インドネシア:発電業界 2019 年更に年間 1 億トンの石炭が必要 3 月 11 日地元紙によると、2019 年までの 25,000MW 複合火力発電所の建設(政府の 35,000MW 発電プロジェクトの一部)が完成すると、年間さらに 1 億トンの石炭供給が必要と なる見込みである。 発電業界による 2015 年の石炭消費は 8200 万トン見込みであり、新しい火力発電所が操業 を始める 2019 年には 2 億トンに達する。 インドネシア国営電力会社(PLN)の幹部は、PLN が国内採炭企業に対し自社の石炭生産と 品質に関するプレゼンテーションを依頼し、それを元に地元石炭の状態に合わせて新規発電 所に必要な技術を調整したいと述べた。 エネルギー・鉱物資源省鉱物石炭総局の R. Sukhyar 総局長は、石炭鉱業事業契約(PKP2B) 保有の採炭企業に対し、国内発電所の需要に対しての供給義務を課すと述べた。同局は、採 炭企業と PLN に対し、発電所向け石炭供給のための採炭企業の予約に関して議論すること を命じた。 一方、投資調整庁(BKPM)の Farah R. Indriani 副議長によると、35,000MW プロジェ クトの発電所開発に必要な投資許可に関して、取得に要する時間を現行の 3 年から約8か月 に短縮する計画である。同庁は関係する大臣達と、省庁間手続きの合理化についても話し合 った。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すもので はありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能 性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレ ポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガ ス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。
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