協働とは?

10年後の三重県に備えて、
今、求められる
人「交」密度のまちづくり
IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 川北 秀人
http://blog.canpan.info/iihoe/
IIHOEって?

組織目的: 地球上のすべての生命にとって、
(1994年) 調和的で民主的な発展のために

社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援
「NPOマネジメント」「ソシオ・マネジメント」発行
 育成・支援のための講座・研修

 地域で活動する団体のマネジメント講座(年100件)
 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年60県市)

企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン
ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決
2020年の地球への行動計画立案

専従3名+客員1名、東京(新川)、約3900万円


みなさまのご発表・ご発言から (敬称略 @130630)
【知事】 一歩踏み出そう!
【浅野】 事前協議+改善提案
【岩崎】 実態→指針=ヒント集 採択11/44件 ~1000万:3/20
基盤:創造基金など
~300万:(2+6)/(7+17)
モデル:市町・地縁団体連携 しくみ構築 過程・支援は把握
【松井】 自治会+NPOで財団 【和田】 伊賀市小田地区で
ささえあい基金:大小2クラス 自治会連合会・企業と連携
学生レポーター映像取材
防災調査、訓練・運動会参加
モノバンク、人財ポケット
多文化テーブルトーク、
踊れる歌 制作中!
巻きずし、対話支援キット
【川北】 住民参加→団体負荷 【山口】 社会を生き抜く力
30代女性中心フリーペーパー 情報・目標共有ひたすら会議
自己成長を表現、人材発掘 三重チャレ インターンシップ
新しい公共支援事業を進める中で
・ぶっちゃけ、
しんどかったことは?
・乗り越えるために、
どんな工夫・働きかけを
しましたか?
【松井】自治会の理解→対話の量
【川北】取材とネタ出し→fbなどで反応をもらう
【和田】経営と成果→検討会でグチも共有
【辻】知識と知恵→積極的に経験の場に
【山口】想定外の進行+スタッフ不足→助けてもらった。。
【中畑】小学生受入れ!→いつも通り、地域の教育力
【岩崎】規模の大きさ(緊急雇用と同時に負荷!)
多様な出会い+組織基盤強化の場になったのは確実!
【浅野】同額で期間延長できたら。。
自県の制度が援用できた(日常の備えのありがたさ)
説明責任を果たす姿勢
協創の三重づくりを実現するために、
・ご自身は、
どんなことに力を入れますか?
例:・・と・・を・・します!
・周囲には、どんなことを
期待しますか?
例: 県は・・・を、市町村は・・を
企業は、学校は、地縁団体は・・
【和田】地域市民ボランティア「まきまき作戦」
→NPOへの理解促進を県・市から!
【辻】分身+α しくみ(異動後に引き継ぐ+加える)
→行政内の共有が最優先
【松井】自治会とのつながり強化+NPOの意識改革
「地域のために何ができるか」→市町がつなぎ役!
(同数で対話の機会を重ねるうちに軽口も出る関係に)
【山口】緊急雇用被採択(6名)+団体の基盤づくり
(中小企業と同等でないと一緒にできない)
→事業所の協力(巻き込み)+質の向上+受益者負担
【中畑】地域へのアピール(シンクタンク:BCP、国際化)
企業・団体・NPO・行政とのつなぎ(浸み出し)づくり
【川北】小さなコミュニティをつなぎ、大きなコミュニティを
(対話・円卓会議の大切さ、居場所づくり)
→行政:評価するしくみ、企業:受け入れるしくみ明示
【浅野】予算が付くとどうなるかわかった。。。
県自身が協働の当事者になるべき案件については、
投資すべき段階:発掘+育成の初期段階←従来は自前
市町:それぞれ適したテーマ+しくみで
【岩崎】前さばき(段階)こそ県の役割・存在理由
県南部:市町の担う部分を補う機能・役割も
NPOも地縁組織も「土着」なのに、縦割りで連携不足
→小規模多機能自治、行政だけでなく知の共有
今後数年間の県の役割?
【山口】ツール作成・展開を県から市町へ(促す)
【中畑】担う範囲、他セクターの役割デザイン
【辻】(関連施策全般の)情報共有(市⇔民間も)
【和田】引継ぎは(協働以前の)前提、情報共有、
評価(よくない点も)
【川北】TV・動画などへの発信(叩かれるのを恐れず!)
【松井】「政策がないからやってる」活動を政策化する
+団体間相互交流=中間支援組織の役割!強化・拡充
【浅野】「勝ち抜き」より「地域リーグ制」 常に残る制度に
【岩崎】在職中から「2足のわらじ」で地域の役割を
→股割きを回避するための知恵・スキル
【雲南市 板持・石田】 05年6町村合併 550㎢ 4.2万人
高齢化率32.9%→全国の20年先!
地域自主組織:目的別・地縁型・属性型の連携(小学校区)
