平成19年度から22年度までの - 滝川市

平成19年度から22年度までの
「滝川を元気にする40項目の政策提言」の取組み
経済再生-農業・工業・商業・中心市街地
№
政策提言
取組内容
農業・農村の持続的な発展をめざす農 農業・農村振興ビジョンを策定、滝川市農業振興会議を設置して、魅力あふれる農
業・農村振興ビジョンをつくります。 畜産物の提供、生産・加工・販売体制の強化、担い手の育成を重点に毎年度アク
1
ションプランを作成し取組みを進めています。
農業の生産性を高め、経営の近代化を <道営土地改良事業・パワーアップ事業>
図るため、パワーアップ事業と園芸産 国の予算額減尐に伴い遅れは見られますが、圃場を集積し効率的な営農を実現する
地の形成事業を進めます。
ため、滝川東地区、江部乙西地区、滝川西地区及び江部乙北地区において道営土地
改良事業を、江部乙北西地区においては計画づくりのための調査を実施したほか、
土地改良事業の農家負担軽減を図るパワーアップ制度の導入、補助採択要件に合わ
ない地域への市単独支援制度もスタートしました。
2
<園芸産地の形成事業>
花やトマトの園芸産地としての発展に向けて、トマト・花き用ハウス整備支援、花
やトマトの新品種導入、ハウスUVカットフィルム導入の支援を進めました。
農業振興・営農指導・担い手の支援を 地域農業の振興と、農業者への営農支援を行うため、営農振興センターの設立に向
目的とした営農振興センターを設立し け検討し、平成21年度にJAたきかわ広域営農センター内に市とJAたきかわの合
3 ます。
同事務所を開設したほか、赤平市と合同で農家説明会などを実施しました。
中心市街地活性化基本計画をつくり、
国などの支援を得て、中心部ににぎわ
4 いを復活し、歩いて暮らせる街をつく
ります。
中心市街地活性化基本計画を基に、賑わい再生ロード事業、「た・べる」や「ニー
ド・イット」などの賑わい拠点づくり、街なか賑わい再生実行委員会によるイベン
トの実施など賑わいづくりの取組みが進められました。市立病院改築、図書館移転
などによりさらなる賑わいづくりが期待されます。
中心部居住を進めるため、民間住宅の <民間賃貸住宅建設助成>
建設を促進し、公営住宅の整備を早め 「街なか共同住宅建設事業助成制度」を活用した住宅の建設促進に向け、平成21
ます。
年度に支援対象エリアを中心市街地活性化基本計画エリアに拡大しました。
5
<公営住宅ストック活用計画の変更>
既設の公営住宅を有効に活用するため、平成20年度に公営住宅の整備や管理の基
本方針を定めた「公営住宅ストック計画」を見直しました。
女性100人を委嘱するなど市民の知恵 滝川商工会議所、商店街振興組合、NPO法人、滝川消貹者協会などで構成される
と応援を得て、まちなかににぎわいを 「街なか賑わい再生実行委員会」が組織され、商店街を会場にしたイベントを実施
6
取り戻します。
し賑わいづくりに取り組まれました。
農業・製造業・商業・消貹者が協力し
て地産・地消推進運動を高めます。こ
のため、滝川食と農ネットワークを設
7
立します。
「たきかわ農畜産物ブランド化推進協議会」による首都圏でのプロモーション活
動、市民組織による地元農産物を使用したスイーツ製造、軽トラ市開催、たきかわ
バーガー開発、地元農産物を積極的に活用した「みのり給食」の実施のほか、「滝
川地産地消ふるさとづくり協議会」を組織し、滝川市地産地消計画の策定、フォー
ラムや料理コンテストの開催などの取組みを進めました。
産直市の開設、直販所の設置、地の味 JAたきかわが地元農産物の直売所「菜の花館」をオープンしたほか、「滝川地産
レストランの認定、特産品のネット販 地消ふるさとづくり協議会」による23店のたきかわ地産地消の店を認定するなど
8 売など消貹者に顔の見える地域産業を の取組みを進めました。
育てます。
市が実施する公共事業は、優位性を十
分に吟味して必要な公共事業は着実に
進めます。(市立病院の改築、図書館
9 の移転、学校の耐震化・大規模改修・
改築、公営住宅、合流式下水道の分流
