平成 28 年3月 11 日 兵 庫 労 働 局 西宮労働基準監督署における文書

平 成 28 年 3 月 11 日
兵
庫
労
働 局
西宮労働基準監督署における文書の紛失及び誤交付について
兵庫労働局(局長 中山明広。以下「局」という。
)は、西宮労働基準監督署(以下「西宮
署」という。
)における個人情報を含む文書の紛失及び誤交付について、下記のとおり当該事
案を確認の上、必要な措置を講じましたので、概要をお知らせします。
記
1 概要
(1)Aさんの未払賃金の立替払事業様式第 5 号「確認通知書(控)
」
(以下「確認通知書(控)
」
という。
)を、作成後に紛失する事案が発生した。
Aさんの確認通知書(控)には、Aさんの氏名、住所、生年月日等が記載されていた。
(2)Bさんの確認通知書(控)を、Aさんに誤って交付する事案が発生した。
Bさんの確認通知書(控)には、Bさんの氏名、住所、生年月日等が記載されていた。
2 事実経過
(1)平成 28 年2月 29 日、西宮署において、担当者(局監督課からの応援職員)が未払賃金
立替払確認関係書類一式(確認通知書、確認通知書(控)及びリーフレット)をAさん及
びBさんに交付した。
(2)平成 28 年3月4日、Bさんの確認通知書(控)がAさんに誤って交付されている旨の
電話連絡がAさんからあり、Bさんの個人情報の漏えいが判明した。
(3)同日、西宮署において、Aさんの確認通知書(控)の所在を確認したが、所在不明であ
ることが判明した。
(4)同日、担当者がAさんに電話連絡し、経過を説明した上で、西宮署管理者がAさんの自
宅を訪問して謝罪し、理解を得た。
その際、西宮署管理者はBさんの確認通知書(控)を回収するとともに、Aさんの確認
通知書(控)の複製をAさんに交付した。
(5)同日、担当者がBさんに電話連絡し、経過を説明した上で、西宮署管理者がBさんの自
宅を訪問して謝罪し、理解を得た。また、Aさんの確認通知書(控)を交付されていない
か確認したところ、交付されていないとのことであった。
その際、西宮署管理者はAさんから回収したBさんの確認通知書(控)をBさんに交付
した。
3 発生原因
(1)未払賃金立替払確認関係書類一式は申請者毎にクリアファイルに保管されているが、署
管理者の決裁時等、Aさん及びBさんの未払賃金立替払確認関係書類一式はクリアファイ
ルから同時に取り出され、事務処理が行われたこと。
(2)申請者に未払賃金立替払確認関係書類一式を交付する際、確認通知書と確認通知書(控)
の氏名等の確認が不十分であったこと。
4 再発防止対策
(1)平成 28 年3月7日、局監督課長が事案の概要を非常勤職員を含む監督課の全職員に伝
達し、誤交付の防止を主眼とする職員研修を実施。
(2)平成 28 年3月9日、局において開催された労働基準監督署次長・課長を対象とした会
議において、局労働基準部長が事案の概要を伝達した上で、各労働基準監督署において
① 未払賃金立替払確認関係書類の決裁等の事務は、申請者毎に処理し、他の申請者の
書類との紛れ込み防止を徹底すること
② 未払賃金立替払確認関係書類一式を交付する際は、複数の職員で対応し、確認通知
書と確認通知書(控)を突き合わせて氏名等の確認を確実に行うなど、基本動作を徹
底すること
③ 誤交付の防止を主眼とする職員研修を改めて実施し、個人情報漏えい防止の徹底を
図ること
を指示。
(3)改めて、局労働基準部長から管下労働基準監督署長に対し、非常勤職員を含む全職員に
事案の概要を伝達した上で、上記①~③の徹底を図るよう、文書により指示することとし
ている。
(担当)兵庫労働局労働基準部監督課(電話 078-367-9151)
監督課長 倉本幸一郎
主任監察監督官 白水千雄