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協働が進まない5つの理由
①目標と計画がない
→ トップも現場も本気じゃないから??
②流れもルールも決まっていない
→ 他地域研究や「協働スケジュール」がないから!
③推進するツールや体制がない
→ 中期的な目標も、ニーズ調査もないから!
④評価・監査されていない
→ 継続的な改善と、トップの関与がないから!
⑤NPOが協働していない
→ お互いに関心がなく、仲が悪いから!?
詳しくは「NPOマネジメント」第69号参照
竹山・堺市長のお話(区長・局長・部長&中堅職員対象)
・憲法が保障する地方自治(第94条)
・自然権としての基本的人権(ルソー)同様に
地域も自治を志向した時点で地域主権(×地方分権)
・他から干渉されない団体自治から住民自治へ
・「基礎自治体優先」「自助+補完性」「近接性」原則
(欧州自治憲章:公的責務は、市民に最も身近な地方
自治体が優先的に履行する)→民主主義の基本
→ 権限と財源は現場に!→手が届く都市内分権を
・人が人を支える社会、お任せ民主主義からの脱却
→ 強力なリーダー待望論は日本を滅ぼす
→ 自立=相互依存(inter-dependent 阪大 鷲田教授)
・ドライバーは市民。職員はナビゲーター。知るため現場へ
・見て見ぬふりしない、おせっかいな市職員に!
堺市も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年
2000年
2010年
計(千人)
844.8 829.6 841.9
0~14歳
152.6 118.1 117.7
15~64歳(A)
615.8 586.8 531.3
A÷B
75歳~
831.7
105.6
791.6
87.8
▲25%
▲22%
490.8
473.4
▲11%
▲13%
75.2 123.0 189.3
2030年
▲6%
▲0%
(生産人口)
65歳~(B)
高齢者率
2020年
235.2
230.3
8.9%
14.8%
22.5%
+151%
28.3%
29.1%
+21%
8.1人
4.7人
45.9
2.8人
78.6
2.0人
123.5
2.0人
147.3
+71%
+56%
+19%
2020年の堺市は?

高齢者率は? →28.3%!


75歳以上は?→約12.3万人(10年比6割増)!





個人所得税収は?
「現在」と「次」の稼ぎ頭業種を支える人材育成!
既存インフラの補修コストは?


人口の7分の1!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
生産人口は? → 8%減(00年比16%減)!


