〔週〕ARI 週間投資レポート

審査済A
《審査番号A15- 807
(平成27年4月10日)
(20150413 号)
》
週間投資レポート
15年振りの日経平均2万円回復で、短期調整も視野に…!?
≪フォーカス≫
米国の3月雇用統計が大幅に下振れ、米景気の回復基調は想定よりも緩やかだという見方が強まり、市場
では第2四半期の利上げの可能性がほぼ無くなり、年後半に後ずれするというのが大勢となった。これを受
けて米国株は反転したが、一方では景気の弱さとともに企業業績に不安が生じている。今週は第1四半期決
算が本格化してくるが、業績下振れに対する潜在的なリスクが増しているとも言える。
また、17~19 日には、IMF・世界銀行春季総会が開催されるが、7日に発表した世界経済見通しの分析編
では先進国、新興国ともに今後5年間の潜在成長率が低迷するとしており、本編が厳しい内容になる可能性
がある。なお、IMF・世界銀行が厳しい見通しを公表する裏には各国政府に対して金融政策に頼らない成長
政策を実行することを促す意図もあると見られ、やたらと悲観的に受け止めることはないと思われるが、今
後、日本も含めて各国の経済政策の内容や進捗状況には留意する必要があろう。
さて、日本市場は 15 年ぶりに、日経平均が2万円の大台乗を回復した。足下では、消費やサービスを中心
とする2月期決算企業の決算発表が続いている。好調企業と不調企業の明暗が分かれているが、今年度に
ついては増収増益を見込む企業が多い。ただ、会社計画の前提にはやや甘めと見られる部分もあり、額面
通りに受け取るにはリスクがありそうだ。今後の消費者心理の動向が重要なカギになろう。
今月最終週から本格化する3月期決算企業の今年度見通しがどうなるかが、株価の先行きを見る上で注
目される。特に、世界需要の影響を受ける企業ほど慎重になりそうなだけに、例年通り、利益確定に伴う短
期調整も考えられる。しかし、世界の投資家の間では日本株が一番人気であることは忘れずに…。 (石飛)
《経済・産業スケジュール》
国内主要経済指標等
海外主要経済指標等
3月マネーストック
3月企業物価指数
2月機械受注
13(月)
日銀金融政策決定会合議事要旨(3月16・17日開催分)
日銀支店長会議
4月日銀地域経済報告(さくらレポート)
5年国債入札
14(火)
黒田日銀総裁が信託大会で挨拶
OECDが対日経済審査報告書を公表
15(水)
3月首都圏・近畿圏マンション市場動向
16(木) 20年国債入札
3月消費動向調査
《新規上場》
17(金)
海帆
中国3月貿易収支
インドネシア中央銀行金融政策決定会合
米3月小売売上高
米3月卸売物価指数
米2月企業在庫
休場:インド、タイ
中国3月小売売上高
中国1-3月期国内総生産(GDP)
欧州中央銀行(ECB)理事会
ドラギECB総裁記者会見
米4月ニューヨーク連銀景気指数
米3月鉱工業生産・設備稼働率
米4月全米住宅建設業協会(NAHB)住宅市場指数
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
20カ国・地域(G20)財務相・中銀総裁会議(~17日ワシントン)
米3月住宅着工件数、建設許可件数
米4月フィラデルフィア連銀景気指数
IMF・世界銀行の春季総会(~19日)
米3月消費者物価指数
米4月ミシガン大学消費者信頼感指数
米3月景気先行指数
エース経済研究所
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週間投資レポート(20150413 号)
≪Imadas 100 社ポジション≫
予約(カイ)・カイ・判断(カイ)ゾーンの銘柄数は先週の 31 社から 70 社となり、カイ優勢の状態に
転換した。日経平均も 3 月 23 日の高値を上回ったことや短期テクニカル指標が上昇に転じたこ
とで先高感が強まっている。一方、STC80%以上の銘柄は 40 社にのぼり、これをマーケットの縮
図として当てはめると上値の重い動きとなることも予想されよう。
( イ マ ダ ス )
Imadas(株価天気図)による
Imadas
《②判断(カイ) ゾーン》
《①調整ゾーン》
人
気
度
・
大
衆
心
理
の
推
移
100社ポジション
(データ日
週中間値 )
4/9
《④判断(ウリ) ゾーン》
《③過熱ゾーン》
《判断ゾーン》
追撃カイや
追撃ウリ、
STC(fast)
もしくは見送り
など個別の
判断を要する
STC(slow)
●
●
●
●
●
●
週ベース
週ベース
4月9日 終値ベース
