鋭的内針と鈍的外套を有する 尿失禁手術TVTディバイス 課 題 現在、女性の腹圧性尿失禁の手術は尿道周囲にテープを設置するTVT手術(図1)が主 流となっている。この手術は主に局所麻酔で行われ、安全かつ治療効果が高い。しか し、テープを誘導する針を穿刺する際、痛みが多少残ったり、臓器損傷したりするこ とがある。 効 果 テープを誘導する針に鋭的内針と鈍的外套を作ることにより以下の効果がある。 1.深部を穿刺するときは鈍的先端とし、水圧を加えて穿刺経路を広くするので 臓器損傷の危険性が少なくなる。(図2) 2.筋層を穿刺するときは鋭的先端とし、容易に貫通できる。(図3) 3.麻酔薬を注入しながら穿刺できるので深部まで麻酔を効かせられる。 以上より一層安全かつ無痛性手術が可能となる。 利用分野 医療 【図2】 【図1】 深部穿刺時の模式図 TVT手術のテープ設置位置 現在使用されているTVT針の先端の形状 連 絡 先 【図3】 深部穿刺時のTVT針の先端の形状 筋層穿刺時の模式図 筋層穿刺時のTVT針の先端の形状 株式会社みやざきTLO 〒889-2192 宮崎市学園木花台西1-1 宮崎大学地域共同研究センター内 TEL:0985-58-7942 FAX:0985-58-7945 E-mail:[email protected] http://www.miyazaki-tlo.jp
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