1世帯1票から1人1票へ、活動分野3つ以上の連携
公民館→自治拠点(地域交流センター):地域づくり+福祉
鍋山地区:水道検針を地域受託!+キッズ携帯で安否確認
中野地区:JA空店舗を地域自ら再開店(毎週1回5時間)
田井地区:神楽子ども教室
→生涯学習活動も活発化、指定管理制度・地域直接雇用へ
→常勤1名分追加、地区社協とも連動
13年度~「地域円卓会議」本格導入:防災・福祉・生涯学習
自主財源のために行政事務委託も検討
「自慢大会」年2回開催
Q:担当は在住職員?→センターには職員配置なし
Q:鍋山の携帯電話料金?→機器ドコモ提供、料金は地域負担(稼ぐ)
Q:アイディア?→中山間地域研究センター
【秋田県南NPOセンター 八嶋】 雪下ろし・買物の困難化
高齢過疎地域(モデル4か所)に「共助組織」
説明会→困りごとWS(個人領域がまかなえない!)→視察
→地域代表者会議「自分たちにもできる」!→設立
→保険など勉強会、ネットワーク会議、報道・紹介
→「地域でできることは地域で」、除雪補助金削減、
良い地域づくりモデルの第1歩、共助組織間 相互連携関係
買物送迎→地元スーパーが実施!
雪下ろし作業の保険→福祉団体が拠出!
公園管理受託→賃金の一部を共助活動の資金に
個別支給からしくみづくりの投資へ!
問合せはあったが新規発足はまだなし
Q:社協?→データ提供
【みらいファンド沖縄 小阪】 「沖縄式」地域円卓会議9回開催
多様な主体との対話←「誰が」場を設けるか→謝金なし!
まちづくり、理科教育、ミーバイ(高級魚)、子ども、・・
商工会議所青年部で「停電時の在宅介護・療養家庭支援」
「困った!」を徹底的に共有する(見捨てられない空気に)
+円卓を「二重」に(場内の参加者ともやり取り)
課題共有の手段としての円卓会議
→市民発の課題テーマ型基金+企業発の事業資源型支援
「休憩20分」「数値」「知られざる事実」「中立な司会」
「見せる・魅せるファシグラ」「着席者」
→自分たちで場を設ける参加型の対話の場
テーマは「切迫さ」「現状・既存手法打破」
「新しい公共」?
「新しい公共」と日本の将来ビジョン
(「新しい公共」宣言 2010年6月)
「新しい公共」が作り出す社会は「支え合いと活気がある社会」である。すべての人に居場所と出番が
あり、みなが人に役立つ歓びを大切にする社会であるとともに、その中から、さまざまな新しいサービス
市場が興り、活発な経済活動が展開され、その果実が社会に適正に戻ってくる事で、人々の生活が潤う
という、よい循環の中で発展する社会である。
気候変動の影響が懸念される一方で、少子高齢化が進み、成熟期に入った日本社会では、これまでの
ように、政府がカネとモノをどんどんつぎ込むことで社会問題を解決することはできないし、われわれも、
そのような道を選ばない。これから、「新しい公共」によって「支え合いと活気のある」社会が出現すれば、
ソーシャルキャピタルの高い、つまり、相互信頼が高く社会コストが低い、住民の幸せ度が高いコミュニテ
ィが形成されるであろう。さらに、つながりの中で新しい発想による社会のイノベーションが起こり、「新し
い成長」が可能となるであろう。
日本には、古くから、結・講・座など、さまざまな形で「支え合いと活気のある社会」を作るための知恵と
社会技術があった。「公共」は「官」だけが担うものではなかった。各地に藩校が置かれていた一方で、全
国に一万五千校あったといわれる寺子屋という、当時としては、世界でももっとも進んだ民の教育システ
ムがあったなど、多様な主体がそれぞれの役割を果たし、協働して「公共」を支え、いい社会を作ってきた
。政治(まつりごと)と祭が一体となって町や村の賑わいが生まれた。茶の湯のような文化活動から経済
が発生してきた。
しかし、明治以降の近代国民国家の形成過程で「公共」=「官」という意識が強まり、中央政府に決定
権や財源などの資源が集中した。近代化や高度成長の時期にそれ相応の役割を果たした「官」であるが
、いつしか、本来の公共の心意気を失い、地域は、ややもすると自らが公共の主体であるという当事者
意識を失いがちだ。社会とのつながりが薄れ、その一方で、グローバリゼーションの進展にともなって、
学力も人生の成功もすべてその人次第、自己責任だとみなす風潮が蔓延しつつある。一人ひとりが孤立
し、国民も自分のこと、身近なことを中心に考え、社会全体に対しての役割を果たすという気概が希薄に
なってきている。日本では「公共」が地域の中、民の中にあったことを思い出し、それぞれが当事者として
、自立心をもってすべきことをしつつ、周りの人々と協働することで絆を作り直すという機運を高めたい。
まちの力は、関係の密度がつくる!
人口密度より人「交」密度!
町(区域)でも街(建物の集まり)
でもなく、「まち」:人と人との関係
「衣食」「住」の次は、「医移職充」
衣食は外から持ち込み配布も可能
住の安心は、建物だけじゃない!
今後の医療は予防がさらに重要!
移動・職業・充実は、関係そのもの
2020年の世界・日本・三重は?
中国のGDPは、日本よりいくら多い?
 原油、鉄、レアメタルなどの価格は?