NYダウ・ナスダック
指
標
日経平均
指
標
為替(円/ドルレート)
A〔予約(カイ)〕
A〔カ イ〕
(0社)
(1社)
B〔カ イ〕
《20~80%でのGクロス銘柄》
(1社)
B〔予約(カイ) 〕
《20~80%でFast上向き転換》
(6社)
8028 Fマート
TDK
川 重
丸 紅
国際帝石
デンソー
清水建
《かつ13週移動が上向き》
《かつ13週移動が上向き》
60%
40%
20%
8750
5232
7259
7974
7731
1802
6367
6594
4902
2121
7269
7832
9984
6753
6301
3765
7270
A〔予約(ウリ)〕
(63社)
6305 日立建
6762
7012
8002
1605
6902
1803
〔判断(カイ)〕
第一生命
住阪セメ
アイシン精
任天堂
ニコン
大林組
ダイキン
日電産
コニカミノルタ
ミクシィ
スズキ
バンナムHD
ソフトバンク
シャープ
コマツ
ガンホー
富士重
9843
1570
9735
7751
5201
6758
4755
5108
4901
9983
6702
8267
2802
3405
6971
6302
1925
8830
8801
6952
6976
6954
6981
8697
8591
7267
6988
8802
8306
6752
7201
9437
5333
9433
6506
4503
9020
4523
4689
1812
8604
6098
7752
6503
5802
6701
ニトリHD
日経レバ
セコム
キヤノン
旭硝子
ソニー
楽 天
ブリヂストン
富士フイルム
ファーストリテイ
富士通
イオン
味の素
クラレ
京セラ
住友重
大和ハウス
住友不
三井不
カシオ
太陽誘電
ファナック
村田製
JPX
オリックス
ホンダ
日東電
菱地所
三菱UFJ
パナソニック
日産自
NTTドコモ
ガイシ
KDDI
安川電
アステラス薬
JR東日本
エーザイ
ヤフー
鹿 島
野村HD
リクルートHD
リコー
三菱電
住友電
NEC
A〔ウ リ〕
(1社)
〔判断(ウリ)〕
(0社)
8058 三菱商
B〔ウ リ〕
《80~20%でのDクロス銘柄》
(1社)
《80~20%でFast下向き転換》
(2社)
6501 日 立
B〔予約(ウリ) 〕
7011 三菱重
6502 東 芝
《かつ13週移動が下向き》
(26社)
7203
8316
4114
6135
8411
4502
3402
8113
9104
8031
6963
6479
6857
トヨタ
三井住友
日触媒
牧野フ
みずほ
武 田
東 レ
ユニチャーム
商船三井
三井物
ローム
ミネベア
アドバンテ
5401
3436
7733
5411
5713
9101
4004
4063
5233
1801
新日鉄住
SUMCO
オリンパス
JFEHD
住友鉱
郵 船
昭電工
信越化
太平洋セメ
大成建
STC高
60%
40%
《かつ13週移動が下向き》
8035 東エレク
7013 IHI
20%
7261 マツダ
80%
STC低
【注意喚起】
なし
【ファイナンス】
なし
(注)B〔カイ〕発信銘柄の条件は修STC20~80%でGクロスかつ13週移動平均が上向き
(注)B〔ウリ〕発信銘柄の条件は修STC80~20%でDクロスかつ13週移動平均が下向き
◇
Imadas(株価天気図)による注目銘柄
B〔予約(カイ)〕
TDK(6762) A〔カイ〕 日立建(6305) 〔判断(カイ)〕リクルート(6098)
エース経済研究所
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週間投資レポート(20150413 号)
≪アナリストの注目銘柄≫
東洋電機製造(東1:6505)
15/5期
(予想)
前期比
(株価4月6日 442円 時価総額215億円)
売上高
経常利益
当期利益
EPS
PER
400億円
21億円
12億円
25円
18倍
+14%
+102%
+86%
鉄道用電気機器、歯車が主力、産業機器も展開。
①15/5期3Q(累)は18%増収の288億円、営業利益2.6倍の9億円
と大幅増益。中国・北京地下鉄向けの納入が業績をけん引。受注は前期比1%
減の292億円。
②通期計画は据え置き。円安の進行で北京向け案件の採算が良化していることか
ら、利益計画は達成可能と会社側はコメント。滋賀県竜王町に約11億円で新
工場建設のための用地を取得。産業事業を同工場に集約することで横浜の生産
能力を増強する。
(安田)
