プロトン導電性セラミックスを用いた 水素濃度計 情報・計測 No. 5-16 数百℃の高温環境や放射線が存在する環境など、厳しい環境条件でも水素濃度の 測定が可能であり、水素爆発防止に役立つ小型の水素濃度センサです。 技術の特徴 φ6 プロトン導電性セラミックス管内の基準物質と周囲の水素濃度の差により 生ずる起電力を電極で検知することで、水素濃度が分かります。 セラミックと金属で構成されているため、温度・圧力・放射線に強い設計に なっています。 55 [単位:mm] ヒータ 基準物質 電極 耐放射線性ケーブル 熱電対 プロトン導電性セラミックス管 1.0 10,000 起電力 (V) 温度:700˚C 0.9 1,000 0.8 0.7 100 (水素濃度:ppm) 0 5 10 15 20 経時時間 (分) 従来技術との比較 1 応答性の良い測定ができる 2 高温や高圧、さらに放射線が 存在する条件でも測定できる 3 交換の必要な部品が無い 研究のステージ 試作検討段階 ○応答性に優れるため、周囲の 水素濃度変化をリアルタイムに 測定可能です。 ○ 電圧計と電源(車載バッテリ程 度)があれば、測定可能となり ます。 25 想定応用分野 利用分野 1 軽水炉事故時の安全対策 2 高温水素雰囲気での濃度分析 知財関連情報 特開2015-052502(共願: 助川電気工業) [email protected]
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