日本の国民一人当たりGDPは何位?
 日本の高齢者率は?
 国債の残高は?
 既存インフラの補修コストは?





橋:15m以上が15万か所!→20年には25%以上が50年経過!
施設:700㎢以上!→市町村管理が半数以上、30年以上が3割!
下水道:陥没は年5000か所以上!
道路、ダム、住宅、上水道、電力、鉄道、・・・
社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 消費税は、いくら必要?

三重県も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年
計(千人)
0~14歳
15~64歳(A)
2000年
1,792 1,857 1,854
A÷B
75歳~
2020年
1,773
330
283
253
213
1,649
176
▲30%
▲23%
1,218 1,222 1,142
2030年
▲11%
+3%
(生産人口)
65歳~(B)
高齢者率
2010年
1,031
944
▲17%
▲6%
243
350
447
527
528
13.6%
18.9%
24.1%
+83%
29.8%
32.0%
+17%
5.0人
102
3.4人
143
2.5人
221
1.9人
277
1.7人
323
+53%
+24%
+16%
2020年の三重県は?

高齢者率は?→29.8%(全国とほぼ同じ)


高齢者1人を支える生産人口は、1.9人!
75歳以上は?→27.7万人(6人に1人)!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 高齢者の健康 = 地域の資源+資産!


生産人口は?→10%減(00年比 15%減)
人口比58.2%→1925年並み!
 県税収入は?


