PRESS RELEASE 独立行政法人国際協力機構 関西国際センター 2016 年 6 月 13 日 フィリピン台風ヨランダの被災地の教職員ら 10 名が 神戸市と丹波市で防災教育を学ぶ 国際協力機構 関西国際センター(JICA 関西)は、6 月 20 日から 6 月 29 日まで、2013 年に 発生し 6,000 人以上が亡くなった台風ヨランダの被災地であるフィリピン・セブ島の教職員ら 10 名を招聘し、神戸市や 2014 年 8 月豪雨の被災地である丹波市などにおいて、学校防災を学ぶ 研修を実施します。 神戸市では、地域との連携による防災教育を積極的に行っている神戸市立須佐野中学校を 訪問し、校長や防災担当の教職員から防災教育の取組についての発表を聞き、同中学校での 事例を学びます。また、丹波市では、丹波市立中央小学校における引き渡し訓練と防犯下校を 視察し、災害時に学校が児童を、その家族に引き渡す方法や児童の防犯対策が盛り込まれた 下校方法を学びます。さらに、兵庫県教育委員会が行う防災教育推進指導員養成講座に参加 し、学校で防災教育を推進する教職員の養成の仕方を学びます。 フィリピンでは、2010 年の防災法に基づき、学校教育の正規授業においても防災教育を実 施することになっていますが、科学的な知識の教育にとどまらず、地域との連携により如何に 実践的な内容とするかが課題となっています。 こうした状況を受け、JICA 関西は、特定非営利活動法人 SEEDS Asia とともに、2014 年から 草の根技術協力事業「セブ州における地域との連携による防災教育の技術移転事業」を実施し ています。本事業を通じた訪問をきっかけに、丹波市と SEEDS Asia による復興と防災学習に 関する協働事業が始まっています。ぜひ取材をご検討ください。 【取材可能なプログラム】 6月22日 9:50-10:15 神戸市立須佐野中学校訪問 6月23日 9:00-16:20 防災教育推進指導員養成講 場所:兵庫県立教育研修所 座 6月24日 15:00-16:00 丹波市立中央小学校 防災教育の取組についての発表 (加東市) 学校から帰宅する児童と保護者 とともに徒歩で移動 【本件に関する問い合わせ先】 JICA 関西 市民参加協力課 大久保 信寛、熊谷 純佳 TEL 078-261-0341 E-mail: [email protected]
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