第1号 (平成26年1月30日付)

H26.1.30
第1号
皆さんお早うございます。校長の藤田正美です。新しい年になった区切りで、皆さ
んに日頃考えていることを伝えたいと思って通信を発行することにしました。
青井高校が育てたい生徒その1
私達は学校の目標の1つとして「社会の一員としての自覚をしっかりと持ち、社会
に貢献できる人間」の育成を掲げています。
ところで、社会の一員としての自覚とは、具体的にどのようなことでしょうか。た
とえば、人と顔を合わせた時に、「きちんとあいさつをする」といったことが挙げら
れると思います。「挨拶」とは、心を開いて相手に迫るという意味だそうです。挨拶
を交わすということは、私はあなたと人間関係を築きたいと思っていますよというメ
ッセージです。周囲の人と良好な人間関係を築くためには欠かせない第一歩です。
毎朝、生徒会の皆さんが校門のところで、あいさつ運動をしてくれています。元気
な声でのあいさつは爽やかな気分にしてくれます。本校生はこれまで勤務したどこの
学校より気持ちのいいあいさつをしてくれる人が多いです。素晴らしいことだと思い
ます。
問題点は・・・
それ以外の社会の一員としての大事な自覚に「時間を守る」ことがあるかと思いま
す。社会生活を送っていく上で、時間を守ることは非常に重要です。たとえば、駅に
は電車の時刻表が示されていますが、時刻表が全然当てにならなかったらどうでしょ
う。目的地に予定時刻までに到着することができない人が多数出て、大きな混乱をき
たすことになります。商談をする時に約束をした時刻に間に合わなかったらどうでし
ょう。それだけで心象を悪くしてまとまる話もまとまらなくなります。時間を守らな
いことは人間関係においては致命的ともいえる事柄なのです。
ところで、みなさんは遅刻をどのようにとらえているのでしょう。遅刻は自分だけ
の問題と考えている人がいるとしたら、大間違いです。大切なことをSHRで伝えよ
うと思っても、遅刻してくる人がいると何度も同じことを伝えなければなりません。
伝える側からすれば、それだけで大きな労力・ストレスです。また、授業でみんなが
集中しているときに、遅刻した人がガラガラとドアを開けて入ってくるとせっかくの
集中した良い雰囲気がぶちこわしです。先生も何時に入室したかという余分なチェッ
クの作業をいちいちしなければなりません。本当に迷惑な話です。集会でも同じです。
体育館で皆が集中して話を聞いているときに、ドンドンドンと足音を響かせて遅刻し
た生徒が入ってくると明らかにみんなの意識がそのほうにいくのがわかります。実は、
遅刻は周囲にとってはプラスになることが何もない迷惑行為なのです。甘えるな遅刻
者!
大切なことは・・・
社会の一員としての自覚ある行動とは、まずは遅刻をしないよう自己管理をするこ
とです。もし、遅刻してしまっても、出来る限り周囲に迷惑とならないようにふるま
うことが大切です。
就職や進学に当たっては、欠席や遅刻の数が重要視されます。会社や上級学校の担
当者は、欠席や遅刻の回数を、自分のところに入ったとしてきちんと取り組めるかど
うかの判断材料として見るからです。昨日まで遅刻しなかった人はこれからも遅刻を
しないよう、これまで遅刻が多かった人は明日からは遅刻をしないようがんばりまし
ょう。自分の未来を開くも閉ざすも自分の心がけ一つです。
1学年から一言
去年の今頃、中学 3 年生でした。合格した時の喜びを忘れないでほしいです。私たち
37 期生は「挨拶をする」、
「人の話を聞く」、そして、
「時間を守る」を大きな柱としてい
ます。時間は共有の財産です。みんなの財産を守ってください。
2学年から一言
遅刻者は、ほぼ同じ人です。自覚が足りないのが原因です。朝起きる時間になったら、
必ず布団やベッドからすぐにでる習慣をつけましょう。あと5分とか甘えると二度寝し
てしまいます。3年では朝の SHR が大切ですから、今から習慣づけましょう!
3学年から一言
「3年生になったら遅刻を直せばいい」と思っている人は非常に危険です。現3年生
でも、2年生までの遅刻が多すぎて就職できなかった人や、推薦を受けられなかった人
がいました。自分の遅刻のせいで進路が絶たれるのは悲しいですよ。