない 出所:トムソン・ロイターの資料およびブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随 時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 1 2015/4/7 グローバル・マーケット・トピックス 一般消費財セクター に注目 一般消費財セクターに注目すると、2015年・16年ともに2ケタ増益が見込まれてい る。ガソリン安やドル高にともなう輸入品の価格下落等が追い風となろう。4月2日時 点の S&P 業 種別株 価指 数の年初 来 騰落率を み ると、一般 消費財 セク ターは +4.9%。S&P500指数(+0.4%)を大きく上回り、ヘルスケア(+5.1%)に次ぐ上昇率 となっている。 一般消費財セクターの株価が好調であった背景には、雇用拡大への期待感もあっ たとみられる。ただ、4月3日に公表された米3月非農業部門雇用者数は前月比 12.6万人増と、市場予想(同24.5万人増、ブルームバーグ)を大きく下回り、過去 2ヵ月分の数値が下方修正された。もっとも、非農業部門雇用者数はブレの大きい 指標である。雇用の改善トレンドが変調をきたしていたかどうかを判断するために も、4月(5月8日公表予定)以降の結果もみる必要があろう。 米無鉛レギ ュ ラ ー ガソ リン価格 (1ガロン=ドル) (日次:2014/1/1~2015/4/4) 4.5 4.0 3.696ドル(2014/4/26時点) 3.5 3.0 2.5 2.391 2.0 1.5 14/1 14/4 14/7 14/10 15/1 15/4 (年/月) (注)1ガロン=約3.8リットル 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 米S&P500業種別株価指数の年初来騰落率(4月2日時点) 5.1 ヘルスケア 4.9 一般消費財 2.0 通信 1.1 生活必需品 0.6 素材 0.4 S&P500 ▲ 0.3 情報技術 資本財・サービス ▲ 2.1 金融 ▲ 2.1 ▲ 3.2 エネルギー 公益 ▲8 ▲ 5.7 ▲6 ▲4 ▲2 0 2 4 6 (%) 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随 時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 2 2015/4/7 グローバル・マーケット・トピックス 金融商品取引法に係る重要事項 ■国内株式のリスク リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。株価の下落や発行者の信用状況の悪化 等により、投資元本を割り込むことがあり、損失を被ることがあります。 ■国内株式の手数料等諸費用について ○国内株式の売買取引には、約定代金に対して最大 1.134%(税込み)、最低 2,700 円(税込み)の委託手数料 をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が 2,700 円未満の場合には、約定代金に 97.2%(税 込み)を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。 ○株式を募集等により購入する場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。 ○保護預かり口座管理料は無料です。 ■外国株式のリスク ○外国株式投資にあたっては、株価変動リスク、発行者の信用リスク、為替変動リスク(平価切り下げ等も含 む)、国や地域の経済情勢等のカントリーリスクがあります。それぞれの状況悪化等により投資元本を割り込 むことがあり、損失を被ることがあります。 ○現地の税法、会計基準、証券取引に関連する法令諸規則の変更により、当該証券の価格に大きな影響を与 えることがあります。 ○各国の取引ルールの違いにより、取引開始前にご注文されても、始値で約定されない場合や、ご注文内容が 当該証券の高値、安値の範囲であっても約定されない場合があります。 ○外国株式において有償増資等が行われた場合は、外国証券取引口座約款の内容に基づき、原則権利を売 却してお客さまの口座に売却代金を支払うことになります。ただし、権利売却市場が存在しない場合や売却市 場があっても当該証券の流動性が低い場合等は、権利売却ができないことがあります。また、権利が発生し ても本邦投資家が取り扱いできないことがあります。 ○外国株式の銘柄(国内取引所上場銘柄および国内非上場公募銘柄等を除く)については、わが国の金融商 品取引法に基づいた発行者開示は行われていません。 ■外国株式の手数料等諸費用について ○外国委託取引 国内取次手数料と現地でかかる手数料および諸費用の両方が必要となります。現地でかかる手数料および 諸費用の額は金融商品取引所によって異なりますので、その金額をあらかじめ記載することはできません。詳 細は当社の担当者までお問い合わせください。国内取次手数料は、約定代金 30 万円超の場合、約定代金に 対して最大 1.08%+2,700 円(税込み)、約定代金 55,000 円超 30 万円以下の場合、一律 5,940 円(税込み)、 約定代金 55,000 円以下の場合、約定代金に対して一律 10.8%(税込み)の手数料をご負担いただきます。 ○国内店頭(仕切り)取引 お客さまの購入単価および売却単価を当社が提示します。単価には手数料相当額が含まれていますので別 途手数料および諸費用はかかりません。 ○国内委託取引 当社の国内株式手数料に準じます。約定代金に対して最大 1.134%(税込み)、最低 2,700 円(税込み)の委託 手数料をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が 2,700 円未満の場合には、約定代金に 97.2%(税込み)を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。 ○外国証券取引口座 外国証券取引口座を開設されていないお客さまは、外国証券取引口座の開設が必要となります。外国証券取 引口座管理料は無料です。 外貨建商品等の売買等にあたり、円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決 定した為替レートによるものとします。 商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書または お客さま向け資料等をよくお読みください。 商 号 等 : みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 94 号 加入協会 : 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 広告審査番号 : MG5690-150407-04 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随 時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 3
© Copyright 2024 ExpyDoc