既存インフラの補修コストは?


道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
県債残高は?
三重県の高齢者・後期高齢者のくらしは?
人口(千人)
高齢者
後期高齢者
世帯数
高齢者単身
2000年
2005年
2010年
2015年
2020年
1,857.3
350.9
143.8
1,866.9
401.1
186.2
1,854.7
447.1
221.0
1,821.2
505.8
249.2
1,773.2
527.6
277.0
7.7%
10.0%
11.9%
13.7%
15.6%
636.6
42.2
675.4
52.8
704.6
62.8
709.6
72.4
699.9
76.6
9.1+33.1 12.9+39.9 16.5+46.2 19.8+52.6 21.2+55.3
後期高齢者
単身
20.4
28.7
36.6
3.6+16.8
5.8+22.9
7.8+28.7
後期単身率
14.2%
15.5%
16.6%
16.9%
17.2%
高齢者夫婦
44.3
8.6
13.6%
56.5
15.0
16.2%
68.1
21.5
18.6%
79.2
26.1
21.4%
84.0
30.1
23.0%
後期 夫婦
高齢世帯率
42.2
47.6
9.2+32.9 10.5+37.0
三重県の後期高齢者のくらしは?
2000年
高齢世帯率
2005年
2010年
2015年
2020年
13.6%
143.8
16.2%
186.2
18.6%
222.7
21.4%
249.2
23.0%
277.0
(人口比)
7.7%
10.0%
11.9%
13.7%
15.6%
男
女
49.2
94.5
20.4
3.6
16.8
68.8
117.1
28.7
5.8
22.9
85.4
137.3
36.6
7.8
28.7
97.9
151.3
42.2
9.2
32.9
110.3
166.6
47.6
10.5
37.0
(平均)
14.2%
15.5%
16.6%
16.9%
17.2%
(男)
(女)
7.3%
17.8%
8.5%
19.6%
9.2%
21.0%
9.5%
21.8%
9.6%
22.2%
8.6
15.0
21.5
26.1
30.1
4.6%
6.5%
8.3%
9.6%
11.1%
後期高齢者
単身世帯
男
女
後期 夫婦
後期世帯率
ISO26000は「CSR」じゃなく
「SR」=すべての組織の社会(的)責任
→ 企業はCSR、NPOはNSR、
「自治体の社会責任(LGSR)調査」(世界初?)
総計での位置付け、行政自身の環境負荷削減など、
「組織運営への組み入れ」(4項目)、
地域の企業・団体・学校などとの「対話推進」(1項目)、
調達時に法令順守、賃金・安全衛生確保、
人的多様性活用、地域貢献などの把握+加点など
「地域内事業者のSR取り組み促進」(15項目)
まっとうな会社・団体から調達する自治体の方が、
良い地域になるに決まってる!
「ISO26000/SR」も、2010年11月発効!

CSRではなく「SR」=すべての組織の社会責任

当然、企業だけでなく、NPOにも、行政にも、労組にも
社会責任は問われている。
→ 詳しくは「NPOマネジメント」第52号「NSR特集」参照

「自主目標+自主実施」+「自主開示」!


日本の産業界が、当初から積極的に主導


認証を要する「規格」ではなく、「ガイドライン」
「誰かが勝手に」ではなく、日本の企業もNPOも参加
「組織の決定及び活動が社会及び環境に及ぼす影響に対して、
次のような透明かつ倫理的な行動を通じて組織が担う責任」
・健康および社会の反映を含む持続可能な開発への貢献
・ステークホルダーの期待への配慮
・関連法令の遵守及び国際行動規範の尊重
・組織全体に取り入れられ、組織の関係の中で実践される行動
参考1:活動は製品、サービス及びプロセスを含む
参考2:関係とは組織の影響力の範囲内の活動を指す
宇都宮市 まちづくり貢献企業認証項目(例示)

