※青字は内部学生向けの情報です。 菌類分類学野外実習 1.5 単位, 3 年次, 春C学期, 集中 担当教員 出川洋介、中山 剛 対象者 全国の国公私立大学の学生。また、筑波大学生物学類の授業科目としても同名で開講する。募集人数25人(う ち他大学が5人)。受講希望者が募集人数を上回る場合は、二回に分けて開講することで希望者を受け入れる ことを検討します。また、H26年度以降は募集人数の増加を検討します。 履修形態 「特別聴講学生・公募型」全国の国公私立大学に対して公募形式で受講生を募集し、特別聴講学生として受入 れ、筑波大学が単位を付与し、学生はそれを卒業要件の単位として読み替えられます(読み替えは所属大学の 判断による)。 授業概要 真菌類および偽菌類をフィールドで探索し、その膨大な多様性を肌で感じとるとともに、それらを体系的に理解 するための系統分類の基礎を学ぶ。キノコ・地衣・粘菌などの大型菌類については野外採集、顕微鏡観察によ る分類同定技術を、カビ、コウボ、水生菌などの微小菌類については野外サンプリングと培養技術についても修 得する。 備考 開講期間:2015/7/20-7/25 授業形態 実習・実験・実技 授業目的 本実習では筑波大学菅平高原実験センター内とその周辺の自然から様々な菌類を採集し、分類に必要な形態 やその他の形質について基礎的な知識を学ぶことを目的とする。特に微細であるためその存在や多様な世界を 実際に観察する機会が少ない微生物を野外で採集する方法、実験室内でそれらを観察、分離、培養するため の基本技術、標本作成法、同定法を一貫して実習する。この実習を通して微生物の多様性を実感するとともに、 今後の分類、系統、生態学的研究を行うための基礎をしっかり身につける。 授業内容 第1日 集合、実習内容の説明、実習の準備 第2日 菌類培養用試料の野外採集、培養実験の開始 第3日 菌類の野外採集、分類実 第4日 菌類の野外採集、分類実習 第5日 菌類の培養観察、分類実習 第6日 実習のまとめ 前提科目・履修上の注意事項 基礎生物学実験I-IIIの事前履修が必要。植物系統分類学実験I、II、植物系統分類学I、IIの事前あるいは同時 履修が望ましい。 単位取得条件・成績評価基準 レポート 準備学習・事後学習 受講者の理解度に応じ、授業中に指示する。 指定教科書 なし 参考書 1. 目で見る菌類の採集と観察 講談社サイエンテイフィク 1981. 三浦宏一郎 2. 菌類研究法 共立出版 1983 三浦他編 3. 菌類・細菌・ウィルスの多様性と系統.バイオディバーシティ・シリーズ4 裳華房 2005 杉山純多編 植物図鑑、藻類、菌類の図鑑類はセンターに備えてある。 オフィスアワー 菅平高原実験センター(0268-74-2002) 備考 (受講生に望むこと) 他の実習や公開実習などの日程に注意し、後で取り消すことのないようによく考えて履修申請すること。事前(6 月)にガイダンスを行うので掲示に注意すること。
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