(広告審査番号 MG5690-150306-34) ~豪ドル相場の見通しについて~ 投資情報部 2015 年 3 月 6 日 みずほ証券 豪州経済の中期展望、サマリー 景気は緩やかに回復、金融緩和は最終局面、資源輸出フェーズに ①景気は緩やかに回復:資源投資主導からの転換にしばらくトレンドを下回った後、16年以降に加速の見通し ②金融緩和は最終局面:中銀は追加緩和を模索も、利下げ余地は限定的、金融緩和は最終局面に ③資源輸出の増加:資源関連以外の投資に上向く兆し、今後は天然ガス等を中心に資源輸出が増加の見込み 景気はしばらくトレンドを下回った後、16 年以降に加速の見通し 豪州実質GDP(前年比)と政策金利 (月次:2005/1~2017/6) (%) 7 (%) 9 実質GDP前年比(左目盛) RBA予想(15/2時点)(左目盛) 1990年以降のトレンド成長率(左目盛) 政策金利(右目盛) 6 5 8 7 4 6 3 5 2 4 1 3 0 2 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 (注) 実質GDPは四半期ベースで2014年10-12月期まで、政策金利は15年3月4日時 点、RBA予想は予想レンジの中間値で表示 出所:ブルームバーグ、豪州準備銀行(RBA)のデータよりみずほ証券作成 (年) 資源関連以外の投資に上向く兆し、天然ガス等を中心に資源輸出が増加の見込み 豪州設備投資の推移 (年度:2000~2014) (億豪ドル) 1,000 (100万トン) 100 豪州の天然ガス生産と輸出の見通し (年次:2013~2018) 90 産出能力(左目盛) 800 鉱業 80 700 製造業 その他 70 輸出量(左目盛) 輸出金額(右目盛) 900 600 60 500 50 400 40 300 30 200 20 100 10 0 0 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 (注) 2014年度は14年10-12月期発表時点の見込み、豪州の年度は7月 (年度) から翌年6月まで 出所:豪州統計局資料よりみずほ証券作成 (100万豪ドル) 60,000 2013 2014 2015 2016 2017 2018 (注) 産出能力は計画中のプロジェクトがすべて稼働した場合の想定値、 暦年ベース、輸出量、輸出金額はBREEによる見通し、年度ベース(7 月~翌年6月)、2013年度は実績 出所:豪州資源エネルギー経済局(BREE)の資料よりみずほ証券作成 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決 定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証した ものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあり ます。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 0 (年) 1 みずほ証券 豪州経済の現状と課題 商品市況の動向に注意が必要な局面 ①内需の低調さが残る:金融緩和の効果が徐々に波及も、内需の低調さが残り、失業率も更に上昇 ②商品市況に注意:商品市況の一段の下落から交易条件がさらに悪化すれば、所得減少から景気下振れも ③通貨高けん制を継続:利下げ余地が乏しい中、RBAは当分の間は通貨高をけん制する姿勢を継続 金融緩和効果が徐々に波及も、内需の低調さが残り、失業率も更に上昇 豪州の小売売上高(前年比)と失業率の推移 (月次:2005/1~2015/1) (%) 10 (%) 3.5 9 小売売上高 前年比(左目盛) 8 失業率(右逆目盛) 4.0 4.5 7 6 5.0 5 5.5 4 3 6.0 2 6.5 1 0 7.0 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 (年) 商品市況の下落に注意が必要、RBA は当分の間、豪ドル高けん制姿勢を継続 (ドル/トン) 160 中国輸入鉄鉱石価格と豪ドル相場 (週次:2012/1/6~2015/3/5) 150 (1豪ドル=ドル) (2012年度=100) 120 1.10 1.05 110 1.00 100 0.95 90 0.90 80 0.85 70 豪州交易条件と豪ドル相場 (四半期:2000/3~2015/3) (1豪ドル=ドル) 1.1 1.0 140 130 120 110 100 90 80 70 0.8 0.7 交易条件(左目盛) 中国輸入鉄鉱石価格(左目盛) 0.80 豪ドル/米ドル(右目盛) 60 12/1 12/7 13/1 13/7 14/1 (注) 豪ドル相場は3/5まで、鉄鉱石価格は2/25まで 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 0.9 14/7 0.75 15/1 (年/月) 60 0.6 豪ドル/米ドル(四半期平均)(右目盛) 0.5 50 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 (注) 交易条件は2014年10-12月期まで、豪ドル相場は四半期平均値、 直近は3/5までの平均値、豪州の年度は7月から翌年6月まで 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決 定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証した ものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあり ます。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 15 (年) 2 みずほ証券 豪ドル相場のテクニカル的な視点 豪ドル円は上昇トレンドが継続 ①中長期的な見方:2012年以降、200週移動平均線は上昇トレンドが継続、週足はそれにサポートされている 経済の需給が改善、インフレ期待に変化も ②短期的な見方:日々線は25日移動平均線を上回ってきており、25日移動平均線にも底入れの兆し ③今後の見通し:ドル高円安基調の継続も考慮すれば、豪ドル円は今後も上昇傾向が続くと予想される 2012 年以降、200 週移動平均線は上昇トレンドが継続、週足はそれにサポートされている 豪ドル円相場の推移 (週次:2004/1/2~2015/3/5) (1豪ドル=円) 110 (1豪ドル=円) 110 100週移動平均線 100 100 90 90 80 80 70 70 200週移動平均線 60 60 50 50 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 (年) 日々線は 25 日移動平均線を上回り、25 日移動平均線にも底入れの兆し 豪ドル円相場の推移 (日次:2014/1/1~2015/3/5) (1豪ドル=円) 104 (1豪ドル=円) 104 102 102 +3%かい離 100 100 98 98 96 96 94 94 92 92 ▲3%かい離 90 88 14/1 90 25日移動平均線 88 14/3 14/5 14/7 14/9 出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 14/11 15/1 15/3 (年/月) この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決 定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証した ものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあり ます。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 3 みずほ証券 金融商品取引法に係る重要事項 ■当社取り扱いの商品等(外貨建商品等も含む)にご投資いただく際には、各商品等に所定の手数料(投資信 託の場合は銘柄ごとに設定された販売手数料および信託報酬等の諸費用等)をご負担いただきます。債券を当 社との相対取引によりご購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。 ■各商品等には価格の変動や発行者の信用状況等の悪化等により損失を生じるおそれがあります。 ■なお、債券の利金・償還金の支払いについて、発行者の信用状況等によっては、支払いの遅滞・不履行が生 じるおそれがあります。 ■外貨建商品等の売買等にあたり、円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決 定した為替レートによるものとします。また、売却時等の為替相場の状況によっては為替差損が生じ、損失を被 るおそれがあります。 ■商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書または お客さま向け資料等をよくお読みください。 商 号 等 :みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第94号 加 入 協 会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、 一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決 定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証した ものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあり ます。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 4
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