家族社会学 - 神戸医療福祉大学

2015 SYLLABUS
科
目
名
家族社会学
対象学年・学科
開講時期
単位
担当教員
担当形態
3 年社会福祉学科
前期
2
兼子 一
単独
■到達目標■
1.家族を論じる上で重要な基本用語を理解し、それらの用語を使って家族を説明できるようになる。
2.家族を論じる上で重要な分析概念や統計データについて理解し、それらを利用できるようになる。
3.結婚、子育て、介護、相続、墓、離婚、再婚などの問題から家族の多様性を理解できるようになる。
■授業概要■
「家族」は人を形成する基礎的な集団である。同時に、その姿は時と場所の違いに応じて多様である。そのため、
現在主流である「核家族」に限らない多様な家族のあり方を学習する。特に授業後半では、テキストに掲載され
たデータを中心に、現代日本社会で家族がかかえる多様な問題を検証する。
■授業計画■
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
ガイダンス ―家族とは何か―
家族とは何か ―その定義と現状―
家族のとらえ方① ―家族類型―
家族のとらえ方② ―世帯類型―
家族分析の手がかり① ―近代家族論―
家族分析の手がかり② ―家族周期論―
家族分析の手がかり③ ―ライフコース―
家族分析の手がかり④ ―構造と機能―
家族分析の基礎知識① ―暮らし向きと規模―
家族分析の基礎知識② ―結婚と出産―
家族分析の基礎知識③ ―夫婦と子育て―
家族分析の基礎知識④ ―高齢者と家族―
家族分析の基礎知識⑤ ―離婚と再婚―
家族分析の基礎知識⑥ ―問題をかかえる家族―
まとめ ―日本型家族の将来を考える―
■授業の方法・メッセージ■
講義形式につき、指定テキスト・筆記用具が必要。資料を配布する場合がある。前年度までに「社会学」また
は、
「社会学Ⅰ」を履修しておくこと。6 回以上欠席した者は評価の対象としない。出席していても、授業には参
加していない状態の者、授業を妨害する者、受講マナーを守れない者は評価の対象としない。
■授業時間外の学習■
毎授業時に受講者によるテキストの朗読を実施。その内容についてコメントをもらう。そのため授業時に指定す
る学習範囲を必ず予習・復習する。随時、教員から意見を求める質問やノート・レポート提出の請求があるので、
15 回の講義に対し、予習・復習の規定時間計 45〜60 時間を計画的に使い対応すること。
■評価の方法■
レポート(1200 字 6 回×10 点)60%、授業に取り組む態度(特に朗読と質問へのコメント)40%
■テキスト■
【書 名】
【著 者】
【出版社】
【価 格】
新版 データで読む家族問題(NHKブックス No.1125)
湯沢雍彦・宮本みち子
NHK出版
1,156 円
神戸医療福祉大学