練習13 図はABを直径とする半円AB上に点Cをとり、ACを

練習13
図はABを直径とする半円AB上に点Cをとり、ACを直径とする半円と
BCを直径とする半円を描いたものです。
図のような長さのとき、斜線部分の面積を求めなさい。
練習14
図において4点A,B,C,Dは円O上にあり、点Pは2直線AB,CDの交点である。
このとき、∠APDの大きさは何度ですか。
練習13
解き方) 『ABが円の直径である』 → 『円周角は90°』
ABは円の直径であるから ∠ACB = 90°
1
よって △ ABC = × 8 × 6 = 24
2
また、三平方の定理より AC + BC = AB
AC = 8, BC = 6 を代入して計算すると
AB = 10 cm ※従って半円ACBの半径は5
1
25
半円ACBの面積 = × × 5 =
2
2
S1
です。
S2
斜線部分と直角三角形で囲まれる部分の弓形を左から順にS1, S2とおく。
25
S1 + S2 = 半円ACB- △ ABC であるから S1 + S2 =
− 24
2
求める面積 = 半円AC + 半円CB − (S1 + S2) なので
1
1
25
求める斜線部分の面積 = × × 4 + × × 3 −
− 24 = 24
2
2
2
よって 24 cm ・・・(答
※普通に計算すると上のようになりますが、斜線部分の面積の和が
△ ACBの面積に等しくなることに気が付けば、たちまちに答が出ます。
これについて沙羅さんの解説を用いて説明しておきますと・・・
BC= , AC= , AB= とおくと
ABは円の直径であるから、∠C = 90°になるので
△ ACBに三平方の定理を用いて
+ =
・・・ ★
1
一方、半円CBの面積= × ×
=
2
2
8
同様に半円ACの面積=
8
, 半円ABの面積=
よって半円CBの面積+半円ACの面積=
8
+
8
=
8
⇒ これは半円ABの面積に等しいから、
半円ACと半円BCの面積の和は半円ABの面積に等しくなる。
(★ より)
一方、左の斜線部分の面積=半円ACの面積-三日月形ACの面積
右の斜線部分の面積=半円BCの面積-三日月形CBの面積 で表せるから
左の斜線部分の面積+右の斜線部分の面積
= 半円ACの面積 + 半円BCの面積 - 三日月形ACの面積+三日月形CBの面積
=半円ABの面積- 三日月形ACの面積 + 三日月形CBの面積
= △ ACB
以上から、斜線部分の面積の和は △ ACBに等しくなることがわかります。
練習14
解き方) 『同一弧上の円周角は等しい』を使います。
弧BCに着目すると ∠BDC = ∠BAC = 30°
ACとBDの交点をEとすると ∠AEB = 180° − ∠BEC = 180° − 75° = 105°
∠PBD = ∠BAE + ∠AEB = 30° + 105° = 135°
よって ∠APD = 180° − ∠BDC + ∠PBD = 180° − 30° + 135° = 15° ・・・(答
E