2001年度 統計学 notes

2002年度
統計学
notes
統計学の源流
1.社会経済現象の数量的観察
2.国勢調査(全数調査)
3.確率論
4.誤差理論
5.標本調査
6.遺伝数理・保険数理
7.相関分析
8.実験計画法
9.推定・検定
10.因子分析
第1章 データは何を語る?
・ データの質を見極めよ。
・ データのメッセージを汲み取る手法を
吟味せよ。
第2章 データと統計指標
・
・
・
・
データを特徴付ける指標をどう選ぶか?
データのばらつきの度合いは何を意味するか?
データのばらつきの度合いを示す指標は何か?
複数のデータの関係性はどのように調べれば
よいか?
・ 複数のデータの関係性を示す指標は何か?
・ データの相関性と因果関係の違い?
代表値の関係
平均値(Mean)
中間値(Median)
最頻値(Mode)
X
Me
Mo
Me – Mo ≈ k (X – Me)
k > 0 右に長い裾を持つ分布
Mo < Me < X
k < 0 左に長い裾を持つ分布
X < Me < Mo
練習問題1
度数密度分布に対して、平均値、中間値、最頻値
を求め、kの値を計算せよ。
階級値
1
2
3
4
5
6
度数密度
0.132
0.329
0.329
0.165
0.041
0.004
第3章 確率
1.確率
・ 標本空間と事象
・ 大数の法則
2.条件付確率
3.ベイズの定理
結果に対する原因の確率を求める
Aが起こる原因が複数Hi i=1,…nある時
Aが起こったときの原因がHiである確率
P(Hi|A)
を与える
第4章 離散確率分布
1.確率変数と確率分布
2.累積分布関数
3.チェビシェフの不等式
4.ベルヌーイ試行
5.二項分布
6.ポアソン分布
第6章 正規分布
1.正規密度関数
・平均μ、分散σ2の釣鐘型分布
2.正規分布 N(μ、σ2)
P(| X – μ|<σ)=0.6826
P(| X – μ|<2σ)=0.974
・標本平均はサンプル数が多くなると近似的に
正規分布に従う(中心極限定理)ので、統計学
の中で特別の位置を占めている。
2.標準正規分布
正規分布は標準化によりN(0,1)となる。
3.中心極限定理
確率変数が、互いに独立に同じ確率分布に従い、
その平均と分散がそれぞれμとσ2であるとき、
確率変数の平均は、データのサイズが十分大きけ
れば、正規分布N(μ、σ2/n)に従う。
4.二項分布と正規分布
二項分布B(n,p)に従う確率変数は、nが大きくなる
と正規分布N(np,np(1-p))に近似的に従う。
第8章 母集団と標本
1.標本平均と標本分散
2.標本平均の分布
・母平均μ、母分散σ2の母集団から復元無作為
抽出された大きさnの標本の標本平均と分散
・大きさNの母集団から非復元抽出された大きさn
の標本の標本平均と分散
・母比率がpである母集団から無作為抽出された大
きさnの標本の標本比率の平均と分散
第9章 統計的推定
1.母集団分布の特性値の推定
2.不偏推定量
3.点推定
4.区間推定