原子で書いた文字「PEACE ’91

今後の予定
4日目 10月16日(木) 班編成の確認
講義(2章の続き,3章)
5日目 10月23日(木) 小テスト 4日目までの内容
(分子間の力の向き,エネルギーの増減)
講義(3章の続き,4章)
口頭報告課題発表
6日目 10月30日(木) 講義(4章の続きなど)
班で討論
7日目 11月 6日(木),8日(土) 口頭報告
本日の課題
10月22日(火)までに3章への質問・感想を書け.(提出はi-sys)
1
ー
氷(Ih)の結晶構造
水素結合
+
ー
P16
図1-23
2
273.1K 0.4kPa
353.5K 30kPa
単分子吸着層のスナップショット
3
メタンハイドレート
包接水和物
P17
図1-25
4
Dr
P28
図2-1
F
仕事の定義
エネルギーの定義
W  FDr
E W
※ 手で荷物をもっているときは熱エネルギーが発生している.
5
・運動エネルギー
1 2
E K  mv
2
・ポテンシャルエネルギー
(=位置エネルギー)
P30
図2-2
山を越えていくボールの運動
運動エネルギー + ポテンシャルエネルギー
=力学的エネルギー
6
ポテンシャルエネルギーは空間に
蓄えられている
P30
図2-3
相互作用
物体間の万有引力による重力ポテンシャルエネルギーは片方の物体が
もっていると考えるのは不自然.(同程度の大きさの物体を考えよ)
7
熱エネルギー
分子の運動
マクロな
物体の
運動
向きのそろっていない分子の運動
エネルギーが熱エネルギー
P31
図2-4
全てのエネルギーは,最後には熱エネルギーになる.
8
熱機関(エンジン)の効率は100%にはできない.
水が滝つぼに落ちるときの
エネルギー変化は?
位置エネルギー
↓
運動エネルギ
↓
熱エネルギー
10 mの滝から落ちた
水の温度上昇は?
0.023 K
9
さまざまなエネルギーは最終的には熱エネルギーに変わってし
まうということだが、それはエントロピーと関係しているのだろう
か。エントロピーのことを乱雑さと言ったりするが、大きな物体
の運動では揃っていた分子の運動が、熱運動になるとバラバラ
になってしまう。これについては乱雑さが増大するとすればわ
かりやすいと思った。
分子の運動
マクロな
物体の
運動
10
11
ポテンシャルエネルギーと力の関係
落下・上昇にともなう重力ポテンシャルエネルギー変化
力に従って落下
→ EP減少
力に逆らって上昇
→ EP増加
重力
力が大きいほどEP の
増減は大きくなる.
P32
図2-5
12
「ポテンシャルエネルギー」が
あるところに「力」あり
様々なポテンシャルエネルギー
•
•
•
•
•
重力ポテンシャルエネルギー
静電ポテンシャルエネルギー
磁力によるポテンシャルエネルギー
バネの弾性エネルギー
分子間力によるポテンシャルエネルギー
などなど
13
磁石どうしがくっつくときのエネルギー変化
N
S
N
S
磁力によるポテンシャルエネルギー
磁力によるポテンシャルエネルギー 減
重力によるポテンシャルエネルギー 微増
運動エネルギー
運動エネルギー
熱エネルギー
熱エネルギー
14
ポテンシャルエネルギーと力の関係
F:正の大きな値
EP
F:正の小さな値
EP
傾き:負の大きな値
傾き:負の小さな値
r
r
F=0
EP
F=0
EP
傾き=0
傾き=0
r
r
dE P

F
dr
P34
図2-6
15
質問2-6 (p34)
(1)2つの電子間の距離と静電ポテン
シャルエネルギーの関係をグラフにせよ.
(2)2つのAr分子間の距離と分子間力に
よるポテンシャルエネルギーの関係をグ
ラフにせよ.
ただし,模式的なグラフでよい.また,粒
子間の距離rが無限大の時のポテンシャ
ルエネルギーをゼロとする.
16
Lennard-Jones ポテンシャル
  12    6 
E  4      
 R  
 R 
P35
図2-8
17
ポテンシャルエネルギーと力の関係
F:正の大きな値
EP
F:正の小さな値
EP
傾き:負の大きな値
傾き:負の小さな値
r
r
F=0
EP
傾き=0
r
dE P

F
dr
F=0
EP
傾き=0
r
力とエネルギーは違う!
18
「わかる」とは,「違いがわかる」こと.
似たような概念を区別しよう!
力とエネルギー
温度とエネルギーと熱
19
第3章 内部エネルギーと温度
20
気体を加熱したとき,
エネルギーはどのような形で
蓄えられるか?
P38
21
分子の運動エネルギー
加熱
P38
図3-1
22
蒸発が吸熱変化であるのはなぜか?
P39
23
分子間ポテンシャルエネルギー
P39
図3-2
24
分子間ポテンシャルエネルギー
P39
図3-2
25
Lennard-Jones ポテンシャル
分子間距離近づくと引力が大き
くなるが,さらに近づくと急速に
反発力がはたらく.
固体,液体の状態はポテンシャ
ルエネルギー最低のあたり.
極性分子でも,同じような形に
なる.
26
原子が結合して分子になるのが
発熱反応であるのはなぜか?
P40
27
電子エネルギー(化学エネルギー)
結合状態の水素分子
解離状態の水素分子
P40
図3-3・4
28
H
H
エネルギー
発熱
H-H
結合エネルギーと発熱
P41
図3-5
29
2H2(気体)+O2(気体)→2H2O(気体)
という反応が発熱反応であるのはなぜか?
P41
30
エネルギー
状態A 4H(気体)+2O(気体)
494 kJ/mol
状態B 4H(気体)+O2(気体)
1836 kJ/mol
864 kJ/mol
状態C 2H2(気体)+O2(気体)
478 kJ/mol
状態D 2H2O(気体)
水素の燃焼
P42
図3-6
31
内部エネルギーの正体は?
P44
32
内部エネルギーの内訳
E  EK  Evib  EP  Eel
分子
原子
分子
電子
ポテンシャルエネルギー:EP
電子エネルギー:Eel
分子
運動エネルギー:EK
振動エネルギー:Evib
原子核
P44
図3-7
33
内部エネルギーの内訳
E  EK  EP  Eel
分子
電子
ポテンシャルエネルギー:EP
電子エネルギー:Eel
分子
運動エネルギー:EK
原子核
P44
図3-7
34
E  EK  EP  Eel
加熱
P38
図3-1
35
E  EK  EP  Eel
P39
図3-2
36
E  EK  EP  Eel
結合状態の水素分子
解離状態の水素分子
P40
図3-3・4
37