Shinshu University Institutional Repository SOAR-IR

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Title
外陰癌患者への看護に関する一考察
Author(s)
小林, 初枝; 伊藤, 和子; 赤羽, ヨシエ; 金井, 洋子; 飯森, ひ
とみ; 松本, さと子; 今井, 裕子; 中嶋, 恵子; 沢渡, 里美; 曽
根, 弘子; 松尾, 智秋; 岡田, 純子; 鬼熊, 千代子; 松田, 尚子;
向山, みゆき
Citation
信州大学医学部附属病院看護研究集録 1986 : 33-40 (1986)
Issue Date
URL
Rights
1986
http://hdl.handle.net/10091/14661
外 陰癌患者 へ の看護 に関す る一考 察
北2階病棟
発表者
小林初枝
伊
藤
和
子
赤
羽
ヨ
シ
エ
金
井
洋
子
飯
森
ひ
と
松
本
さ
と
子
今
井
裕
子
中
嶋
恵
子
沢
渡
里
美
曽 根 弘 子 松 尾 智 秋 岡 田 純 子 鬼 熊 千 代 子
松
田
尚
子
向
山
み
ゆ
き
Ⅰ は じめに
外陰癌の発症率は,3-4% と極 めて希であ り,当科 において も過去 に 1例であ った。治療 と し
ては,「
早期 に広範 な外陰切除を行 う事が望 ま しいとされている。 また,身体的な苦痛に加え,員に
見 える部位で もあるため,精神的に与える苦痛 もはか りしれな い。
今回,外陰癌第Ⅳ期で高令のため,手術不適応 と診断 され,化学 ・放射線治療を余儀 な くされ,
治療中,心筋梗塞を併発 した症例を経験 し,外陰癌患者への看護 を学びた く研究 にとりくんだので,
で, ここに報告する。
Ⅱ 研究期間
0
年 6月∼昭和61
年 4月
昭和6
Ⅲ 症例紹介
1患者紹介
氏
名:T氏 (71
歳)
病
名:外陰癌
入院期間:昭和6
0
年 6月 4日∼昭和6
0年 1
2月 1日
既 往 歴 : 5∼ 6年前よ り心肥大指摘。高血圧性心疾患 にて ノイキノ ン 30野分 3内服中。
経
9年秋頃よ り外陰撞揮感 あ り,1
2月頃外陰左側 に小豆大程度の腫癌発見す るも放置。
過 :昭和5
鶏卵大 にまで増大 し,昭和6
0年 5月2
3日受診 。 6月 4日入院。外陰スメア - Cl
assV
歴 スメア ー Cl
assI 臨床期分頬
病
第Ⅳ期 (資料 1)
識 :外陰部 にこぶがで き,手術 してとる。
家族構成 :夫 と長男夫婦,孫の 5人暮 し
入院時所見 :外陰部 は,4×6×3c
mの鷹揚部を中心 に全体的 に発赤 し,臭気のある水様性浸 出液
が多 く,掻梓感を伴 っていた。また,左外腸骨 リンパ節腫大 (不動性 )していたが,そ
の他腰器への浸潤はな し。
Ⅳ
看護の展開
入院を第 Ⅰ期∼第Ⅳ期 までに分類 し展開す。
Ⅰ 第 Ⅰ期
ブレオマイシン塗布∼ペプ レオ療法 まで (6月1
5日∼6月20日 )
手術 目的にて入院す るが,高年令であり,化学療法の効果が期待できる。骨盤全摘術の適応で
一
3
3
-
み
あるが,浸聾が大 きい,などの点 によ り;治療方針は化学療法 と決定 され,ペプ レオ筋注,MM
C点滴治療,ブレオマイシン軟膏の密封療法 (ODT療法 )が行われた。
(
1) 看護 目標
化学療法がスムーズに行え るように援助 し,副作用の予防,早期発見 に努める.
