PRESS RELEASE 独立行政法人国際協力機構 東北支部 2015 年 3 月 19 日 再資源化率 90%!世界に誇るリサイクル技術をグルジアへ 山形県から初採択!JICA 案件化調査 国際協力機構(JICA)は 3 月 13 日、山形県山形市の株式会社クリーンシステム(鈴木 隆代表取締役)による、 「混合廃棄物処理システム構築に係る案件化調査」を「中小企業海 外展開支援事業~案件化調査~」として採択しました。山形県からは初の採択案件となり ます。 近年グルジアは世界銀行グループが実施するビジネス環境ランキングで順位を大きく 上げており、最新のランキングでは欧州・中央アジア地域で第 1 位、世界でも 15 位となっ ています(日本は 29 位)。その一方で、7 割の廃棄物が処理されないまま埋め立てられて いるという試算があり、土壌や水質などの環境汚染が課題です。埋立地の一部はすでに許 容量を超えており、廃棄物の減容化が急務となっています。 クリーンシステムは廃棄物処理の企業として、廃棄物の種類に応じた複数の再資源化技 術を駆使することで、回収した混合廃棄物の 90%の再資源化を可能にしています。今回の 調査では、現地の廃棄物処理工程や事業環境の確認を通じ、同社の技術のグルジアへの導 入可能性を検討します。目覚ましい成長の一方で生じている環境面の課題解決に、同社の 貢献が期待されます。 本社工場(背景は蔵王連峰) リサイクル後の製品(RPF 燃料、木質チップ等) この調査は、我が国の中小企業を対象とした「中小企業海外展開支援事業~案件化調査 ~」として実施されます。 案件化調査は、途上国の開発ニーズと日本の中小企業の優れた 製品・技術等とのマッチングを行い、製品・技術を ODA 事業に活用するための 情報収集・ 事業計画立案等を支援することを目的としたもので、2012 年度から実施されており、2014 年度第 2 回目は昨年 11 月に公示を行いました。 129 件の応募のうち 25 件が採択され、今 後の契約交渉を経て契約に至ったものから、順次調査を実施します。 【本件に関する問い合わせ先】 JICA 東北 西脇(担当) TEL:022-223-4772 e-mail:[email protected]
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