化など)
市立病院改築、江陵団地建替、駅前団地さかえ建設、江部乙小学校・明苑中学校・
滝川第一小学校・江部乙中学校の耐震補強、滝川中央保育所耐震改修・病後児保育
棟建設、江部乙東陽地区福祉会館建替を行ったほか、泉町団地建替及び合流式下水
道分流化工事に着手し、開西中学校建替実施設計、図書館移転実施設計を進めまし
た。
国や北海道が主体となる公共事業を導
入して都市基盤を確かなものにしま
す。(国道12号・38号の4車線化、
10 石狩川築堤の完成、西6丁目排水機場
の改築、江部乙川・手島川の改修な
ど)
圏域交通の円滑化と安全な交通確保のため、国道12・38号の4車線化の早期完
成、道道江部乙雨竜線14丁目踏切の立体交差化及び道路整備の早期完成、江竜橋
架替事業の早期完成、国道451号道路整備促進について、治水対策推進のため、石
狩川滝川築堤・江部乙築堤の早期完成、ラウネ川河川改修の早期完成、西6丁目排
水機場改築の早期着手、江部乙川河川改修の早期着手について、国・北海道へ積極
的に要望活動を行いました。
教育再生-未来を担う子ども達
№
政策提言
取組内容
学校改修に合わせて教室を改造し、生 学校を拠点に地域で学校支援する学校支援地域本部事業(学校ふれあいサロン事
涯学習の場として開放する学校ふれあ 業)を実施し、多くのボランティアの方々の参加のもと、授業、放課後学習や部活
11 いサロン事業を進めます。
動などの支援をいただきました。
心の教育推進プランを立て、いじめ再
発防止と心の教育を実施します。この
ため、指導主事の増員、スクールカウ
ンセラー・相談員の全校配置、小学校
を尐人数学級(35人)にします。
<心の教育推進プランの策定>
心の教育推進プランを基に、いじめのない社会や学校づくりを目指して、ようこそ
先輩事業、相談体制の整備、いじめ根絶のための啓発、実態調査などを行ったほ
か、いじめ指導マニュアル、「児童生徒の心に響く道徳教育の在り方」実践報告な
どを全教職員に配布しました。
<心の教育推進体制の充実>
指導主事を増員したほか、教育相談員・スクールカウンセラーの全校配置、スクー
ルソーシャルワーカーの配置、学びサポーターの全校配置を行いました。
12
<35人学級の検討>
きめ細やかな指導を進めるため、市独自に延べ6人の教員を配置して小学校3校に
おいて3・4年生を対象に35人以下の学級編成を実施しました。
全校の耐震診断を完了し、2校の大規 <耐震診断の実施>
模改修と1校の改築計画を立てます。 19年度までに市内全校の耐震診断を終了しました。
<学校大規模改修計画の策定>
耐震診断結果を踏まえ、小・中学校施設整備方針を作成し、江部乙小学校・明苑中
学校・滝川第一小学校・江部乙中学校の耐震改修を実施しました。
13
<学校改築計画の策定>
耐震診断結果を踏まえ、小・中学校施設整備方針を作成し、開西中学校改築の実施
設計、滝川第三小学校改築に向け耐力度調査を行いました。
14
子育て10選を具体的に進めて、社会
の教育力を高めます。
「家庭教育支援基盤形成事業」による家庭教育の学習機会の提供、ふれあい通信の
発行などにより子育て10選の普及に努めたほか、我が家のマナー募集、基本的な
生活習慣の定着に取り組みました。
図書館をまちなかに整備して、新しい 平成23年度の図書館の街なか移転に向けて、実施設計を行いました。
15 図書館コミュニティをつくります。
郷土館活動の充実、新しい文化財の指
定など、歴史と文化遺産を大切にし、
歴史が町並みに生かされるまちをつく
ります。
<郷土館展示のリニューアル計画策定>
常設展示室の展示資料の入替え、展示資料のわかりやすい解説パネルやワークシー
トの設置のほか、テーマ別にセットで貸出可能な「たきかわ歴史ものがたりパッ
ク」を製作しました。
16
<新文化財指定方針決定>
「太郎吉蔵」旧五十嵐酒造店倉庫を、商業地として繁栄を誇った滝川の歴史を伝え
る貴重な建造物として、新文化財に指定しました。
國學院大學北海道短期大学部・文化連 身近に日本の伝統文化などが学べるように、國學院大學北海道短期大学部が主催す