川崎重工業 (東1:7012)
15/3期
(予想)
前期比
(株価4月6日 608円 時価総額1兆158億円)
売上高
経常利益
当期利益
EPS
PER
1.51兆円
840億円
560億円
33円
18倍
+9%
+39%
+45%
13/8月、シスメックスと設立した医療用ロボットの㈱メディカロイドの事業方針説明会を開催。
①医療用ロボット市場は2014年49.8億㌦、年率30%成長で2019年に200
億㌦(介護ロボット除く)と予想。メディカロイドは産業用ロボットから診断・
治療領域に進出する国内唯一の企業。外科領域、放射線検査・治療領域、内科
領域、薬剤・検査領域に照準。
②コア事業は手術用ロボットシステムと産業用ロボットを応用して医療用に適用
するロボット。2030年に売上高1000億円を目標(最低ライン)としている。
(石飛)
平和堂 (東1:8276)
16/2期
(予想)
前期比
(株価4月6日 2950円 時価総額1727億円)
営業収益
経常利益
当期利益
EPS
PER
4410億円
159億円
91億円
165円
18倍
+5%
+4%
+8%
滋賀県を地盤とするリージョナル・チェーン、ドミナント展開に注力。
①15/2期は3%増収の4192億円、11%経常増益の153億円と上振れ、
過去最高益。生鮮や自社開発品の強化等で単体既存店+0.9%と改善。出店
5店、改装6店。
②16/2期は単体既存店±0.0%、新店7店、改装13店を計画。青果・デ
リカ・鮮魚の強化やEDLPで消費者の節約志向、質を重視した自主開発の「E-
WA」による二極化への対応を継続。中国は再来年の開店を目指して5号店の
開発を計画。 (石飛)
エース経済研究所
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週間投資レポート(20150413 号)
≪トピックスコーナー≫
『クールジャパン』で「稼ぐ」ための戦略を推進へ
アベノミクスの成長戦略で重要な『クールジャパン』は、日本のアニメやゲーム、食文化等を海外に
広め、これにより海外から日本への旅行者を増やしたりすることを目的としています。『クールジャパ
ン』として外国人に評価されている財やサービスが日本には存在しますが、これまで必ずしも十分な市
場獲得に繋げられていませんでした。そのため、「日本の魅力」を付加価値としつつ産業として発展さ
せ、海外需要の獲得(アウトバウンド)及び日本国内への海外需要の取り込み(インバウンド)につな
げる方針です。また、「日本再興戦略」では『クールジャパン』の推進などにより、訪日外国人旅行者数
を「2030年に年間3000万人超(2014年、1341万人)」とする目標を掲げており注目されています。
海外需要の獲得(アウトバウンド)
【クール・ジャパン戦略】
『日本の魅力』を海外に発信
〈グローバル戦略〉
新興国等の旺盛な海外需要を獲得し、
日本の経済成長(企業の活躍・雇用
創出)につなげる
〈訪日旅行需要〉
本物を求める観光客の訪日増、イン
バウンドに取り組む地域と連携し、
地方の経済成長につなげる
【ビジット・ジャパン戦略】
外国人旅行者の『訪日促進活動』
※各種資料を基にARI作成
海外需要の取り込み(インバウンド)
2020年までに目指す姿
世界において12兆円~17兆円 を獲得できる規模への成長を目指す
2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでとその後の展開を見据えて、地方を含め日本が『クールジャパン』で
効果的に「稼ぐ」ための戦略を推進。日本の映画やアニメ、食文化などの海外展開を後押しする戦略を6月にまとめる予
定です。東京オリンピック開催を控え、日本文化やユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」が注目を浴びる中、2
020年に世界で900兆円超と試算される関連市場をオールジャパン体制で開拓する方針で、戦略の取りまとめに向け
て関連銘柄が注目されることも予想されます。
現状の規模
主要企業の海外売上高を概算
ファッション
食(外食・食品)
コンテンツ
観光
(訪日外国人の国内消費額)
合
計
目標規模(2020年時点)
0.3兆円
2兆円
(世界シェア0.1%)
(世界シェア1.0%)
2.2兆円
4兆円
(世界シェア0.3%)
(世界シェア0.6%)
0.7兆円
2兆円
(世界シェア1.7%)
(世界シェア4.7%)
~
~
~
4兆円
世界 市場規模
(予想)
207兆円
