羽立工業株式会社(静岡県)(PDF形式/209KB)

PRESS RELEASE
独立行政法人国際協力機構
中部国際センター
2015 年 3 月 18 日
タイ人に“粋に生きるライフスタイル”を!
湖西市の羽立工業と JICA が連携し、タイの高齢化問題に挑む
国際協力機構(JICA)は、3 月 13 日、静岡県湖西市の羽立工業株式会社(中村 哲也 代表取締役社長)
による、タイ国「日本の介護予防システム適用による高齢者の健康寿命延伸に関する案件化調査」を「中
小企業海外展開支援事業~案件化調査~」として採択しました。
タイは、急速な経済成長とともに高齢化も進んで
おり、要介護高齢者の増加が社会問題化しつつあり、
今後は日本と同様に高齢者の孤独死や家族の介護疲
れといった問題が顕在化する可能性があります。
上記の課題を解決するために、羽立工業㈱は、静岡大学の監修のもと開発した「自立体力プログラム」
のタイへの導入を目指しています。これは、元気な高齢者や要支援 の方などが、より自立した日常生活を
送るために必要な身体能力を向上させるトレーニングプログラムです。本調査では、導入にあたっての体
力テストのカスタマイズ、指導を行うプランナーの育成、現地政府機関への啓発活動などが予定されてい
ます。羽立工業㈱は、国内の自治体や介護団体等、全国約 500 団体に「自立体力プログラム」導入実績が
あり、本プログラムのタイへの導入によって同国の介護高齢者数の予防的削減に繋げることが期待されて
います。
この調査は我が国の中小企業を対象とした「中小企業海外展開支援事業~案件化調査~」として実施さ
れます。 案件化調査は、
「途上国の開発ニーズと日本の中小企業の優れた製品・技術等とのマッチングを
行い、製品・技術を ODA 事業に活用するための 情報収集・事業計画立案等を支援することを目的」とした
もので、2012 年度から実施されており 2014 年度第 2 回目は昨年 11 月に公示を行いました。 129 件の応募
のうち 25 件が採択され、今後の契約交渉を経て契約に至ったものから順次調査を実施します。
【本件に関する問い合わせ先】
JICA 中部国際センター 市民参加協力課 三輪田、前島
TEL 052-533-1387 e-mail:jicacbic-psp @jica.go.jp