(広告審査番号 MG5690-150306-30) ~米ドル相場の見通しについて~ 投資情報部 2015 年 3 月 6 日 みずほ証券 ドル円相場の中期展望、サマリー 日米金融政策の方向性の違い等を背景に中長期的な円安ドル高トレンド入りを想定 ①ファンダメンタルズ格差:米国は金融危機から脱し成長加速、日本は失われた20年の克服に挑戦中 ②日米金融政策:米国は量的緩和終了、利上げも視野に。日本はインフレ率2%達成に量的緩和拡大も視野に ③テクニカル:2007年からの円高トレンドが転換。中長期的な円安ドル高トレンド入りを想定 日欧中央銀行と米連邦準備理事会(FRB)による金融政策の方向性の違いがより鮮明に 米連邦準備理事会(FRB) 景気回復傾向を背景に 量的緩和政策を終了 ↓ 低金利政策の転換が視野に 欧州中央銀行(ECB) 日本銀行(BOJ) デフレ懸念から2014年6月、9月に 追加緩和を実施 ↓ 2015年1月には国債買い入れを含 む量的緩和策の導入を決定 「消費者物価+2%目標」を確実にす るため2014年10月に追加緩和実施 ↓ 目標達成が困難になれば、必要な 調整をちゅうちょなく行う姿勢 出所:各種資料よりみずほ証券作成 日米金利差の拡大がドル円の上昇ドライバーに ドル円と日米2年国債利回り差(米-日) (日次:2013/1/4~2015/3/4) (1ドル=円) (%) 0.8 125 120 0.7 日米2年国債利回り差(右目盛) ドル円(左目盛) 115 0.6 110 0.5 105 0.4 100 0.3 95 0.2 90 0.1 85 13/1 0 13/4 13/7 13/10 14/1 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 14/4 14/7 14/10 15/1 (年/月) この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決 定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証した ものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあり ます。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 1 みずほ証券 米国のファンダメンタルズの見通し 経済の好循環入り、息の長い景気回復局面へ ①家計のバランスシート改善:家計純資産がリーマンショック前を上回り、住宅ローン延滞率も減少 ②雇用市場も改善続く:失業率の低下傾向は鮮明、金融危機時に失われた雇用者数を取り戻す ③経済の好循環:企業マインドの改善→雇用の改善→消費の増加→企業業績の改善、といった好循環へ 家計のバランスシートは大きく改善、良好な消費マインドが個人消費を支える 米国住宅ローン延滞率と家計純資産 (四半期:2005/3~2014/12) (%) 11 (兆ドル) 85 米個人消費と消費者マインドの推移 (月次:2005/1~2015/2) (%) 5 105 実質個人消費支出(前年比、左目盛) 10 4 80 住宅ローン延滞率(左目盛) 100 ミシガン大学消費者マインド指数(右目盛) 95 家計純資産(右目盛) 9 75 8 70 3 90 85 2 80 1 7 75 65 0 6 60 ▲1 5 55 ▲2 70 65 60 4 50 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 (注)家計純資産は2014/9時点 出所:FRB、ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 55 ▲3 50 05 15 06 07 08 09 10 11 12 13 14 (注)実質個人消費支出は2015/1時点 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 (年) 15 (年) 雇用市場の改善も続き、低金利政策からの脱却が視野に 米国雇用関連指標 (月次:2007/1~2015/1) (千人) 600 (%) 10 400 9 200 8 0 7 ▲ 200 ▲ 400 6 ▲ 600 5 非農業部門就業者数(前月比増減)(左目盛) ▲ 800 失業率(右目盛) 4 ▲ 1,000 07 08 09 10 11 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 12 13 14 15 (年) この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決 定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証した ものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあり ます。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 2 みずほ証券 ドル円相場のテクニカル面からの見方 ドル円は次の上昇に向けたもみ合いが継続 ①短期的な見方:116円台~120円台のボックス圏での推移が継続し、短期的な過熱感は徐々に解消 経済の需給が改善、インフレ期待に変化も ②中長期的な見方:2007年から続いた円高ドル安トレンドが2012年終盤に転換 ③今後の見通し:日米金融政策の方向性の違いを手掛かりに中長期的な円安ドル高トレンド入りを想定 短期的な過熱感は徐々に解消 (1ドル=円) 126 (1ドル=円) 126 ドル円相場と20日移動平均線の推移 (日足:2013/10/1~2015/3/4) 122 122 118 118 20日移動平均線+3% かい離 114 114 110 110 106 106 102 102 20日移動平均線 98 98 20日移動平均線▲3%かい離 94 13/10 94 14/1 14/4 14/7 14/10 15/1 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 (年/月) 長期円高ドル安トレンドが転換 ドル円相場 (月次:1998/1/31~2015/3/4) (1ドル=円) 150 140 130 120 24ヵ月移動平均線 110 100 90 80 12ヵ月移動平均線 70 1998/06 2000/07 2002/08 出所:各種資料よりみずほ証券作成 2004/09 2006/10 2008/11 2010/12 2013/01 2015/03 (年/月) この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決 定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証した ものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあり ます。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 3 みずほ証券 金融商品取引法に係る重要事項 ■当社取り扱いの商品等(外貨建商品等も含む)にご投資いただく際には、各商品等に所定の手数料(投資信 託の場合は銘柄ごとに設定された販売手数料および信託報酬等の諸費用等)をご負担いただきます。債券を当 社との相対取引によりご購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。 ■各商品等には価格の変動や発行者の信用状況等の悪化等により損失を生じるおそれがあります。 ■なお、債券の利金・償還金の支払いについて、発行者の信用状況等によっては、支払いの遅滞・不履行が生 じるおそれがあります。 ■外貨建商品等の売買等にあたり、円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決 定した為替レートによるものとします。また、売却時等の為替相場の状況によっては為替差損が生じ、損失を被 るおそれがあります。 ■商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書または お客さま向け資料等をよくお読みください。 商 号 等 :みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第94号 加 入 協 会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、 一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決 定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証した ものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあり ます。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 4
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