映像を用いた 「からだきづき」実習教材の開発

映像を用いた
「からだ気づき」実習教材の開発
~誰でもできる「からだ気づき」実習を目指して~
指導教員 高橋 和子
0451048 奥田 章世
はじめに
「からだ気づき」とは?
実習の体験から生まれる「気づき・学び」
「からだ」に関わるすべてを対象とした領域
「体ほぐしの運動」教材としての可能性
(先行研究より)
学校現場での実践
雑誌「体育科教育」に2年間連載
「からだ」(高橋2004)
実践数は少ない
意図・内容・目的等が分からない
映像ならば分かりやすいのではないか?
「からだ気づき」実習DVDの作成
研究目的
研究目的
「からだ気づき」実習DVD
映像教材として有効性を検討する
課題を明らかにする
研究方法
研究方法
対象: 教員養成系大学の学生(56名)
方法: 質問紙によるアンケート調査
(4件法・自由記述)
DVDを視聴しながらの回答
調査内容
①体験の有無
②実習の意図が明確に示されていると思うか
③実践方法は理解できるか
④実習の流れが分かるか
⑤この実習を体験したいと思うか
⑥映像を見れば、教育現場で実践できるか
⑦この実習を実践してみたいと思うか
⑧⑦の理由(自由記述)
結果と考察
結果と考察 -1-
90.4% 90.2%
100%
50%
72.0%
74.3% 81.0% 75.6%
30.9%
全体の
約7割
肯定的
0%
体
験
し
た
意
図
方
法
流
れ
体
験
し
た
い
実
践
で
き
る
各項目の平均値
実
践
し
た
い
映像
教材として
有効?
結果と考察 -2-
100%
50%
0%
ある
ない
意図
方法
流れ
78.7%
69.7%
94.4%
88.6%
95.1%
88.4%
体験した 実践で 実践した
い
きる
い
82.0%
72.4%
81.7%
79.4%
体験がな
い人の
約7割
肯定的
80.4%
74.1%
実習体験の有無による項目別比較
体験がない人にも内容が伝わる可能性有り
結果と考察 -3-
自由記述
「信頼関係を築く手段」
「新たな発見がある」
感想等 記述合計
子ども
77
26
24「意図が分かりづらい」
意図
実習名
27
目隠し歩き
22
30
E.T.
16
28
1・2・3人
23
39
新聞紙
9
36
彫刻家
24
20
群像
9
38
人と影
「楽しい」
9
27
鬼ごっこ
「おもしろい」
3
29
○△□
「声が聞きにくい」
4
30
風船遊び
「時間が短すぎる」
143
304
記述合計
興味
74
22
85
41 「子どもたちの何かが
関心
79
17変わりそうな気がする」
↓
69
24
「子どもに意図が伝わるか?」
46
2
体験・
74
27
実践の
70
34
60
28
希望
68
34
702
255
結論
結論
全体の7割以上が肯定的
体験がない人の7割近くが肯定的
興味・関心→→→体験・実践
「からだ気づき」実習DVDは
映像教材として有効である
今後の課題
今後の課題
映像の改善と工夫
指導者を対象とした調査(実践含む)
本研究者の教育実践
誰でもできる「からだ気づき」
ご清聴を感謝いたします