1
2
) 看護 の実際
1)抗癌剤 の与薬 ,ODT療法を確実 に行 う。
2)一般状態のチ ェック (熟型 ・呼吸状態 ・脱 毛 ・検査 データー把握 )
3)外陰部の観察 と保清 (剃毛-洗浄- ドライヤー乾燥 )
4)感染予防 (含吸 ・患者の状態に応 じて シャワー浴 ・洗髪 ・清拭 ・面会者への配慮 )
(
3) 結
果
ペプ レオ筋注は,左右の殿部交互 に行 い,発赤 ・硬結 は見 られなか った。 ペプ レオ開始 よ り
T 38.0°
C前後の発熱がみ られたため,体力消耗などを考慮 し,発熱時間を予測 したクー リン
g/日 )等で対処 し,苦 痛
グや,ポルタレンズポ 50野の挿入,ペプ レオ減量 (4野/日 - 2m
の訴えは余 り聞かれなか った。
ブレオ塗布後,サ ランラップにて ODT施行す る も,鮮創膏固定 しに くく,排尿時 とれて し
ま う事が多か った。ODTに関 しては,尿留置挿 入 ・指 の う ・オブサイ トの利用が考え られた
が,感染の恐れ・
指 の うによる腫場の圧迫 ・オブサイ トによる刺激等の短所が あり,実際には,
02%過マ ンガ ン酸カ リ)ドライヤー乾燥の上 に ラップにて,
剃毛 し,ブ レオ塗布前 に洗浄 (0.
①㊥㊥の固定法 (資料㊥参照 )を施行 したが,排尿 にて とれて しまう事 は避 け られなか った。
また,入院時に比べ,悪臭,浸出液は多少軽減 されたが,鷹揚の大 きさや発赤部 には変化はみ
られなか った。
食事摂取表を用 い栄養状態を観察 していたが,食欲不振はみ られなか った。
発熱 のため, シャワー浴は行えなか ったが,清拭 ・シャンプーを施行 した。
2 第 Ⅱ期 腫蕩部か らの出血∼電子線治療中断まで (6月2
0日∼ 8月 3日 )
09出血 あ り.
止血 El
的にて電子線治療開始 される。電子線 3,
800
化学療法中,外陰魔窟よ り 30
2野 )MMC (1
0呼 ) 併用 にて,白血球 2
,
200に減少 し,治療中断 され
rad と,ペプ レオ (1
る。′
(
1) 看護 目標
1)腫蕩か らの出血 に注意 し,保清 に留意す る。
2)電子線治療が,安楽 にスムーズに行える様 に援助す る。
3)化学療法による副作用 に注意す る。
(
2
) 看護 の実際
1)について
○外陰部清浄
2回 /日 (照射前 と2
0時 )
〔
方法〕 ・人肌程度 に暖めた滅菌蒸留水 , 250ccで洗浄
・ドライヤー乾燥
・外陰部観察 (浸出量,腫癌の計測 2回/過 , 出血 ・柊痛の有無 )
・滅 菌ガーゼで腰窃保護
-
34-
○尿留置挿入による感染予防
2)について
○治療時 には.看護婦が付 き添い介助す る。
(車 イスでの搬送 )
3)について
○感染予防に努める。
o個室への転室,その他,肺線維症 ・脱毛 ・発熱 ・食欲不振 については,弟 Ⅰ期同様。
(
3)
結
果
電子線照射 により,出血され,また,照射前の洗浄 ・乾燥 により,浸出液 も徐々に戚 り,腫
房 自体 の大 きさも限局 したQ診察台での洗浄は,観察の良い機会だった。 しか し,計測などで
,
60
0ra
dにて抜去
時間がかか り,負担になったのではないか と反省する.尿留置は,電子線 2
で き,感染 もな く,排尿時には.患者 に滅菌蒸留水での清拭を説明,清潔を保つ事ができた。
照射時の体位は,患者を露出 した載石位であるため,患者の苦痛 も強いと思われた. そこで
看護婦が付 き添 う事で,患者か らは 「
安心 していられる」 との言葉が聞かれ,墓恥心 も多少和
らげる事ができたのではないかと思 う。
,
70
0まで低下するが,個室への転室 ・環境の整備 ・身体の清潔 ・援助 に努
期間中,白血球 1
,
000台にまで上昇 した。また,ペプ レオ投与後 3日目,脱毛著
め.感染はな く第 Ⅲ期に入り 5
明となり,観察 し,シャンプー ・カ ッ トなども注意 して行 った。患者 もはじめ,不安を訴えた
が 「
薬の副作用であり,必ずはえて くるか ら」 と前例をあげて説明する事により,納得 された
様であった。
照射途中よ り食欲低下が始まり 「ごはんを見ただけで食欲がな くなる」との訴え聞かれ,小
盛 会 に変更 した。その結果,主食全量摂取できたが,副食量 には変化な く,家人か らの協力を
得た。
また,肺線維症 については,咳噺 ・呼吸苦など自覚症状がな く,定期的 レン トゲ ン撮影 にて
ら,異常所見はみ られなかった。
3 第 Ⅲ期 心筋梗塞発病∼回復まで
(8月4日∼1
0月2
0日 )
電子線中止後 1
8日臥 意識喪失 ・自発呼吸低下あり (陳旧性前壁心茄梗塞 ・肺線維症の疑 い )
蘇生 にて意識回復す る。その後,軽度の呼吸苦 ・胸内苦悶症状 出現するが軽快 し,ライナ ック治
療開始 となる。
(
1
) 看護 目標
1)心筋梗塞の症状観察に努め,精神面での安定をはか り,再発を予防する。
2)外陰腫痔の保清に努める。
3)抗 癌剤 (5- Fu)内服 による副作用の観察 ・予防に努める.