盟・リブラーン滝川などと協力して、 るペカンペ祭や狂言公演などの文化伝承事業を滝川市文化連盟、(財)滝川市生涯学
17 個性的な文化を育てる地域文化創造活 習振興会が連携し支援しました。
動推進事業を展開します。
体育協会、体育指導員と協力し、レク
リエーションスポーツを普及します。
18 特に、温泉浴・日光浴・森林浴を活用
した健康づくりを進めます。
健康づくりウオーキング事業、ふれ愛の里での湯ったりサロン事業、レクリエー
ションスポーツ事業などを組み合わせ、丸加高原やふれ愛の里でのウオーキングや
温泉入浴、地元食材を利用した食事などによる温泉浴・日光浴・森林浴の三浴が体
験できるツアーを行いました。
-22-
暮らし向上-市民力・医療・福祉・暮らし
政策提言
№
取組内容
通い・訪問・泊り・住むなどの多様な 民間による小規模多機能型居宅介護施設の街なかへの整備を支援しました。
サービスを提供する小規模多機能型の
19 居宅介護施設をまちなかに設置しま
す。
高齢者にやさしい公営住宅をまちなか 高齢者住宅10戸を備えた「駅前団地さかえ」20戸を建設しました。
20 に建設します。
お年よりの買い物や福祉除雪を支える 高齢者や障がい者などの冬の暮らしを地域で支え合うために、地域に小型除雪機を
地域ささえあいコミュニティを形成し 貸与する「コミュニティ除雪事業」を開始しました。
21 ます。そのため、モデル地区を選んで
実施します。
子どもの未来づくり条例を制定して、 「滝川市の未来を担うこどもの子育て・子育ち環境づくりに関する条例」を制定
社会全体で子育て・子育ち応援する基 し、子育てを地域全体で支援していく具体的行動計画「滝川市こどもプラン」を策
22
本を定めます。
定しました。
子育て応援チケットを配布して、妊産 妊婦一般健診の14回分の妊婦健診貹用助成へ切り替え、妊婦の健康管理と経済的
婦から3歳未満の乳幼児の子育てを応 負担の軽減を図ったほか、子育て家庭への支援を行う「どさんこ・子育て特典制
23 援します。
度」を地元協賛店の協力を得て導入しました。
新生児(第1子)の家庭全戸訪問を引き 新生児がいる全家庭を訪問することとし、第2子目以降は保育士と地域の行政パー
続き保健師によって行うほか、子育て トナーとで訪問する「こんにちは赤ちゃん訪問事業」を実施しました、
24 サポーター制度を創設して訪問回数を
増やします。
市立病院を現在地で改築し、地域の医 平成20年9月に改築工事に着手し、平成23年3月16日に開院する予定です。
療機関と協力して、保健・医療の充
25
実・救急医療の充実を図ります。
市の公共施設等を障がい者の職業訓練 平成22年度に11人を臨時職員として雇用しました。民間企業への就労支援を行
い2人が採用になったほか、雨竜高等養護学校から職場実習体験の受入れを行いま
した。
26 の場として社会復帰を進めます。
観光・文化・定住促進
政策提言
№
取組内容
丸加高原を羊と花と自然体験のメッカ 丸加高原応援団の協力により、羊放牧柵、コスモス畑整備や展望デッキなどを整備
として育てます。
したほか、菜の花畑やコスモスの植栽、菜の花まつりやコスモスフェスタ、冬まつ
27
りなどのイベントの開催により集客拡大に努め、魅力アップに取り組みました。
農村滞在体験プログラムを充実し、農 農業者などと連携し、國學院久我山中学校など道内外の修学旅行による農業体験受
入れを実施しました。
28 村観光を進めます。
市の観光部門を観光協会に一体化して (社)たきかわ観光協会と連携し、多くの市民や団体の協力のもと、花や自然などの
滝川市の観光力を高めます。
地域資源の活用、体験メニューの充実、各種イベントの開催、市内外への情報発信
29
を行い、外客誘致に努めました。
デザインとアートによる街おこしを進 滝川の文化や歴史を踏まえた産業振興や施設運営など地域活性化に役立つデザイン
めます。このため、アートディレク
のあり方について、NPO法人と連携し検討しました。
30 ターを委嘱して基本の方針を定めて実
