5-15 自己出力型中性子検出器

情報・計測
No. 5-15
自己出力型中性子検出器
大容量電源の配線がなくても中性子を測定できる放射線検出器です。計測部が細径なので狭く
入り組んだ箇所で測定ができます。エミッタ材の合金化により、高感度で過渡変化時の応答性
にも優れます。
技術の特徴
中性子線を照射すると、エミッタからβ線(電子)、光電子及びコンプトン
電子が放出され、コレクタで集電されることで流れる電流量から中性子
線量を測定します。
エミッタ
(Pt-40%Rh)
耐放射線性
ケーブル
70mm
2mm
電流計
(測定用)
コレクタ
(NCF600)
絶縁材
(Al2O3)
電流計
(補償用)
芯線
(NCF600)
○中性子線量の測定範囲は、109/cm2以上。
(エミッタの大きさにより測定範囲は変更可)
○エミッタ材を変更することにより、より高温での使用も可能。
(現在の最高使用温度:700℃)
○放射線に強いケーブルを使用。
従来技術との比較
1 応答性の良い測定ができる
2 中性子の影響を受けにくい
3 交換の必要な部品が無い
研究のステージ
実用化段階(炉内計測に実用)
想定応用分野
利用分野
1 燃料デブリ等取出しに係る
線量評価
2 中性子源の位置探索
知財関連情報
特許第4477515号(共願:助川電気工業)
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