1
2)
看護の実際
1)について
O -般状態の観察
○与薬を確実に行 う。
○不安軽戚をはかるため,頻回に訪重 し, コ ミュニケーションをとる。
-
35 -
○動静拡大のための計画をたて,状態に合わせてすすめてゆ く。
2) について
○外陰部洗浄
1回/日
○外陰部清拭
2回/日
3)について
○与薬を確実 に行 う。
○副作用の観察 (血液障害 ・食欲不振 ・脱毛 )
t
3) 結
果
初回の発作以降バスタレル内服開始 し,状態観察 に努めた。以後の発作 は軽度であったが,
症状 は夜間や排滑時 にみ られたため,不安が強 く,動静の拡大に意欲がみ られなか った。そこ
で,スタッフ間で状態の変化 に合わせた看護をするには ?と考え,毎朝 カ ンファレンス ・看護
計画をたて,各勤務毎に評価 していったO さ らに.過 1回医師 も参加 し,全員でカ ンファレン
スす ることによ り,統一 した姿勢で患者 に接す ることができた。動静 は,看護婦がつき,前後
のバイタルサイ ンのチェックを しつつ,威 力訓練を行 い病棟内歩行で きる様 になった。夜間は
安
安定剤の内服 に加え,発作出現 しやすい時間帯 (3時 )に看護婦が頻回に訪室す る様に し 「
心 してやすめる」 との言葉が きかれた。 日中 も会話を多 く持つ ことに努め,車イスでの散歩な
どで気分転換をはか った。 また,治療中断 し.入院が長び くことによ り,患者か ら 「
私みたい
な ものが入院 していて --」 といった遠 慮の言葉が聞かれたが,動静拡大がすすむ につれ,意
欲がみ られ,表情 も明る くなった。
浸出液は減少 し,び らんや自軌 一部痔痛を伴 った硬結がみ られ たが,アズノール ・エ レー
.
8×4.0c
mであったが,1
0月末には
ス C軟膏塗布 にて軽減 した.腫蕩 ・び らんは,発作直後 3
0
.
5×0
.
