中国_住宅市場 (PDF/424KB)

2016/
グローバル・マクロ・
トピックス
2/26
投資情報部
シニアエコノミスト
吉川 健治
中国:住宅市場の改善が一服、在庫が積み上がり
 最新の住宅関連指標をみると、住宅市場の改善に一服感がみられる。住宅販売面積の前年
同月比伸び率が15年8月ごろまで上伸したが、その後鈍化基調にある。一方、新築住宅価格
は住宅販売面積とマネーサプライM2の動きに4ヵ月程度遅行し改善している。ただし、70大中
都市の新築住宅価格の騰落率別都市数(前月比)をみると、上昇の都市数が15年の9月と12
月に39にまで増加した後、16年1月には38と一服感がみられる。今後の不動産市場について
は、不動産在庫が過去3年間の平均月販売面積の約60ヵ月分に相当する厳しい状況にある
ため、短中期的に不動産開発投資は低調な動きが続こう。
新築住宅価格は 前
月比で、上昇の都市
数の改善が一服
最新の住宅関連指標をみると、住宅市場の改善に一服感がみられる。2014年9
月の不動産政策の緩和転換(住宅購入制限や融資規制の緩和)や15年3月のさら
なる緩和(2軒目住宅ローンの頭金比率引き下げ等)、金融緩和への政策調整、等
を背景に、住宅販売面積の前年同月比伸び率が15年8月ごろまで上伸したが、そ
の後鈍化基調にある。
一方、新築住宅価格は住宅販売面積とマネーサプライM2の動きに4ヵ月程度遅
行し改善している。M2が15年7月以降、前年同月比で政府目標(前年比+12%)を上
回って推移、16年1月の貸出増加額が前年同期比+72.7%、M2が前年同月比+14.0%
と上伸、住宅市場を支援する動きがみられる。ただし、金融リスク防止・解消が16年
経済工作の主要任務の1つであり、緩和の政策調整には限界があろう。なお、70大
中都市の新築住宅価格の騰落率別都市数(前月比)をみると、上昇の都市数が15
年の9月と12月に39にまで増加した後、16年1月には38と一服感がみられる。
中国70大中都市の新築住宅価格騰落率別都市数
(月次:2011/1~2016/1)
(都市数)
70
60
下落
50
40
横ばい
30
上昇
20
10
0
11
12
13
14
15
(注)前月比の騰落率別都市数
出所:中国国家統計局資料、CEICデータよりみずほ証券作成
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全
性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随
時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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(年)
2016/2/26
グローバル・マクロ・トピックス
不動産在庫5年分を
抱え、短中期的に不
動産開発投資は
低調な動きが続こう
今後の不動産市場については、人民日報の報道によると、不動産在庫が過去3
年間の平均月販売面積の約60ヵ月分に相当する厳しい状況にあるため、短中期的
に不動産開発投資は低調な動きが続こう。
2015年12月開催の中央経済工作会議では16年経済工作の5大任務の1つとし
て、不動産在庫の解消が掲げられ、中国経済にマイナスに作用しよう。なお、等級
都市別新築住宅価格(前年同月比)では、北京、上海、深セン、広州の1級都市の
住宅価格の上昇率が堅調に推移しているが、2級都市の一部や3級都市以下では
住宅在庫の積み上がり等により価格の回復力が弱い等、二極化の動きがみられる。
中国の不動産在庫事情(2015年)
①在庫面積
(億㎡)
②過去3年の月平 ①を②で割っ
均販売面積(億㎡) た在庫月数
竣工済みの
未販売面積
建設中の未
販売面積
着工待ちの
面積
48.00
8.50
8.06
合計
63.46
60.17
6.96
6.60
45.51
1.05
(注)在庫面積は2015年11月末、販売面積は2013~15年の月平均値
出所:人民日報資料、中国国家統計局資料よりみずほ証券作成
中国の2016年経済工作(中央経済工作会議:2015年12月開催)
強調内容
総需要の適度な拡大と供給サイドの構造改革の強化、等
5大任務
1 過剰設備の解消
2 企業コストの引き下げ
3 不動産在庫の解消
4 不足分の補完
5 金融リスクの防止・解消
マクロ政策
財政政策 「積極的」な財政政策を強化する
金融政策 「穏健」を維持しながらも、柔軟で適度な政策調整を図る
出所:人民日報資料よりみずほ証券作成
中国の等級都市別新築住宅価格(前年同月比)
(%)
(月次:2011/1~2016/1)
30
25
1級都市
20
2級都市
3級都市
15
10
5
0
▲5
▲ 10
11
12
13
14
15
16 (年)
( 注1)等級都市別新築住宅価格伸び率は前月比単純平均値
(注2)1級都市は北京、上海等4都市、2級都市は南京、武漢等10都市、3級都市は銀川、洛陽等7都市
出所:中国国家統計局資料、CEICデータよりみずほ証券作成
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全
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グローバル・マクロ・トピックス
金融商品取引法に係る重要事項
■国内株式のリスク
リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。株価の下落や発行者の信用状況の悪化
等により、投資元本を割り込むことがあり、損失を被ることがあります。
■国内株式の手数料等諸費用について
○国内株式の売買取引には、約定代金に対して最大 1.134%(税込み)、最低 2,700 円(税込み)の委託手数料
をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が 2,700 円未満の場合には、約定代金に 97.2%(税
込み)を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。
○株式を募集等により購入する場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。
○保護預かり口座管理料は無料です。
■外国株式のリスク
○外国株式投資にあたっては、株価変動リスク、発行者の信用リスク、為替変動リスク(平価切り下げ等も含
む)、国や地域の経済情勢等のカントリーリスクがあります。それぞれの状況悪化等により投資元本を割り込
むことがあり、損失を被ることがあります。
○現地の税法、会計基準、証券取引に関連する法令諸規則の変更により、当該証券の価格に大きな影響を与
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○各国の取引ルールの違いにより、取引開始前にご注文されても、始値で約定されない場合や、ご注文内容が
当該証券の高値、安値の範囲であっても約定されない場合があります。
○外国株式において有償増資等が行われた場合は、外国証券取引口座約款の内容に基づき、原則権利を売
却してお客さまの口座に売却代金を支払うことになります。ただし、権利売却市場が存在しない場合や売却市
場があっても当該証券の流動性が低い場合等は、権利売却ができないことがあります。また、権利が発生し
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■外国株式の手数料等諸費用について
○外国委託取引
国内取次手数料と現地でかかる手数料および諸費用の両方が必要となります。現地でかかる手数料および
諸費用の額は金融商品取引所によって異なりますので、その金額をあらかじめ記載することはできません。
詳細は当社の担当者までお問い合わせください。国内取次手数料は、約定代金 30 万円超の場合、約定代金
に対して最大 1.08%+2,700 円(税込み)、約定代金 55,000 円超 30 万円以下の場合、一律 5,940 円(税込み)、
約定代金 55,000 円以下の場合、約定代金に対して一律 10.8%(税込み)の手数料をご負担いただきます。
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お客さまの購入単価および売却単価を当社が提示します。単価には手数料相当額が含まれていますので別
途手数料および諸費用はかかりません。
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定した為替レートによるものとします。
商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書または
お客さま向け資料等をよくお読みください。
商 号 等 : みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 94 号
加入協会 : 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
広告審査番号 : MG5690-160226-13
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