コンプライアンス




人づくり





「家庭の日」優待・啓発・実践
社員の「親力」向上(学校行事参加
促進、親子交流事業の実施)
学校教育・地域教育への協力(職場
体験・見学受け入れ) など






健康、福祉、文化、スポーツなどの
推進
ユニバーサルデザイン製品製造の
方針・実施 など






経済・産業の振興(工業団地活性化、
起業家育成、産学官連携 など)
観光の推進(おもてなし運動) など




長く働き続けられる職場(休業、時間、登用、
再雇用
安全・安心な職場(無災害、健康診断)
働きやすい職場(有給休暇消化、残業削減)
託児、ワーク・ライフ・バランス
高齢者・障碍者の雇用・定着 など
環境

活力あるまちづくり
地元雇用・取引、地産地消、地域ブランド など
雇用・労働


地域参画
NPOへの事業協力
災害時協力協定
渋滞対策
外国人インターンシップ受け入れ など
地元密着・地域志向

魅力あるまちづくり


計画(方針・目標)
実施(担当者・理解促進)
評価・改善(自己評価・開示)
協働のまちづくり

法令遵守、市税完納 など
CSRシステム



ECOうつのみや21など認証取得
研修、削減目標、開示
自然エネルギー、低燃費車、配慮製品、調達
緑化、里山保全 など
消費者・顧客対応



品質、食品衛生など認証取得
窓口設置・研修、苦情管理、情報セキュリティ
情報提供、広報啓発、
協働から総働へ
中長期の視点で、
地域を耕す意欲としくみ
協
NPO 働
当事者
専門家
行政
学校
公共サービスを担う (教員+生徒)
意欲とスキル
事業者
金融機関
総
働
行政
NPO
だから日常的な「地域円卓会議」が重要+有効!
本当の難題は、「担当」「縦割り」を超える
たとえば、
 引きこもりの若者の就労支援
 行政内の担当部署は?
 大規模災害
 避難時要援護者の避難支援
 極限的状況下での避難所運営
→分野を超えた日常的な連携が、
新しい課題の解決や、
非常時の備えのために不可欠!
参加・支援から、協働・総働へ
地域における市民と行政との協働の領域
政策立案(policy making)
(企画・財政部門が主導)
市民「参加」型の政策立案
市民「参画」型の政策立案と実現の協働
市民に「意見」を求める:public involvement
市民が提言し、実践で協働する
:public commitment (collaboration)
例:委員会、審議会
アンケート調査、関係団体へのヒアリング
パブリック・コメント
対話集会(意見交換会)、出前講座
例:介護保険事業(NPOがモデルをつくり、行政が制度化)
地域の環境保全事業(立案・調査から実施まで)
多文化共生のための条例づくりと支援事業
←単発・問題対処的(case based)
継続・基盤形成的(infrastructure oriented) →
「制度化された資金」の分配
事業の持続性の向上
市民は単なる利用者:policy consumer
市民の「担い手化」を支える:citizenship support
例:緊急雇用対策・ふるさと雇用再生事業
決定済み事業の執行のみ委託
(請負の発注)
地域活動団体への補助、運営資金交付
例:不登校児支援団体への補助の制度化
学校ボランティアの役割の拡大
総合学習を支援する団体との授業の開発
独居高齢者を支える活動への支援の制度化
業務執行(operation)
(事業・現業部門が担当)
「新しい公共」支援事業に採択されたからには
 13年4月に、何が残っているか?
 通常の委託・補助とは異なる「基盤整備」
 残すべきは「しくみ」「関係」「信頼」「成果」
 持続に必要な当事者は巻き込んだか?
 検証されるべき仮説・モデルは明確か?
 情報発信は、結果報告より経過広報!
 ところで、共通のロゴマークはある?
