PTBA 山元発電所建設に着手 - 石炭資源情報サイトへ

インドネシア:PTBA
山元発電所建設に着手
3 月 17 付け現地報道によると、PTBA 社は、政府の野心的な巨大電力プロジェクト開発
計画の動きに応じ、山元発電所の新規建設に着手した。
同社幹部によると、同社はスマトラの炭鉱近くに 4,400MW の山元発電所を開発するとい
う。政府は 5 年以内に 35,000MW の電力容量の追加を目指しており、国内の経済成長に伴
う電力需要の伸びを支えることが期待されている。
同社幹部は、プロジェクトは自社が発電所ポートフォリオを開発する機会になったとした。
さらに、山元発電からの電力の直接購入を強化するエネルギー鉱物資源大臣令により手続き
が簡素化するとも語った。
35,000MW の実現を支援する一環として、エネルギー鉱物資源省(MEMR)は最近、価格範
囲が法令の規定内であれば、電力公社が同省の許可を受けずに他の参入者が生成した電力を
直接調達できるとした法令を発行した。35,000MW のうち、10,000MW は電力公社(PLN)、
残りは民間参入者が開発予定である。
山元発電開発はまた、野心的電力プログラムを支援すると見込まれている。さらに、山元
発電所は炭鉱近くで開発されるため、バイヤーへの石炭輸送費の低減や生成された電力を直
接送電線で送れるなどのメリットあると見られている。現在、国内では送電線は電力公社が
管理している。
MEMR 鉱物石炭開発プログラム局長によると、PLN は発電所のディベロッパーには送電
線の開発も可能にするオプションを検討しているという。完成した送電線は PLN が購入し、
自社のネットワークに接続する。
(石炭開発部
辻
誠)
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