「カーシェア・つくば」 利用促進のために 石川・谷口班 自動車グループ 背景と目的 筑波大学の学生・教職員を対象としたカー シェアリング(CS)が導入されている。 しかし利用者数の低迷 →CSの利用促進のため動機付け冊 子を作成し、その効果を考察する。 2 目的と方法 CSを促進するための効果的動機付けを 考察する。 1. 2. 利便性・コスト・環境の面から情報提供し、 意識調査を行う。 情報提供有無で意識の違いを見る。 3 先行研究 平石 浩之 , 中村 文彦 , 大蔵 泉 (2002) 都市計画. 別冊, 都市計画論文集 →「環境」に焦点を当て、「コスト」「利便性」についての調査 は行われていない。 平石 浩之 , 中村 文彦 , 大蔵 泉(2005) 土木学会論 文集 →利用者に対する、モビリティ・マネジメントを利用したカー シェアリングの促進に有効な方策提言はない 「環境」「コスト」「利便性」の三側面から、カーシェア リングを促進する方策を提言する 4 調査方法 筑波大学職員96人にアンケート調査を実施 職員を5グループに分け 1, 動機づけ冊子なし 2, 環境 3, コスト 4, 利便性 5, すべての動機づけ冊子 でアンケート調査を行った。 5 7 アンケート結果 上段:平均 下段:標準偏差 なし 環境 コスト 利便性 すべて 3.71 節約になる 0.73 3.86 環境改善 1.03 2.79 マイカーの 代わり 0.58 1.64 加入してみよう 0.84 4.10 0.57 3.90 0.74 3.00 0.67 2.20 1.03 3.81 0.93 3.78 1.01 2.50 0.76 1.75 0.88 3.71 1.04 3.83 0.92 2.63 1.10 1.88 1.33 3.38 1.20 3.94 0.93 2.63 1.02 1.50 0.73 11 アンケートの結果2 T検定における有意確率 環境群 コスト群 利便性群 すべて 節約になるか 0.176 0.728 0.985 0.367 環境改善 0.911 0.816 0.942 0.824 マイカーの 代わり 0.410 0.218 0.615 0.608 加入してみよう 0.160 0.702 0.561 0.622 12 結論・今後の課題 アンケート方法に問題があったと考えられる。 標本数が少なかった。 同じ被験者に対してのアンケート結果が得ら れなかったので資料配布前後の変化を観察 することができなかった。 学生対象のアンケートが回収できなかったた め、多くが自動車保有者の職員を対象にした。 13 参考文献 平石 浩之 , 中村 文彦 , 大蔵 泉:日常的な環境配 慮行動が通勤自動車共同利用選択へ及ぼす影響 に関する研究 ,都市計画. 別冊, 都市計画論文集 (37), 199-204 , 20021015 平石 浩之 , 中村 文彦 , 大蔵 泉:カーシェアリング 社会実験の現状と導入に向けた計画手法の課題, 土木学会論文集 (786), 3-10 ,20050420 14
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