高齢者1人を支える生産人口は、わずか2.0人!
道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
市債残高は、必要な歳入総額は、消費税率は?
堺市の高齢者・後期高齢者のくらしは?
2000年
人口(千人)
高齢者
後期高齢者
世帯数
高齢者単身
2005年
2010年
2015年
2020年
829.6
123.0
45.9
830.9
154.8
60.8
841.9
189.3
78.6
847.5
224.8
99.8
831.7
235.2
123.5
5.5%
7.3%
9.3%
11.9%
14.9%
309.1
21.4
322.9
29.2
344.4
37.7
353.6
45.6
354.3
48.3
5.6+15.7
8.4+20.7 10.9+26.8 13.1+32.5 13.9+34.4
後期高齢者
単身
8.9
13.2
18.6
24.4
30.8
2.0+6.8
3.1+10.1
4.2+14.3
5.4+18.9
6.8+23.9
後期単身率
19.4%
21.8%
23.7%
24.5%
25.0%
高齢者夫婦
17.6
3.1
12.6%
24.0
5.3
16.5%
31.8
8.3
20.2%
38.9
11.3
23.9%
41.4
14.6
25.3%
後期 夫婦
高齢世帯率
堺市の財政はどう推移する?
単位:億円
05年度
歳入
市税(対 歳入)
個人(同)
法人(同)
固定資産(同)
公債(同)
2,706
1,202(44%)
354(13%)
114( 4%)
535(19%)
194( 7%)
歳出
職員給与
職員数
公債償還
公営事業繰入
国民健康保険
上下水道
病院
他(介護保険 等)
2,688
359
将来負担(対 税収)
地方債残高
支出予定
積立金
2,776(2.3倍)
2,796
320
341
296
316
66
104
19
112
10年度(08比)
3,269
1,315(40%)
416(12%)
98( 3%)
593(18%)
343(10%)
11年度(同)
15年度?
3,549
1,326(37%)
406(11%)
102( 2%)
599(16%)
585(16%)
10年 個人住民税
49,472円/人
生産人口
10年比 - 5%
05年比 - 9%
3,236
3,519
人件費・扶助費・
361( - 9%)
349(-12%)
公債費を除く
4,547
4,964(- 8%) 4,909( - 9%) 歳出額(≒調達額)
302
312
1,635億円(46%)
500
352
80
80
後期高齢者
92
91
10年比 +26%
22
160
05年比 +64%
154
163
3,938(3.0倍)
2,981( + 8%)
1,331( -13%)
375( + 4%)
4,095(3.1倍) 10年 467,765円/人
3,303(+19%)
1,173(- 23%)
380(+ 6%)
堺市の後期高齢者のくらしは?
2000年
高齢世帯率
後期高齢者
12.6%
45.9
2005年
16.5%
60.8
2010年
20.2%
78.6
全国 11.0%
2015年
23.9%
99.8
(人口比)
5.5%
7.3%
9.3%
11.9%
男
女
15.7
30.2
8.9
2.0
6.8
22.0
38.8
13.2
3.1
10.1
30.0
48.9
18.6
4.2
14.3
39.1
60.6
24.4
5.4
18.9
単身世帯
男
女
2020年
25.3%
123.5
15.1%
14.9%
48.5
74.9
30.8
6.8
23.9
(平均)
19.4%
21.8%
18.4% 23.7%
24.5% 19.6%25.0%
(男)
(女)
12.9%
22.8%
10.7% 14.2%
14.3%
22.9%
26.1%
29.4%
14.0% 11.9% 14.1%
31.3% 25.0% 32.0%
後期 夫婦
後期世帯率
3.1
5.3
8.3
3.9%
5.8%
7.6% 7.8%
11.3
14.6
10.1% 10.8% 12.8%
市・社協・SEIN 三者会議から(13/7/22)
マスタープラン(協働のまち堺の実現) 協働環境調査の点数で見ると
認定特非法人 取得促進
推進体制、事例共有、
市民活動支援基金への寄付促進
指定管理者制度は特に問題
「市民活動総合プラザ」
指定管理は協働ではなくアウトソース
新しい公共創出事業(12-13年)
協働の事例共有の機会は?
団体との接点:個別→ネットワークへ 「新しい公共」説明時や研修で
協働が進まない5つの理由
自治体の社会責任(LGSR)も
個別・分野ごとには中期計画はある 他の政令市に比べて。。。
それを横断的に見るのは荷が重い 法令化されていない+委託契約しか
14年度末までに協働も含む
ないから進まない
「市民活動活性化」基本方針策定? 協働以前の段階にある団体
協働の適正性確認リストも内部共有
各部課が策定した計画を
束ねてみせる役割は可能では?
→人的に無理
中間支援が集め機会設定できるはず
NPO: Not-for-Profit Organization
民間で公益かつ非営利の活動を継続する組織

民間: 官から独立し、依存しない運営

自発性・自律性が本質!
活動: 考える・話すだけでなく、行動して実現する
 組織: 目的を共有するチーム



公益: 「共益・私益」=利己ではなく、利他


目的の共有が、責任の共有と、役割の分担を可能にする
「不特定多数」ではない!→求められ、開かれているか
非営利: 「営利」=収益を分配するのではなく、
社会に再投資する

「収益性の有無」ではなく、「収益の使途」の問題!
NPOも同好会も「市民活動団体」
事業や活動は、
何のため・
誰のため?
NPO
同好会
公益=利他
必要としている
こと・人のため
共益・私益=利己
「私たちだけ」
のため
何を満たすために
ニーズ
事業・活動する? =求められること
必要な資源は
どうまかなう?
受益者負担も
求めつつ、不足は
寄付・助成・補助
など公費で補う
ウォンツ
=したいこと
自費
→ ニーズをどう把握し、表現できるか?
助成機関などとの関係では、
・セブン・イレブンみどりの基金 最終審査員(05年~)
・トヨタ環境基金 一次選考担当(07年~)
・パナソニックNPOサポートファンド

環境分野 選考委員(04年~)、委員長(06-11年度)
・(独)科学技術振興機構 社会技術研究開発センター実装支援プログラム
経産省ソーシャル/コミュニティ・ビジネス支援事業
 あの「エコポイント」アドバイザー委員!
 ETIC.社会起業塾イニシアティブ 塾長(02-11年)

(旧・NEC社会起業塾、10年からNEC・横浜市・花王)