(世界シェア1.9%)
1
6兆円
683兆円
(世界シェア0.9%)
(生鮮食品除く)
3兆円
42兆円
(世界シェア7.1%)
1
国内消費額
4.1兆円
国内消費額
0.7兆円
ファッション・
食・コンテンツ
3.2兆円
8兆円
(世界シェア0.3%)
(世界シェア0.9%)
観光も含む
4.5兆円
12兆円
~
~
13兆円
932兆円
(世界シェア1.4%)
1
17兆円
出所:経済産業省
【主な関連銘柄】
JACR(2124)、クックパッド(2193)、DENA(2432)、ぐるなび(2440)、翻訳センター(2483)、
宝HD(2531)、アダストリア(2685)、くらコーポ(2695)、大戸屋HD(2705)、ブロッコリー(2706)、
あみやき亭(2753)、フィールズ(2767)、WDI(3068)、シュッピン(3179)、BEENOS(3328)、
ワコールHD(3591)、TSIHD(3608)、CRI・MW(3698)、創通(3711)、東映アニメ(4816)、
資 生 堂 ( 4911 ) 、 マ ン ダ ム ( 4917 ) 、 コ ー セ ー ( 4922 ) 、 小 林 製 薬 ( 4967 ) 、 ベ ク ト ル ( 6058 ) 、
梅の花(7604)、バンナムHD(7832)、マーベラス(7844)、タカラトミー(7867)、ヤマハ(7951)、
TASAKI(7968)、任天堂(7974)、サンリオ(8136)、ラオックス(8202)、プロルート(8256)、
ワ イ ヤ レス ゲ ー ト ( 9419 ) 、 カ ドカ ワ ト ゙ ワ ( 9468 )、 松 竹 (9601 ) 、 東宝 ( 9602 ) 、 東 映 (9605 )、 スク エニ HD (9684 )、
カ プ コ ン ( 9697 ) 、 乃 村 工 藝 社 ( 9716 ) 、 コ ナ ミ ( 9766 )
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審査済 A
ACE Research Institute
金融商品取引法に基づく表示事項
■本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等
商号等:
加入協会:
エース証券株式会社
金融商品取引業者
近畿財務局長(金商)第 6 号
日本証券業協会
指定紛争解決機関:
特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター
■手数料等及びリスクについて
●株式の売買には、約定代金に対して最大 1.242%の手数料(約定代金が 100 万円
以下の場合、最低手数料 2,700 円)(税込み)が必要となります。●株式は、株価の変
動により、損失を生じるおそれがあります。●上場有価証券等書面の内容をよくお読み
ください。●外国株式は、為替相場の変動等により、損失を生じるおそれがあります。●非上
場債券(国債、地方債、政府保証債、社債)を当社が相手方となりお買い付けいただ
く場合は、購入対価のみお支払いいただきます。●債券は、金利水準の変動等により
価格が上下し、損失を生じるおそれがあります。●外国債券は、為替相場の変動等に
より損失を生じるおそれがあります。●商品毎(投信・外債含む)に手数料等及びリス
クは異なりますので、上場有価証券等書面、当該商品等の契約締結前交付書面や目論
見書またはお客様向け資料をよくお読みください。
エース証券及びエース経済研究所(以下、ARI) 免責事項等
当資料により株式・債券・その他金融商品(投信・外債含む)等の勧誘を行うことがあ
ります。本資料で言及した銘柄や投資戦略は、投資に関するご経験や知識、財産の状況
及び投資目的が異なるすべてのお客様に、一律に適合するとは限りません。また、株式・
債券等の有価証券の投資には、「手数料等及びリスクについて」に記載のとおり、
損失を生じるおそれがあります。投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断で行
っていただきますようお願い致します。
本資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて ARI が作成し、エース証券(以下、当
社)がお客様にご提供いたしますが、当社及び ARI は、ARI が基にした情報及びそれに
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