行します。
病気とたたかう子どもたちに特別に配
慮された常設のキャンプ施設「そらぷ
ちキッズキャンプ」を応援します。こ
のため、高原の森基金の支援を受け
て、森の造成に着手します。
31
また、まち全体のユニバーサルデザ
イン化を計画して、誰にもやさしいま
ちづくりの目標を定めます。
<そらぷちキッズキャンプの整備>
平成24年度の本格開園に向け、公益財団法人の認定、そらぷちの森や森の観察小
屋、医療棟の整備、プレキャンプの実施、施設運営、ボランティアの育成などに支
援を行いました。
相談から移住までの受入体制を整え、
モニターツアーを実施して、希望に
合った移住定住プランを提供して、夢
32
をかなえるお手伝いをします。
移住相談会の開催、たきかわ暮らしモニターツアーの実施、ふれ愛の里コテージや
民間アパートの協力による短期・季節居住ニーズ用の家財道具付物件の提供、農産
物収穫やグライダー搭乗、ホーストレッキングなど魅力ある体験メニューの提供に
努め、平成22年度までに完全移住者9組18人、季節居住者9組16人、短期滞
在者36組73人となりました。
-23-
<ユニバーサルデザイン計画の策定>
「滝川市バリアフリー基本構想(滝川駅周辺地区)」を策定したほか、市民の皆様
の要望活動や駅前の植栽の取組みもあって、JR滝川駅舎のバリアフリー化も含め
跨線橋エレベータ整備が決定しました。
行財政改革
政策提言
№
取組内容
まちづくりの基本ルールを定める市民 「滝川市市民自治基本条例(仮称)策定市民会議」を設置し、住民自治による自治
体運営の基本ルールのあり方、方向性について検討しました。
33 自治基本条例を定めます。
市民活動と市役所の仕事をつなぐシス 市民活動の拠点となる「まちづくりセンター」を市役所2階に開設し、行政パート
テムとしてまちづくりセンターを設立 ナーの協力のもと、市民や団体の活動情報、支援制度情報の提供、講習会の開催、
活動の相談などを行ったほか、センター所長候補の公募、街なか移転の準備を進め
34 します。
ました。
市民活動を支援するため、市民税の
1%を活用するシステムをつくりま
35 す。
市民のニーズや課題解決のために市民が主体となって自ら考え行動する事業を支援
する「未来へつなぐ市民税1%事業」をスタートしました。
市民参画による新たな行財政改革5か 滝川市の行財政を考える市民会議、市議会の新滝川市活力再生プラン調査等特別委
員会での議論・検討を経て、新滝川市活力再生プランを策定しました。
36 年計画をつくります。
事業仕分けにより、主要な事務事業を 新滝川市活力再生プランを策定するため、道外先進自治体職員、道内自治体職員、
滝川市の行財政を考える市民会議委員を評価者に事業仕分けを実施しました。
37 点検します。
職員数を現員の約1割削減して、350 計画的に削減を進め、新滝川市活力再生プランの目標を2年前倒し、21年度当初
人体制とします。長期的には300人以 に達成しました。
下の体制とします。(消防・西高教
38
員・市立病院の医療技術者を除きま
す)
給与は一層見直し、特別職の退職金も 21年3月までの給与削減に引き続き、新滝川市活力再生プランに基づき、21年
減額します。
度から3年間市長給与30%、特別職給与15%、一般職給与3%削減、管理職手
当、期末勤勉手当の一層の削減を行いました。また、19年度に市長・副市長の退
39
職金を減額した給料を復元せず給付する規定に改正しました。
40
事務事業の民営化と市民による行政
パートナー制度を導入します。
学びサポーターの全校配置
3団体・11個人の協力を得て、まちづくりセンター、滝川地方消貹者センター、
印刷センター、森のかがく活動センターの業務のほか、新生児全戸訪問、広報・広
聴事業に行政パートナーを導入しました。
菜の花タクシーの運行
新市立病院 3月16日開院
40
たきかわの元気
太郎吉蔵 市指定文化財に決定
たきかわ地産地消の店 認定
まちづくりセンター開設
支援広がる「そらぷちキッズキャンプ」
駅前団地「さかえ」完成