5-20 ひずみ制御による超高サイクル疲労試験技術

ひずみ制御による超高サイクル
疲労試験技術
情報・計測
No. 5-20
高温に加熱した金属材料のひずみ(変形量)をコントロールしつつ、引張・圧縮の力を与えて、
高サイクル疲労試験データを取得できる新しい試験技術です。本試験技術により、高温におけ
る金属材料の高サイクル疲労強度を評価することができます。
技術の特徴
1.油圧駆動機構により金属材料に高速(最大100サイクル/秒)の繰返し負荷(引
張・圧縮力)を与えます。
2.レーザ変位計と押当て型ひずみ計を併用し、繰返し負荷時の金属材料のひずみ
(変形量)を制御します。
3.金属材料の高温加熱は、高周波誘導加熱コイルを使用します。
疲労試験部
※○印が本試験技術によるデータ
高サイクル疲労試験データ(一例)
金属材料試験片の形状(一例)
従来技術との比較
1 試験データの取得期間が
10~100分の1に短縮
2 10億サイクル域の疲労試験
データ取得が可能
3 高信頼性のデータ取得が可能
研究のステージ
実用化段階(設計用データ取得中)
想定応用分野
利用分野
1 化学プラントや火力プラントの構
造設計
2 高温流体を用いるプラントの構
造設計
知財関連情報
特許第4061341号(共願:島津製作所)
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