PRESS RELEASE 独立行政法人国際協力機構 関西センター 2017 年 2 月 14 日 関西ペイント、ザンビアで防蚊塗料の普及を目指す ~民間技術普及促進事業で採択~ 国際協力機構(JICA)は 2月 9日、「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」におい て、関西ペイント株式会社(大阪府大阪市、石野博代表取締役社長)が提案する「感染症対策塗料普及促進事 業」(ザンビア)の採択を発表しました。 本事業は、途上国における開発課題の解決をめざす日本企業のビジネスを後押しするため、2013 年度に 導入した公募型事業です。開発途上国の政府関係者を主な対象とし、日本での研修や視察、現地でのセミナ ー等を通じて、日本の民間企業等が持つ優れた製品、技術、システムへの理解を促し、開発課題の解決に向 けて導入する技術の活用可能性を検討するものです。 関西ペイント株式会社による提案技術は、マラリアをはじめとする感染症に対し、室内壁に特殊塗料を塗る ことで壁に接触した蚊やウイルスを死滅させ、屋内に蚊やウイルスを寄せ付けなくするという新たな解決策を 提案する点で革新性があり、機能性塗料としてはオンリーワンの製品です。今回採択した本事業では、ザンビ アの保健省及びコミュニティ開発・母子保健省を対象に、現地での試験塗装と効果の実証、本邦での導入サ イト訪問等を通じて、感染症対策塗料(防蚊塗料、抗ウイルス塗料)への理解を促進し、普及を図るものです。 ザンビアではマラリア等感染症の蔓延が課題であり、既存の防蚊ネットや殺虫剤スプレーと併用することによ り、更なる感染症予防効果が期待されます。 防蚊塗料と抗ウイルス塗料 ザンビアの一般家庭の塗装状況の調査風景 【本件に関する問い合わせ先】 JICA 民間連携事業部 連携推進課 TEL 03-5226-6960 e-mail: [email protected]
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