ベトナム:石炭輸入を模索中 2015 年 1 月 9 日付地元紙によると、ベトナム産業貿易省(MOIT)は、2020 年までに 4,000 万トンから 5,000 万トンの石炭輸入を予定、南部の火力発電所稼働開始時の 2015 年~2016 年には 2,000 万トン輸入、2030 年には石炭火力発電の総出力 75,000 MW で 1 億 7,100 万トン の石炭が必要とした。 ベトナムエネルギー協会の Tran Viet Ngai 会長は、国内生産量 4,000 万トン体制で埋蔵 量は数十年、出力 3,000 MW の Duyen Hai 火力発電所にて年間 500-600 万トンの石炭を消費、 今後の経済発展では海外からの石炭輸入が必須であると述べた。ベトナムには、海外炭鉱の 買収又は石炭輸入という選択肢はあるものの、過去 5 年間での海外炭鉱の買収実績はない。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すもので はありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能 性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレ ポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガ ス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。
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