基盤強化助成と、事業助成は、どう違うのか、
どう活用すれば、最適な成果が実現するのか?
活動・事業助成
ひとことで 現場で今、足りないものを
言うと
補う経費。
社会の課題や理想の実現
助成する
を目的に、団体による
目的と対象
活動・事業に対して助成。
活動・事業を通じた課題
期待される
解決や理想実現とともに、
成果
ノウハウの提供なども。
基盤強化助成
継続する力を高める準備を
支える投資。
既に実績のある団体の運営の
安定を目的に、
基盤拡充や次の準備に助成。
課題の原因解消や人材の成長、
中期的な「次への備え」の確立。
社会にとって最適な成果を供給し
続ける体制を整えるために、原因
対象(受益者)にとって
求められる
分析や予測を行った上で、組織
最適な成果を生むための
事業計画
の再編・人材の育成・他団体との
業務内容を詳細に。
連携など、現在の体制の効果的
な見直し・立て直しを具体的に。
現場の業務に責任を持つ
実施責任者
組織運営に責任を負う理事など。
スタッフ。
多様な主体による取り組みで、
対象者の状況を、社会を、どう変える?
現在
近未来
地域
専門家
NPO
当事者
学校
(教員+生徒)
当
事
者
事業者
金融機関
行政
NPO
ちょっと頭を整理してみましょう(~14:00)
ご所属
お名前
主なご担当業務
事例・解説講義から
感じたこと・
気付いたこと
今後、力を入れて
取り組みたい課題
「こんなヒントが欲しい」
「こんなことで悩んでる」
という質問
各自の「感じた・気付いた」「力を入れたい課題」
「質問」を共有した上で、ヒントを出し合い、
3枚にまとめてください(~14:55)
今後、力を入れて
取り組みたい課題や、
「こんなヒントが欲しい」
「こんなことで悩んでる」
という質問
班内の話し合いで
出てきたアイディア、
手法など
(余白)
他の班の「課題とヒント」を見て
付箋でコメントする(15:30まで)
付箋にボールペンなどで、
「質問」または
「助言・提案・ヒント」を。
■行政 ■行政以外
×「感想」×「励まし・ねぎらい」
必ず、7枚すべて書いてから着席!
【板持】農山漁村部も都心部も関心は共通
「どうかかわるか」:場づくり、成功体験共有など
難問に突き当たっても、各自が考え続けることが大切
【石田】まだ・もう10年目!
多様な立場の方々の意見を聴くことの大切さ
【八嶋】継続が次の課題、思い出してくださると励みに
「話し合ってどうする」と言われても相互理解大切
【小阪】地域・特性の違いを超えて共有できる手法
対話・小さな動きで生み出す成果を積み上げる価値
相手の意識の変化ではなく、自分の行動の変化・進化
中間支援の役割:与える・場所提供から
「若い人」を巻き込むなら
「若い人」の都合も考える!
 早く決める、文句言わずまかせる
子どもの行事と連動する!
スポ少、おけいこ、PTAとの連携
料理好きな女性は活躍する!
伝統料理の勉強会は、
地域の先輩との交流機会!
「年間事業(目標)額」と「活動開始後の年数」で見ると
年間事業
(目標)額
5000万円
社会の「変革推進」力:
(他セクターと連携して)社会を変える戦略、
メディアによる社会啓発、生態系(コミュニティ)づくり、・・
社会の「しくみづくり」力:
社会と事業の中期戦略、
政策提言、他団体の育成、・・
1000万円
300万円
事業の「継続」力:
自主財源拡充、開示、育成、労務、
他団体・企業・行政との協働、・・
事業・組織の
「見直し・建て直し」力:
理事会、
事業&組織評価、
他団体との統合、
・・
事業・団体の「最低限の運営」力(義務のレベル):
業務品質管理、ボランティア・マネジメント、広報、会議、
会計、・・
3年
10年
開始後の年数
→団体の目標と現状との差(=課題)に応えているか?
そもそも団体が「社会における役割」を意識しているか?