PDFファイル - マーカス経営会計事務所

+marcas
マーカス式
戦 略 経 営 会 計
マーカス式戦略経営会計では「限界利益」の最適配分を「利益構造の⻩⾦⽐率」と表し、
財務体質の根本である「内部留保」を蓄積していくためのマネジメントの指標としています。
マーカスは中小企業の経営をサポートし
会計により経営課題をあぶり出し、何をど
配型賞与制度、36ヶ月の経営シナリオ=中
た い 、 と い う 想い を込 め、 あえ て看 板を
れだけ改善すればいいのか?を経営情報と
期経営計画などに代表される組織活性化や
「"経営"会計事務所」としています。その
してより素早く、かつ、より正確に把握し
経営意思決定サポートサービスの随所で活
我々の想いを実現するためには投資家や債
ていただくことができる会計として今も進
用しています。是非、この「マーカス式戦
権者のために作られた「財務会計」ではな
化を続けています。
略経営会計」をご活用いただき、多くの中
く、経営者のための「経営管理会計」が必
ここに「固定掲載」している「マーカス
要です。その必要性から実務の中で生まれ
式戦略経営会計」のフォーマットは、月次
たのが「マーカス式戦略経営会計」です。
レポートや、決算診断のみならず、業績分
対限界
利益率
項目区分
小企業のさらなる成長発展の一助になれば
幸いです。
解説
a
売上高
-
売上中⼼の経営は危険です。あくまでも「売上⾼」は「⼿段」であり「目的」は「利
益」です。本末転倒にならないように注意しましょう。
b
変動費
-
仕入や外注費、荷造運賃、包装費など、売上高の増減に連動して増減するコス
ト。直接原価ともいいます。
⻩⾦⽐率
70+10+10+10
人的
コスト
限界利益
c
損
益
の
計
算
a-b
d
人的コスト
e
運営コスト
f
g
創造付加価値
c-d-e
経営コスト
100%
30%
~40%
30%
~40%
i
f-g
法人税等
資
⾦
余
剰
の
計
算
h-i
10%
役員報酬など経営陣への分配と広告宣伝費・研究開発費などの「経営投資」の
コストが含まれます。限界利益の10%内が理想です。
20%
創造付加価値から経営コストを差し引いた利益。事業経営により⽣み出した利益
です。
10%
利益に対する法⼈税や地⽅税です。実効税率は30〜40%程度ですが、ここ
では多めに⾒積もり経常利益の50%としています。
10%
納税後の利益。いわゆる「内部留保される利益」です。強い財務体質を作るには
この「内部留保」をコツコツと積み上げなければなりません。
k
(+)
減価償却費
-
キャッシュフローを計算する場合「非資⾦費⽤(資⾦の⽀出を伴わない費⽤)」
である減価償却費を当期純利益に加算します。
m
(-)
返済元本
-
借⼊⾦の返済元本は、費⽤ではないため、当期純利益から減算します。
-
この「返済後余剰額」が、プラスの場合、返済に⾜りる利益を稼いでいることになり
ます。逆にマイナスの場合、返済に必要な利益が稼げていない、ということなので早
急な対策を講じなければなりません。
n
返済後余剰額
j+k-m
もし・・・
「⾃社の⻩⾦⽐率が、よくわからない」
と思われたなら・・・
70
家賃や光熱費、通信費など、事業運営をしていく上で固定的に必要なコスト。
限界利益から、⼈的コスト、運営コストを差し引いた利益。経営者にとっての「可
処分利益」です。限界利益の30%以上が目標です。
当期純利益
j
「ヒト」に関するコストです。給与や賞与だけではなく、通勤⼿当、社会保険、福利
厚生費、研修費などが含まれます。
30%
経常利益
h
売上⾼から変動費を引いた利益。俗に「粗利(アラリ)」といわれる利益です。
限界利益
100
創
造
付
加
価
値
税
引
前
利
益
運営
コスト
経営
コスト
10
納税
10
内部留保
10
「⻩⾦⽐率」は、
①安定的に利益を計上し
②着々と内部留保を厚くし
ている企業の多くで共通して
いる⽐率です。
このバランスをチェックすること
で様々な経営課題解決の
糸⼝を発⾒することが可能
です。
マーカスでは、上記「戦略経営会計」を活⽤し、⽉次決算や本決算の内容をお客様にご報告させていただいていますが、も
し「よくわからない・・・」と感じておられる方がいらっしゃれば、それは、我々の説明が十分でないことが考えられます。そのよう
な場合は、是非、担当者に「分かるまで説明して欲しい」とリクエストしてください。何卒、よろしくお願いいたします。
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