事業報告書等評価結果(H22年度)(PDF:11KB)

(様式1)
平成22年度青森市はまなす会館の事業報告書等の評価結果
青森市はまなす会館については、財団法人青森産業展示館が指定管理者として施設の管理運
営を行っています。
平成22年度の事業報告書等に基づき、指定管理者による管理運営状況について確認、検証し
た結果、下記のとおり評価しました。
評価実施日 平成23年6月17日
施設名
青森市はまなす会館
施設の設置目的
勤労者の健康増進及び余暇活動の場を提供し、勤労意欲の向上及び雇用の安定を
図るとともに、広く市民の多目的な利用に供することを目的とする。
所在地
青森市問屋町1丁目10−10
指定管理者
財団法人 青森産業展示館
指定期間
平成18年4月1日∼平成23年3月31日
区分
検証結果
○職員等は館長(青森産業展示館館長と兼務)1名、職員4名(うち1名
は臨時職員)を配置しているが、財団法人青森産業展示館は青森産業
展示館と青森市はまなす会館を一括して管理していることから、財
管理について 団内で職員のローテーションを組みながら、効率的な配置に努めて
いる。
○施設管理は設備機器の運転操作及び監視をはじめ各種点検業務を
適切に実施している。
評価結果
適正
改善必要
○
○平成22年度の利用実績は、和室を除く会議室6室の平均利用率が
73.4%で前年度とほぼ同率、また体育館が93.3%となり、前年度
と比べ1.7ポイント減少したが、依然として高い利用率を維持して
いる。
運営について
○一方で、平成22年度の個人・団体を含めた利用人数は64,795人
となっており、昨年度(77,590人)と比べ12,795人減少してお
り、東日本大震災に伴う17日間の閉館の影響を考慮しても、大きく
落ち込んだ。
▲
○社交ダンス教室、室内硬式テニス教室、ステンドクラス教室を開
催し、勤労者をはじめ市民の健康増進を図るとともに余暇活動の場
事業実施結果 を提供し好評を得ている。
について
○勤労者互助会事業で実施している結婚祝い金等の給付事業をはじ
め、イベントや宿泊助成等の福利厚生事業、貸付事業をとおして、
市内の事業所で働く勤労者の福利厚生の増進に努めている。
○
青森産業展示館並びに青森市はまなす会館は、平成18年度から利
用料金制のもと財団法人青森産業展示館が指定管理者として施設の
管理運営を行っており、財団の決算は両館の連結決算となってい
収支決算書に る。
個別の決算状況をみると、平成21年度は9,233千円の赤字と
ついて
なっているが、勤労者の福祉増進等を図るための施設として、そも
そも低い料金設定がなされていることがその要因であり、当初から
ある程度見込んでいたところである。
○
(様式1)
平成22年度青森市はまなす会館の事業報告書等の評価結果
【総合評価】 適正な管理運営を行ってきたのかどうかを述べること。
管理運営の状況は良好である。
職員全員を対象とした接遇研修を実施する等、利用者への接遇向上はもちろんのこと、アン
ケート等の実施により利用者のニーズの把握や他類似団体の先進的サービスの調査等により、
利用者サービスに努めている。
【改善が必要な内容についての指導等及び改善策】
青森市はまなす会館の利用料金は、勤労者の福祉向上を図ることといった設置目的から、そ
もそも低廉な料金設定となっており、利用率が高いにもかかわらず、毎年度、赤字決算の状況
が続いているが、今後は、より一層の経費節減に取り組むなど、収支の改善に努めることが求
められる。
評価担当課
青森市経済部商工業政策課
TEL:017−761−4436(直通)
代表:017−734−1111 内線3512
E-mail:[email protected]