学内LANを利用した動物購入及び実験室予約システム 1 1 1 ○ 松田 幸久 ,岡部 美紀子 、石井 みどり 、藤沢 進 2 秋田大学 1)バイオサイエンス教育研究センター 動物実験部門、 2)医学部 機能制御医学講座 目的・背景 昨年の4月より秋田大学が独法化され、さらに当動物実験部門は全学共 同利用施設の一部門として新たにスタートした。それにより利用者の範 囲が全学部に広がるとともに、今後は学外利用者をも受け入れることと なる。当部門では8年前よりホームページ(HP)を開設し動物実験に関す る情報の提供と事務の効率化を図っているが、今回は動物の購入及び 実験室の予約システムを開発したので、それらを紹介する。 方法 サーバー機種:Gate Way Performance (Gate Way社) サーバーソフト:Linax (Apache) プログラム言語:PHP 1.動物購入システム 1)利用者がHP上から動物購入申し込み画面にアクセスして必要事項を 記入し、送信ボタンをクリックすると動物購入申込書が自動的にemailとして事務室のPCに送られる。 2)送られてきたe-mailを担当者がチェックし、業者に発注した後、利用者 に対して搬入予定日をe-mailにて返信する。 3)動物が搬入された時点でHP上にある動物搬入日・収容場所に記入す ることにより利用者が動物の搬入を確認できる。 動物購入画面 利用者から送られてきたe-mail 動物実験部門のHP 動物搬入日・収容場所の画面 2.実験室予約システム 1)利用者がHP上から各実験室の予約画面にアクセスし、利用者名、所 属、予約時間を記入して予約ボタンをクリックすることで予約が完 了する。 2)予約画面上で日付と実験室名を指定すると、その実験室の利用者と 利用時間のリストが表示されるため他の利用者の予約状況も確認 できる。 3)予約の取り消しもHP上で行うことができるが、その際は使用したPC のIPアドレスがe-mailとして自動的に事務室のPCに送られてくる。 予約時以外のIPアドレスから取り消されている場合には電話等で 確認する。 実験室予約画面 結果と考察 動物購入システムは昨年の6月から、実 験室の予約システムは今年の1月から運 用している。 今のところ特に問題となるトラブルは発 生していないが、利用者及び事務担当者 からの要望によりその都度改良を重ねて いる。 これらのシステムは学内専用のHPで運 用しているが、今後はIDならびにパス ワードを組み込むことにより学外からも利 用できるようにする予定である。
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