インドネシア:政府 電力供給目標 35,000MW 修正予定せず 2016 年 6 月 2 日掲載 5 月 17 日付地元報道によると、国家開発企画庁(Bappenas)長官は、インドネシア政府は向こう 5 年間 の 35,000MW の電力供給目標を修正する予定はないと語った。目標は修正せず、仮に、ある要因にて、一 つかそれ以上で目標達成が出来なかった場合、それは現場の問題だとした。 エネルギー・鉱物資源大臣は、先に、多くの投資家がプロジェクトの現実的な進捗に疑念を抱いている ため、大統領から 35,000MW の電力供給能力の評価を指示されたと述べていた。大統領からは、プロジェ クトの入札過程から、国営電力会社 Perusahaan Listrik Negara(PLN)社の経営管理に至るまで、徹底的 に広範囲での評価を行うことの重要性が強調されていた。 Bappenas の長官は、35,000MW の発電所建設は、2015 年~2019 年の中期国家開発計画に含まれてい るが、プロジェクトの実行は PLN の責任であり、Bappenas の役割はあまりないとした。技術レベルで は、プロジェクトは PLN の手中にあり、政府のプロジェクトではなく、エネルギー・鉱物資源大臣です ら、田舎の電化計画実施以外は実現できないとした。また、Bappenas はこれまで、世界銀行を含む外国 の金融機関からの融資や資金繰りに関する問題で、PLN に手助けをしたにすぎないとした。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
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