3号

小禄小だより
小禄小
第三号
平成二十二年
五月二十日
小禄小学校
校長室発行
與儀 茂
早寝
早起き
朝ごはん
小禄小学校の正面玄関
を入ると図書館が迎える。
学校はおとぎの国で、本の
世界の入り口だから。
司書の大城敏子先生は
子どもの本が大好き。いつ
も色々な絵本作家の先生
との交流会に参加しては
サインやメッセージをも
らって来てくれる。
今週の特設コーナーは
「さとうわきこ展」。絵本
にはサインと直筆の絵が
ある。本を開くと描いてい
るときの作者の息づかい
が聞こえてきそうだ。
本の世界はあまりにも
広く深く際限がない。そこ
で特集、紹介コーナーが道
案内をしてくれる。
朝は森のくまさんが集
結。放課後になると森口原
の子どもたちがやってき
て、面白そうな円卓を囲ん
でその中から借りていく。
五月十三日に本年度の歯科検診が終了。歯磨
き指導、磨き方の実習もしていただいた。
歯科校医の友寄先生と看護士の方々が四月
から3回学校に足を運んでの歯科検診。
全部の歯をていねいに磨くやり方を教わっ
て、一人一人検診してもらった。
歯の表面は細かく動かして一つ一つていね
いに。下の歯の裏側はえんぴつの持ち方で上下
に動かす。上の歯の裏側は歯ブラシを立てて上
下に動かす。十五分くらいかけて磨いた。
染め出しがにがくて泣きそうなのを我慢し
て上手な磨き方を身につけた2年生達だった。
われらは小禄
われらは小禄 小学生
森のくまさんが集合する月曜の朝、特設さ
れた「さとうわきこサイン入りコーナー」の
本。放課後には、あっという間に残り5冊に。
朝→昼
対話の
対話の窓
TVで、歌手の郷ひろ
みが、「毎月のように歯科医に通
い、毎日、歯磨きを丹念にしてい
る」と話していた。芸能人でなく
とも、丈夫な歯は健康の象徴、白
い歯は美の象徴。しかし、歯のケ
アは大人でも簡単ではない。大人
になってむし歯になってしまっ
てから差し歯等の治療をしても
本物の歯と同じにはならない▼
歯科校医の友寄喜樹先生(田原の
ともよせ歯科医院院長)に長年、
全児童の歯を診ていただいてい
る。髪の毛や爪とは違って歯は一
生もの。♪天下取るまで大事な
体、ノミに食わせてなるものか。
幼い子どもの歯を守ってあげた
い。半年に一度、歯科医院に連れ
ていくことができたら▼友寄先
生は、「4年生までは親が仕上げ
磨きをしてあげるのが望ましい」
と言われる。磨き残しのない磨き
方が身につくのは高学年になる
までかかると▼歯は体の小さな
一部。しかし、むし歯の痛みたる
や、1本の歯の中に全身が入るほ
どの呪縛感だ。大人でも我慢でき
るものではない。小事が大事とい
うが、痛くなって初めてわかる。