為替トピックス4月14日号 (PDF/477KB)

(広告審査番号 MG5690-160414-14)
~豪ドル相場の見通しについて~
投資情報部
2016 年 4 月 14 日
みずほ証券
豪州経済の中期展望
資源から非資源セクターへの経済リバランスが顕在化、豪州経済は緩やかな回復基調に
①豪州経済:資源関連投資の落ち込みを個人消費や純輸出が補い、豪州経済は緩やかな回復基調に
②金融政策:低金利環境が住宅市場や個人消費を支援。金融政策は今後も景気を下支えする公算
③資源輸出:今後は天然ガス等を中心に資源輸出が増加していくとみられ、輸出が成長のけん引役に
昨年 10-12 月期 GDP 成長率は過去の長期平均並みの水準並みに高まる
豪州の実質GDP成長率と今後の見通し(前年比)
(%)
(四半期:2005/3~2015/12)
7
6
5
4
3
2
1
0
▲1
▲2
▲3
05
06
07
08
09
10
その他
民間投資
実質GDP
出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
11
12
13
14
15
純輸出
個人消費
1990年からの平均成長率
(年)
液化天然ガス(LNG)の開発投資が進展、生産量・輸出量ともに増加していく見込み
豪州の天然ガス生産と輸出の見通し
(100万トン)
100
(億豪ドル)
500
(年次:2013~2019)
産出能力(左目盛)
輸出量(左目盛)
輸出金額(右目盛)
80
400
60
300
40
200
20
100
0
0
2013
2014
2015
2016
2017
2018
(注)産出能力は計画中のプロジェクトがすべて稼働した場合の想定値(2015/10)
輸出量、輸出金額はBREEによる推定値(2015/9)で年度ベース
2014年度までは実績、15年度は予想、その後は計画
出所:豪州資源エネルギー経済局(BREE)の資料よりみずほ証券作成
2019
(年)
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決
定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証した
ものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあり
ます。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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みずほ証券
豪州経済の雇用情勢、財政状況
雇用情勢は改善傾向、 財政状況は他の先進国と比べ良好な水準
①雇用:金融緩和効果等から企業景況感は力強く伸び、雇用情勢は改善傾向が強まる
②サービス業:観光や教育等のサービス業が資源セクターに代わる成長分野となり、雇用回復に寄与
③財政収支:財政は他の先進国と比較して良好な状況、政府は景気に配慮しつつも財政健全化を進める方針
金融緩和効果等から企業景況感は力強く伸び、雇用者数は回復、失業率は低下傾向に
豪州の企業景況感
(中立=0)
(千人)
(月次:2000/1~2016/3)
25
豪州の雇用者数と失業率
(%)
7.5
(月次:2000/1~2016/3)
500
雇用者数 前年差(左目盛)
失業率(右目盛)
20
400
15
7.0
6.5
10
300
6.0
5
200
0
▲5
5.5
5.0
100
4.5
▲ 10
0
企業景況感
2000年からの平均
▲ 15
▲ 20
00
02
04
06
08
10
12
14
出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
16
(年)
4.0
3.5
▲ 100
00
02
04
06
08
10
12
出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
14
16
(年)
豪州政府は雇用や経済成長を損なわないように、慎重に財政健全化を進める方針
豪州財政収支(基調現金収支)と純債務残高の見通し
(名目GDP比 %)
(名目GDP比%)
(年次:2014~2025)
1.0
20
0.5
18
0.0
16
▲ 0.5
14
▲ 1.0
12
▲ 1.5
10
▲ 2.0
財政収支(左目盛)
8
▲ 2.5
純債務残高(右目盛)
6
4
▲ 3.0
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
(注)年度は7月~翌年6月
出所:豪州財務省の年度央経済財政見通し(2015年12月発表)よりみずほ証券作成
24
25
(年度)
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決
定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証した
ものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあり
ます。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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みずほ証券
豪ドル相場の動向
豪州経済は明るさを増しており、国内要因による売り圧力は低下、底堅い展開を想定
①商品市況:長らく低迷していた商品市況に持ち直しの動き、豪ドル(貿易加重指数)も値を戻しつつある
経済の需給が改善、インフレ期待に変化も
②テクニカル:対ドルでは1年半ぶりに長期線を上抜ける動き、対円では長期線で上値を抑制される展開に
③見通し:外部環境悪化懸念の後退、豪州経済の回復傾向を受けて、豪ドルの底堅い展開が継続する見通し
豪ドル相場は商品市況の下落に沿った調整(下落)を経て、底堅い動きに
豪ドル貿易加重指数とRBA商品指数
(1970/5=100)
(2014~15=100)
(月次:2000/1~2016/3)
180
85
豪ドル貿易加重指数(左目盛)
80
160
商品指数(右目盛)
75
140
70
120
65
100
60
80
55
60
50
40
20
45
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
(注)商品指数はRBAが毎月公表しているデータを使用、特別引出権(SDR)ベース
構成比は4/1から鉄鉱石:33.9%、原料炭:11.9%、液化天然ガス(LNG):8.8%等
出所:豪州準備銀行(中銀、RBA)、ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
(年)
対ドルでは 1 月安値を底に上昇基調が継続、対円では円買い圧力が和らぐかに注目
(1豪ドル=ドル)
1.00
豪ドルの対ドル相場
(日次:2014/1/2~2016/4/13)
(1豪ドル=ドル)
1.00 105
200日移動平均線
0.95
0.95
0.90
0.90
0.85
0.85
0.80
(1豪ドル=円)
100日移動平均線
(1豪ドル=円)
105
200日移動平均線
100
100
95
95
90
90
0.80
85
0.75
0.75
0.70
0.70
80
0.65
75
0.65
14/1 14/4 14/7 14/10 15/1 15/4 15/7 15/10 16/1 16/4
出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
豪ドルの対円相場
(日次:2014/1/2~2016/4/13)
(年/月)
85
100日移動平均線
80
75
14/1 14/4
14/7 14/10 15/1 15/4
15/7 15/10 16/1
出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
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ます。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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(年/月)
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みずほ証券
金融商品取引法に係る重要事項
■当社取り扱いの商品等(外貨建商品等も含む)にご投資いただく際には、各商品等に所定の手数料(投資信
託の場合は銘柄ごとに設定された販売手数料および信託報酬等の諸費用等)をご負担いただきます。債券を当
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定した為替レートによるものとします。また、売却時等の為替相場の状況によっては為替差損が生じ、損失を被
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■商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書または
お客さま向け資料等をよくお読みください。
商 号 等 :みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第94号
加 入 協 会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、
一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会
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