原子で書いた文字「PEACE ’91

今後の予定 (日程変更あり!)
5日目 10月21日(木) 小テスト 4日目までの内容
小テスト答え合わせ
質問への回答・前回の復習
講義(3章)
※ 小テスト欠席者は10月22日~27日の間に研究室へ
6日目 11月28日(木) 講義(4章)
口頭報告課題発表
7日目 11月 3日(木) 講義(4章~5章)
班で討論
8日目 11月10日(木) 口頭報告
本日の課題
3章への質問・感想を書け.(i-sysで提出)
p43の質問3-2の答えをレポート用紙に書いて提出
小テストの回答
(1) マイナスの電荷とスチール缶: 引力
(2) 水分子とシクロヘキサン分子: (弱い)引力
(3) Cl‐とCl‐を近づける: エネルギー増加
(4) ArとArを近づける: エネルギー減少
(5) (磁力の)ポテンシャルエネルギー
→ 運動エネルギー → 熱エネルギー
金属に電荷を近づけると...
+
+
+
+
+
+
+
自由電子
―
塩
ビ
パ
イ
プ
+
+
+
+
原子(陽イオン)
電子
―
+
―
電子
原子核
―
―
電子
+
原子核
H +
―
―
電子
O
+
原子核
H +
ポテンシャルエネルギーと力の関係は?
力
力に従って
移動
→ EP減少
dE P

F
dr
力に逆らって
移動
→ EP増加
分子間距離とポテンシャルエネルギー
EP
r = ∞のとき
Ep=0
0
r
dE P

F
dr
P35
図2-8
Epはマイナスになってもよい.
第3章 内部エネルギーと温度
問題1
空気の温度と壁の温度はどちらが高いか.
ただし,空気の温度はあまり変動せず,壁と空
気は長い間接触していたとする.
1. 空気の温度が高い.
2. 壁の温度が高い.
3. ほぼ同じ.
※ 温度測定の精度は1℃
問題2
空気の温度とステンレスのかたまりの温度は
どちらが高いか.
ただし,空気の温度はあまり変動せず,ステン
レスと空気は長い間接触していたとする.
1. 空気の温度が高い.
2. ステンレスの温度が高い.
3. ほぼ同じ.
※ 温度測定の精度は1℃
問題3
空気の温度と水の温度はどちらが高いか.
ただし,空気の温度はあまり変動せず,水と空
気は長い間接触していたとする.
1. 空気の温度が高い.
2. 水の温度が高い.
3. ほぼ同じ.
※ 温度測定の精度は1℃
熱力学第0法則
• 物体どうしを接触させて十分な時間放置する
と,温度が等しくなる.
同じ温度のステンレスと発泡スチロー
ルの体感温度の違いを確かめよう!
蒸発が吸熱変化であるのはなぜか?
P39
もしも原子が見えたなら...
分子間ポテンシャルエネルギー
P39
図3-2
分子間ポテンシャルエネルギー
P39
図3-2
分子が気相に飛び出す瞬間
分子が気相に飛び出す瞬間
分子が気相に飛び出す瞬間
引力
分子間距離とポテンシャルエネルギー
EP
固体・液体
気体
0
r
理想気体ならEp=0.
dE P

F
dr
極性分子でも,同
じような形になる.
蒸発により温度が下がる理由
気体状態
EP
液体状態
問題4
水素原子が単独で存在する場合と水素原子
が結合して水素分子となった場合で,どちらが
エネルギーが大きいか?
1. 2つの水素原子の方が大きい.
2. 水素分子になった方が大きい.
3. 同じ.
電子エネルギー(化学エネルギー)
結合状態の水素分子
解離状態の水素分子
P40
図3-3・4
H
H
エネルギー
発熱
H-H
結合エネルギーと発熱
P41
図3-5
2H2(気体)+O2(気体)→2H2O(気体)
という反応が発熱反応であるのはなぜか?
P41
エネルギー
状態A 4H(気体)+2O(気体)
494 kJ/mol
状態B 4H(気体)+O2(気体)
1836 kJ/mol
864 kJ/mol
状態C 2H2(気体)+O2(気体)
478 kJ/mol
状態D 2H2O(気体)
水素の燃焼
P42
図3-6
質問3-2
p43
H2(気体)+ F2(気体)→ 2HF(気体)とい
う反応は,発熱反応か.それとも吸熱反
応か.ただし,各結合の結合エネルギー
は以下のとおりであるとする.
H-H: 432 kJ/mol
F-F: 155 kJ/mol
H-F: 565 kJ/mol
内部エネルギーの正体は?
P44
内部エネルギーの内訳
E  EK  Evib  EP  Eel
分子
原子
分子
電子
ポテンシャルエネルギー:EP
電子エネルギー:Eel
分子
運動エネルギー:EK
振動エネルギー:Evib
原子核
P44
図3-7
内部エネルギーの内訳
E  EK  EP  Eel
分子
電子
ポテンシャルエネルギー:EP
電子エネルギー:Eel
分子
運動エネルギー:EK
原子核
P44
図3-7
E  EK  EP  Eel
加熱
P38
図3-1
分子の運動モード
EK  EK, trans  EK, rot
並進
回転
振動
P45
図3-8・9
並進運動
回転運動
並進運動+回転運動
振動運動
E  EK  EP  Eel
P39
図3-2
E  EK  EP  Eel
結合状態の水素分子
解離状態の水素分子
P40
図3-3・4
E  EK  EP  Eel
温度は分子の運動エネルギーに比例する.

3
 K, trans  k BT
2
: 1分子の並進
運動エネルギー
K, trans
T: 絶対温度
kB: ボルツマン定数
単原子分子1 molの場合
3
E K   K N A  RT
2
R: 気体定数
NA: アボガドロ数
R
kB 
NA
P48
25 ℃における窒素分子の v 2
v v 
2
3kBT
-1
-1
 515m s  1850km h
m
異なる気体分子で平均速度はどうなるか?
例えばHeガスでは...
3
 K, trans  k BT
2
1 2
 mv
2
P52
DE  DEK  DEP  DEel
系
DE
DEK

K, trans
3
 k BT
2
T により
変化
(Tに比例)
DEP
分子集合
状態に
より変化
DEel
化学反応
により
変化
P50
図3-12
例題1
Heガスを等温圧縮したときの内部エネルギー変化
は,正・負・ゼロのいずれか.分子論的理由も添えて
答えよ.ただし,Heガスは理想気体とする.
答を見ずに解くこと!
理想気体とは何か?
分子論的に答えよ
• 分子の占有体積が気体が占めている空
間に対して無視できるほど小さい.
(通常の気体では1/1000程度)
• 分子間力が無視できるほど小さい.
分子間距離とポテンシャルエネルギー
EP
固体・液体
気体
0
r
理想気体ならEp=0.
dE P

F
dr
極性分子でも,同
じような形になる.
例題1
Heガスを等温圧縮したときの内部エネルギー変化
は,正・負・ゼロのいずれか.分子論的理由も添えて
答えよ.ただし,Heガスは理想気体とする.
系
0
0
0
DEK
DEP
DEel
T により
分子集合
状態に
より変化
化学反応
により
変化
変化
(Tに比例)
DE
0
例題2
水が100℃で蒸発して水蒸気にな
るときの内部エネルギー変化は
正・負・ゼロのいずれか?
系
0
+
0
DEK
DEP
DEel
T により
分子集合
状態に
より変化
化学反応
により
変化
変化
(Tに比例)
DE
+