ご参考資料 2015年2月16日マーケットレポートユーロ圏の2014年10-12月期成長率は前期比+0.3％、 7期連続のプラス成長～緩やかな成長が持続～ 2月13日に発表されたユーロ圏の2014年10-12月期の実質GDP（国内総生産）成長率（速報値）は、前期比 +0.3％となりました。2014年7-9月期の同+0.2％を上回り、2013年4-6月期にマイナス成長を脱して以降、7四半期連続でのプラス成長となりました。各国の内訳を見ると、ドイツでは個人消費など内需が予想以上に堅調となり、前期比+0.7％と3四半期ぶりの高成長となりました。また債務国のスペイン、ポルトガルも前期の成長率を上回りました。一方、フランスでは前期比+0.1％と成長率が鈍化したほか、イタリアはゼロ成長となりました。イタリアはこれで過去2年半に渡って成長率がゼロ又はマイナスとなりました。構造改革の進展の遅れが懸念される両国で景気低迷が続いていることが確認されました。 ◆今後の見通しについてユーロ圏では各国毎の跛行色が強いものの、足もとの原油安やユーロ安が消費や輸出の追い風となり、緩やかな景気回復が続く見通しです。域内景気のけん引役として期待されるドイツの景況感指標が昨年秋を底に急速に回復しており、ユーロ圏全体のPMI（購買担当者指数）も緩やかに上昇しています。引き続きギリシャの債務問題やウクライナ情勢などの不透明要因が残存する一方、3月から実施される ECB（欧州中央銀行）による大規模な量的金融緩和が景気回復を後押しするものと期待されます。以上ユーロ圏の実質ＧＤＰ成長率（前期比）の推移（単位：％） 13年1Q 13年2Q 13年3Q 13年4Q 14年1Q 14年2Q 14年3Q 14年4Q ユーロ圏 ▲ 0.4 0.3 0.2 0.2 0.3 0.1 0.2 0.3 ドイツ ▲ 0.4 0.8 0.3 0.4 0.8 ▲ 0.1 0.1 0.7 0.0 0.7 ▲ 0.1 0.3 0.0 ▲ 0.1 0.3 0.1 オランダ 0.3 ▲ 0.4 0.3 0.5 ▲ 0.3 0.6 0.2 0.5 オーストリア 0.0 0.2 0.2 0.2 0.1 0.1 0.0 0.0 ベルギー ▲ 0.2 0.2 0.4 0.2 0.4 0.1 0.3 0.1 イタリア ▲ 0.9 ▲ 0.2 ▲ 0.0 ▲ 0.1 0.0 ▲ 0.2 ▲ 0.1 0.0 スペイン ▲ 0.3 ▲ 0.1 0.1 0.3 0.3 0.5 0.5 0.7 0.2 0.4 0.1 1.0 ▲ 0.4 0.3 0.3 0.5 フランスポルトガル ※4Qは10-12月期を意味し、例えば14年4Qは2014年10月から3ヵ月間を示す。※季節調整済みユーロ圏の総合PMI、ドイツZEW（欧州経済センター）景気期待指数の推移（2013年1月～2015年1月、月次） 75 65 ZEW（右軸） 60 55 25 総合PMI（左軸） 50 50 0 45 -25 40 13/1 13/7 14/1 14/7 -50 15/1 （出所）Ｂloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法にもとづく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。本資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/2 ご参考資料【ご留意事項】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書（交付目論見書）の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等（外貨建資産には為替変動リスクを伴います。）に投資しますので基準価額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるものではありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは保証するものではありません。 ● 当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは公表元に帰属します。当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 2/2