2c
mに縮少 し,真皮を形成 した。
検査 データーの把握 に努めたが,異常 はみ られなか った.食事摂取量 は,ほとん ど変わ らず
900∼ 1,
400Ka
z
Bであ り, 必要量 はとれていた。 (7
0歳軽 い労作時の消費 - 1
,
1
76I
h B)
また脱毛 は, ほとんどみ られなか った。
4 第 Ⅳ期
ライナ ック治療開始 ∼退院 まで
,
0
00rad)と抗癌剤内服治療にて
左用径部の リンパ節 に対するライナ ック照射 (全骨盤照射 4
腫場消失 し,退院の運 びとなる。
(
1
) 看護 目標
1) ライナ ック治療 ・5- Fu内服 による副作用の観察 ・予防に努める。
2)外陰部腰湯の観察 ・保清 に努める。
3)発作に対す る不安の軽戚 に努め,動静の拡大をはか る。
4)退院にむけての援助を行 う。
1
2
) 看護の実際
1)について
o副作用の観察 (宿酔 ・倦怠感 ・食欲低下 ・白血球減少 ・下痢 )
○与薬を確実に行 う。
2) について
-36-
○外陰部洗浄
1回/日
○外陰部清拭
1回/日
3)について
〇第 Ⅲ期同様
4)について
0日常生活 ・保清 ・栄養 ・排掛 こ対 して,退院にむけて援助 してい く。
(
3
)結 果
食事 ・排便表を利用 した。その結果,やや食欲低下み られるが,摂取量は,家人の協力 も得
られ, 1
,
200Kaz
B程度であった.排便状態 も時に,無形軟便 ∼泥状便が出現 したが,積極的に
人参摂取 にて,止痢剤使用に至 らずおさまった」また.宿酔症状 は出現せず,血液検査の結果
も特 に,問題 はなか った。
外陰部保清 に努めていたが,放射線治療 により,皮膚の抵抗力が低下 しているため,第 Ⅲ期
同様の痔痛を伴 った硬結を作 ったが ,1
0日間程で治ゆ した.また,腫掛 こよる外陰の隆起はと
れ,浸出液 も消失 した。そのため,自分で清拭できる様に指導 した。
夜間のみポータブル トイレ使用 していたが,徐々に トイ レ歩 行まですすめた。また,ライナ
ックには,車 イスにて通 っていたが,状態をみなが ら歩行距離を伸ば し,片道歩行で きる様に
なる。歩行や入浴の前後のバイタルサインにも,ほとんど変動はみ られなか った。
治療終了後か ら家人の協力を得,少 しずつ退院指導を行 っていった。まず,家屋の配置の中
で, トイレまでが遠 いことが不安であったので,ポータブル トイ レを購入 して もらい,冬 との
こともあ り,保温には,留意する様に働 きかけた。 また,お嫁 さんに,減塩食について再説明
し,戚塩 8∼1
0g程度におさえる様 に した。 さらに.一般的な放射線治療後の退院指導 に準 じ
説明を加え,徐々に自信をつけた様 に思 う。
退院後は,外来看護婦 との連携をはか り,経過観察 に努め,発作 ・症状 も起 きず,元気 に外
来通院を している
Ⅴ 考
察
この症例で私達が悩んだことは,訴えの少 ないがまん強い患者であったために,疾病に対 してど
の様に理解 していたのか,また治療に際 して も,どう思 っていたのか,判断,理 解 しに くい面があ
った。特 に.治療効果をあげるためや,清潔保持,また唯一外陰部観察ができる機会と して毎 日外
陰部洗浄を行 っていたが,それが患者にとって負担ではなか っただろうか ?また,心疾患を合併 し
途中治療を中断 しなければな らなかった事について も,どの様 に,受けとめていたのだろうか ?
といった精神面において,理解の不足を感 じた。 そこで,少 しで も患者に接 し.頻回に訪室,声か
けに努め,プロセス レコー ドもとってみたが,患者の真意を理解することはむずか しか った。
また,第 Ⅰ,Ⅱ期中閉までは,患者の状態が変化 してか ら計画をたてる事が多か った。また,各
自評価が異な り,経過観察が されに くいといった反省が出されたoそのため,毎 日看護計画をたて
評価 し,週一回それ に対 し,スタッフ全員で検討を加え る事によ り,一貫 した観察,積極的な看護
が行えた様に思 う。また,カンファレンスに受持医 も参加 して もらい,病状 ・治療方針を把握 した
上で,患者にあった計画をたてる事がで きた。
-37-
この症例 は,外陰癌という希な疾患であり,どの様に看護を行 っていいのかわか らず,とまどう
面 も多か ったが,カ ンファレンス ・計画をつみ重ねてゆ く中で,少 しずつ援助方法を学べていけた
と思 う。
また,記録 に図を用いて.前回 との比較す る事で,よ り明確な評価ができたと思われる。
Ⅵ
おわ りに
今回の症例 においては,高令者であ り,合併症を伴 った患者であったが,今後は,年令や外陰癌
の浸潤の程度 によ り,治療 も異 なり,また違 った問題が生ず ると思われ るが,この経験を生か し,
とりくんでゆきたい と思う。
この研究にあた り,御指導,御協力いただいた方々に深 く感謝致 します。
参考文献
(
1
) 坂元正一著:最新産婦人科学
1
9
8
3
朝倉書店
1
2
) 鈴木雅洲他:婦 人科癌の化学療法 南江堂
(
3
) 荒井清他 :婦人科学 南江堂
1
9
82
1
9
8
4
(
4
) 杉山腸一 ・清水保著.
