平成28年8月3日 神 奈 川 労 働 局 平塚労働基準監督署における文書

平成28年8月3日
神 奈 川 労 働 局
平塚労働基準監督署における文書の紛失について
神奈川労働局(局長 藤永 芳樹)は、平塚労働基準監督署(以下「平塚署」
という。)において発生した個人情報を含む文書の紛失について、下記のとお
りその事実を確認の上、必要な措置を講じましたので、概要をお知らせします。
記
1 概要
平塚署において、A事業場が提出した、事業譲渡に伴うA事業場及びB
事業場の労働保険料申告書(以下「申告書」という。)2通を紛失すると
いう事案が発生した。紛失した申告書には、事業場の所在地、代表者氏名
等が記載されていた。
2 事実経過
(1)平成28年7月22日、神奈川労働局総務部労働保険徴収課(以下「徴
収課」という。)において、申告書の提出がない事業場に対し、督促状を
発出した。
(2)同月25日、平塚署にA事業場から、「A事業場及びB事業場の申告
書が未提出であるとの督促状が届いたが、既に平塚署に提出した。」と
の電話連絡があった。
(3)同月26日、平塚署の職員が申告書の事業主控の写しをA事業場から
送付してもらったところ、6月13日付けの平塚署の受付印が押印され
ていることが確認できたことから、この時点で申告書の紛失が発覚した。
(4)平塚署では、6月13日以降に神奈川労働局(以下「神奈川局」とい
う。)に送付した全ての関係書類の送付状を確認したが、当該申告書を
送付した形跡はなく、署内を隈なく捜索したが発見できなかった。
(5) 7月27日、平塚署の職員が、A事業場及び B 事業場に電話で事案の顛
末を説明した上で謝罪したところ、了承を得た。なお、訪問しての謝罪は
不要とのことであった。
3 発生原因
廃棄処分する書類等を一時的に保管するためのボックスに、当該申告書
を誤って入れ、再確認しないままシュレッダー処理してしまった可能性が
高い。
4 再発防止対策
(1) 平塚署では、署長から非常勤職員を含む全職員に対して、事案の概要と
原因について説明し、注意喚起を行うとともに以下のとおり再発防止策に
取り組むこととした。
① 申告書等の受付時に、受付けした職員が専用の受付記録簿に
労働保険番号を記載し、労働局へ送付する際に送付状と突合
するとともに、送付を受けた神奈川局においても送付状と実
際に送付された書類を突合することとした。
② ①の突合が終了するまでは、シュレッダー処分は行わず、
処分する場合には、管理者を含む複数名で廃棄対象ではない
書類が紛れていないか一枚ずつ確認することとした。
(2)
神奈川労働局総務部長から管内全労働基準監督署長に対して、事案の概
要を説明し注意喚起を行った。また、神奈川労働局労働保険徴収課長は、
申告書等の受付、保管から労働局への送付状況について、管内全署に赴き
点検を行うこととする。