インドネシア:5 月の石炭価格 2009 年以来の安値 5 月 13 日付の地元報道によると、エネルギー・鉱物省(MEMR)の鉱物石炭総局長は、5 月 の石炭標準価格(HBA)は 61.08 US$/トンと述べた。4 月の同 64.48 US$/トンよりも同 3.4 US$/ トン安で、2009 年以来の安値に下落した。 同総局長によると、HBA は 2011 年に 122 US$/トンの最高値をつけた後は下落傾向が続い ており、MEMR は今後、価格の下落を食い止める方策を決定するための調整を内部で進め る。 インドネシア石炭鉱業協会(ICMA)の幹部は、石炭価格の下落傾向について、中国の需要 冷え込みによる市場の供給過剰に加え、需要家が低価格の原油を選択していると指摘し、石 炭生産者は事業の存続のためには、一層の効率化を進める必要があると述べた。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すもので はありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能 性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレ ポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガ ス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。
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