・小婦人科書 金芳堂
1
98
0
t
51 田嶋 り夕子他 :外陰部癌患者の看護を通 しての一考察
日本看護協会 出版会
第1
5
回 日本看護学会集録
1
98
4
(
6
) 坂元正一他:産婦人MOOK 外陰および虐疾患 金原出版
- 38-
1
9
82
資料 1
外 陰癌 TNM 分類
外陰 ( I
CD01
8
4
.
4)1
9
7
8年分叛く
CNC.DSK,FI
GO,I
CPR,JJCにより承認 )
分頬規約
a
r
ci
n
oma )にのみ適用 し,症例を組織型 によって分琉で きるよ うに組裁学的確証
本分類 は癌 (c
がなければな らない。確証のない症例 は区別 して記録す る
下記の検索 は,T,N,M 判定のために最低必要な診断法で, これが行われていない場合には
TX,NX,MXの記号で示す。
T分校 :臨珠的な検索 ,内視鏡検査, X線検査
N分類 :臨床的な検索 ,X線検査
M分類 :臨床的 な検索 ,X線検査
所属 リンパ節
所属 リンパ節 は大腿 そけい リンパ節外腸骨 リンパ軌
下腹 リンパ節である。
TNM治療前塩床分類
T-
原発慮窃
UⅠ
CC分類 FⅠ
GO進行期
Ti
s
0
浸潤前癌 *(c
a
r
ci
nomai
ns
i
t
u)
TO
-
原発歴窮を認めない
Tl
Ⅰ
外陰に限局 し,最大径 2c
m以下の腫癌
T2
Ⅱ
外陰に限局 し,最大径 2c
mを こえ る腰湯
T3
Ⅲ
大 きさに関係な く,下部尿道 または虚,会陰,肛門に進展 した腫壕
または骨盤壁に固定 した もの
Ml
T4
Ⅳ
Ⅳ(
(一部 )
遠隔臓器
に転移
した もの
大
きさに関係
な く,上部尿道
または勝朕が直腸の枯膜 に進展 した腰湯
*原文ではp
r
ei
n
va
s
i
v
ec
a
rc
i
n
o
ma (c
a
rc
i
n
o
mai
ns
i
t
u)
N-
所属 リンパ節
NO
所属 リンパ節 に転移を認めない。
N1
-側の所属 リンパ節 に転移を認め,可動性あ り。
N2 両側の所属 リンパ節に転移を認 め,可動性あ り。
N3 所属 リンパ節 に転移を認め,固定 している。
NX
所属 リンパ節転移を判定す るための最低必要 な検索が行われなか ったとき。
M- 遠隔転移
MO 遠隔転移を認めない。
Ml 遠隔転移を認める。
MX 所属 リンパ節の有無を判定す るための最低必要 な検索が行われなか ったとき。
p.TNM 術後病理組織学的分琉
-39-
pT一 原発感傷
pT分類は T分 頬 に準ず る。
pN- 所属 リンパ節
pN 分類 はN分類 に準ず る。
pM一 遠隔転移
pM分類 はM分類 に準ず る。
0
M
病期分類
TI
Ⅱ期
T2
Ⅲ期
T3
NO
NO
NO
Tl
,T2
Nl
,N2
T4
NO,Nl
,N2
0
M
0
M
1
M
Ⅳb期
0
M
Ti
こ関係 な く N3
0
M
Ⅳ a期
0
M
Ⅰ期
TNに関係 な く
要 約
UⅠ
CC
Tl
資料
外
FⅠ
GO
陰
I
≦ 2α
T2
>2
Ⅱ
T3
下部尿道,歴.会陰,肛門 に浸潤
Ⅲ
T4
Nl
N2
上部尿道,頗耽,直腸,骨盤壁 に浸潤
c
z
n
Ⅳ(一部 )
-側,可動
-
両側卜可動
-
2
. ODT療 法
\
、
二:
こ
、
\-/
.1
\
I
r
I
-I
L
L
㊥
ノ)
匡
E
//
40