2016年7月5日 カナダの金融市場動向 Weekly Report 【2016年6月25日~2016年7月1日の推移】 【1】先週の回顧 【カナダ・ドル 為替推移】 (2016年6月3日~2016年7月1日) 先週のカナダ・ドル円相場は上昇、カナダ5年国債利 回りは低下しました。 各国中央銀行による政策対応への期待などから、英 国のEU(欧州連合)離脱に対する市場の悲観論が徐々 に後退し、株価や原油価格が持ち直したことで、カナ ダ・ドル円相場は上昇しました。金利については、BOE (イングランド銀行)のカーニー総裁が追加緩和の可能 性を示唆したことで、主要先進国で金利が低下し、カナ ダもそれに連れて金利が低下しました。カナダでは GDP(国内総生産)が発表され、市場予想をやや上回 る結果となりましたが、カナダ・ドルおよび金利への影響 は限定的でした。 【2】今週の見通し (円/カナダ・ドル) (カナダ・ドル/米ドル) 90 1.20 円/カナダ・ドル(左軸) カナダ・ドル/米ドル(右軸、上下反転) 85 80 高 1.30 75 1.35 79.39 安 70 1.40 6/3 6/10 6/17 6/24 7/1 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【カナダ 金利推移】 今週は、米国で雇用統計、カナダで雇用者数が発表 されます。前月大きく悪化した米国の雇用統計に注目 が集まるとみていますが、市場予想を上回る結果となれ ば、カナダ・ドル円相場および金利の上昇要因になると 考えられます。引き続き、英国のEU離脱による先行き 不透明感は残るものの、各国中央銀行への政策期待を 背景とするリスク資産価格の持ち直しが、カナダ・ドルを 下支えするとみています。過度な悲観論が再燃しない 限りは、カナダ・ドル円相場は底堅く推移すると考えら れます。 1.25 1.29 カナダ・ ドル (2016年6月3日~2016年7月1日) (%) 1.2 カナダ5年国債 1.0 0.8 0.6 0.57 0.4 6/3 6/10 6/17 6/24 7/1 【3】主要経済指標 発表日 発表頻度 期間 指標名 データ (参考)前回 6/30 6/30 7/6 7/8 毎月 毎月 毎月 毎月 2016年4月 2016年4月 2016年5月 2016年6月 GDP(前月比) GDP(前年同月比) 貿易収支(実額) 雇用者数(前月差) 0.1% 1.5% - -0.2% 1.2% -29.4億カナダ・ドル 13.8千人 (出所)Bloomberg等より大和投資信託作成 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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