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今後の予定
※ 小テスト欠席者は11月7日までに研究室へ
6日目 11月5日(木) 講義(3章~4章)
口頭報告課題発表
7日目 11月12日(木) 講義(4章~5章)
班で討論
8日目 11月19日(木) 口頭報告
本日の課題
• 4章への質問・感想を書け.(i-sysで提出)
• 口頭報告課題を各個人で解け.
(レポート用紙に書いて次回の授業で提出)
1
2
小テストの回答
(1) マイナスの電荷どうし: 反発力
(2) マイナスの電荷と木の棒: 引力
(3) Cl‐とCl‐: 反発力
Cl原子間では引力
(4) 水分子とベンゼン分子: (弱い)引力
(5) N2とN2: (弱い)引力
(6) Na+とCl-を遠ざける: エネルギー増加
(7) ArとArを近づける: エネルギー減少
(8) (重力)ポテンシャルエネルギー
→ 運動エネルギー → 熱エネルギー
3
内部エネルギーの内訳
E  EK  EP  Eel
分子
電子
ポテンシャルエネルギー:EP
電子エネルギー:Eel
分子
運動エネルギー:EK
原子核
P44
図3-7
4
分子の運動エネルギー
加熱
E  EK  EP  Eel
P38
図3-1
5
分子の運動モード
E K  E K,trans  E K,rot
並進
回転
振動
P53
図3-16
6
並進運動
7
回転運動
8
並進運動+回転運動
9
振動運動
10
分子間ポテンシャルエネルギー
P39
図3-2
11
分子間ポテンシャルエネルギー
P39
図3-2
12
分子が気相に飛び出す瞬間
13
分子が気相に飛び出す瞬間
14
分子が気相に飛び出す瞬間
引力
15
電子エネルギー
E  EK  EP  Eel
結合状態の水素分子
解離状態の水素分子
P40
図3-3・4
16
DE  DEK  DEP  DEel
系
DE
DEK

K, trans
3
 k BT
2
T により
変化
(Tに比例)
DEP
分子集合
状態に
より変化
DEel
化学反応
により
変化
P50
図3-12
17
P49 質問3-3
「同じ温度の液体と気体を比べると,気体中の分子
の方が動き回れるスペースが広いので,
大きな運動エネルギーを持っている」?
 K,trans
1 2
 mv
2
3
 K, trans  k BT
2
スペースの広さと運動エネルギーは無関係.
液体中では他の分子との衝突頻度は増すが,衝突頻度
と運動エネルギーは無関係.
温度が同じであれば分子の運動エネルギー(平均値)は
液体と気体で同じ.
18
気体中と液体中の分子運動の比較
気体中
スペースの広さと運動エネルギーは無関係.
液体中
P49
図3-12
液体中では他の分子との衝突頻度は増すが,衝突頻度と運動エネ
ルギーは無関係.
温度が同じであれば分子の運動エネルギー(平均値)は液体と気
体で同じ.
19
P51 質問3-7
結晶中の分子は止まっているか?
結晶
3
 K, trans  k BT
2
液体
結晶中でも分子は振動運動を
している.
温度が同じなら結晶と液体の
分子運動のエネルギーは同じ.
20
気体と接触した固体の分子運動
固体
気体
固体
気体
21
「分子同士が衝突するとその衝撃
で発熱して,温度が上がる
(=運動が活発になる)」??
22
23
24
P50 例題3-1
Heガスを等温圧縮したときの内部エネルギー変化
は,正・負・ゼロのいずれか.分子論的理由も添えて
答えよ.ただし,Heガスは理想気体とする.
25
理想気体とは何か?
分子論的に答えよ
26
P50 例題3-1
Heガスを等温圧縮したときの内部エネルギー変化
は,正・負・ゼロのいずれか.分子論的理由も添えて
答えよ.ただし,Heガスは理想気体とする.
系
0
0
0
DEK
DEP
DEel
T
V
化学反応
DE
0
27
P51 例題3-2
水が100℃で蒸発して水蒸気にな
るときの内部エネルギー変化は
正・負・ゼロのいずれか?
系
0
+
DEK
DEP
T
V
0
DEel
化学反応
DE
+
28
温度と内部エネルギーの関係は?
P49 質問3-5
内部エネルギーが上昇すると必ず温度が上昇す
ると言えるか?
系
DEK
DEP
T
V
DE
DEel
化学反応
内部エネルギーが上昇してもEP,Eelが増加しただけな
ら必ずしも温度は上がらない.
29
第4章 エンタルピー
P57 質問4-1
断熱材で覆った体積一定の容器中で
水素ガスが燃焼すると,
内部エネルギーはどうなるか?
+
0
DEK
DEP
T
V
-
系
DE
0
DEel
化学反応
30
P57 質問4-2
内部エネルギーが変化するのは
どういう場合か?
外部とのエネルギーのやり取りがあるとき.
31
大気の重力エネルギー = 力学的周囲 (圧力一定)
圧縮
系になされ
た仕事:w
吸熱:q
ビーカー内の物質 = 系
エネルギー変化:DE
P58 図4-1
周囲の物質すべて
= 熱的周囲 (温度一定)
DE  q  w
P57 式(4.1)
32
大気圧下での膨張による仕事
1 atm ≒ 1 kg重/cm2
気柱
気柱
系
系
P58
図4-2
33
大気の重力エネルギー = 力学的周囲 (圧力一定)
圧縮
系になされ
た仕事:w
吸熱:q
ビーカー内の物質 = 系
エネルギー変化:DE
P58 図4-1
周囲の物質すべて
= 熱的周囲 (温度一定)
DE  q  w
P57 式(4.1)
34
重り = 力学的周囲
宇宙
(熱力学的世界)
= 系
+熱的周囲
+力学的周囲
系
系=現在注目している部分
恒温槽 = 熱的周囲
P59 図4-3
なぜ,系,宇宙(熱力学的世界)という言葉を使うのか?
35
P60 図4-5
力学的周囲 DEmech
w
系
q
DE
宇宙
DEtherm
熱的周囲
DEuniv
= DE + DEtherm + DEmech
=0
DE  DEtherm  DEmech
w  DEmech
DE  q  w
q  DEtherm
Dとは?
なぜ?
なぜ?
36
力学的周囲 DEmech
w
系
q
DE
DEtherm
熱的周囲
宇宙
DEuniv = 0
系
DE K
DE P
T
V
DE
DEel
化学反応
37
P一定でないとき 【参考】
P一定のとき
V2
DEmech  PDV
DE mech   PdV
V1
重り = 力学的周囲
宇宙
系
恒温槽 = 熱的周囲
38
エンタルピーとはなにか? (p61)
定義
P一定のとき
H  E  PV
DH  DE  PDV
 DE  DEmech
 DEtherm  q
圧力一定のときエンタルピー変化=系の吸熱量
エンタルピーは、どうして分かりやすい発熱量
ではなく、吸熱量を表しているのでしょうか?
39