ETIC.×ブラザー工業 東海若手起業塾(08年~)
などなど
資金提供者は何を期待しているか?
状況の緩和・改善
→ ニーズに対する効き目
原因の解消
→ 再発の抑制・防止
基盤の整備
→ 団体内でも、社会にも
担い手の成長
→ 特に、自主財源率の改善
協働から総働へ
中長期の視点で、
地域を耕す意欲としくみ
協
NPO 働
当事者
事業者
金融機関
専門家
行政
総
働
学校
公共サービスを担う (教員+生徒)
行政
意欲とスキル
NPO
協働は、法が禁じること以外すべて可能
業務の
顧客
直接、県民に
市町村を通じて
(個人・法人)
県民に
県の場合 産業、環境、教育、福祉、国際、広報、
建設、水道、交通、林業、税務・・
原則として
すべて庁内
財政、人事、
監査・・
多老化に伴う
「サービス需要増
+税収減」状況を
支え続けるために、
基本原則
協働できることを
ひとつでもより早く
効果的に
増やし続ける
「より効果的に
県民と庁内に
貢献する」ために、
県民から意見・
協力を求めて
業務改善を
積み重ねる
多老化に伴う
「サービス需要増
+税収減」状況を
支え続けるために、
協働できることを
ひとつでもより早く
効果的に市町村と
増やし続ける
中期目標+計画+実務(PDCAの対象に) 意見・協力募集
交流・表彰の機会:案件形成、相互学習 (例:効果測定、
具体的な
官民合同でスキルの向上
研修協力)
進め方
高齢者・外国人等への説明・支援協力!
(県民対象に「行政のしくみ」解説も)
自治会・町内会は、
行事を半減して、事業=福祉+経済を!
【現在】
親睦も安全も福祉も行事の連続。。
→地域の住民が気軽に付き合い、
日常生活に必要な情報交換や
安全確保などを行なうとともに、
地域生活をより快適にするため、
自主的・自発的に共同活動しな
がら、まちづくりを進める。
問題解決 (交通安全、防火・防災、
防犯・非行防止、資源回収)
生活充実 (福祉、青少年育成、
健康増進、祭礼・盆踊り、
運動会、文化祭など)
環境・設備維持 (清掃・整備、
集会所管理など)
広報・調整
【今後】
「小規模多機能」自治!
→行政機能の集約化を補い、
住民減少・高齢化などに伴い
必要性が高まる安全・安心の
確保のための「適地適作(策)」
型の地域づくりを進める。
共通の「基本機能」と
独自の「魅力づくり」
・最小限の安全・安心の維持
・文化・伝統の継承
・経済的な競争力の維持・向上
参加・支援から、協働・総働へ
地域における市民と行政との協働の領域
政策立案(policy making)
(企画・財政部門が主導)
市民「参加」型の政策立案
市民「参画」型の政策立案と実現の協働
市民に「意見」を求める:public involvement
市民が提言し、実践で協働する
:public commitment (collaboration)
例:委員会、審議会
アンケート調査、関係団体へのヒアリング
パブリック・コメント
対話集会(意見交換会)、出前講座
例:介護保険事業(NPOがモデルをつくり、行政が制度化)
地域の環境保全事業(立案・調査から実施まで)
多文化共生のための条例づくりと支援事業
←単発・問題対処的(case based)
継続・基盤形成的(infrastructure oriented) →
「制度化された資金」の分配
事業の持続性の向上
市民は単なる利用者:policy consumer
市民の「担い手化」を支える:citizenship support
例:緊急雇用対策・ふるさと雇用再生事業
決定済み事業の執行のみ委託
(請負の発注)
地域活動団体への補助、運営資金交付
例:不登校児支援団体への補助の制度化
学校ボランティアの役割の拡大
総合学習を支援する団体との授業の開発
独居高齢者を支える活動への支援の制度化
業務執行(operation)
(事業・現業部門が担当)
NPO: Not-for-Profit Organization
民間で公益かつ非営利の活動を継続する組織

民間: 官から独立し、依存しない運営

自発性・自律性が本質!
活動: 考える・話すだけでなく、行動して実現する
 組織: 目的を共有するチーム



公益: 「共益・私益」=利己ではなく、利他


目的の共有が、責任の共有と、役割の分担を可能にする
「不特定多数」ではない!→求められ、開かれているか
非営利: 「営利」=収益を分配するのではなく、
社会に再投資する

「収益性の有無」ではなく、「収益の使途」の問題!
NPOも同好会も「市民活動団体」
事業や活動は、
何のため・
誰のため?
NPO
同好会
公益=利他
必要としている
こと・人のため
共益・私益=利己
「私たちだけ」
のため
何を満たすために
ニーズ
事業・活動する? =求められること
必要な資源は
どうまかなう?
受益者負担も
求めつつ、不足は
寄付・助成・補助
など公費で補う
ウォンツ
=したいこと
自費
→ ニーズをどう把握し、表現できるか?
事業の自立性?→対価と事業がめざす運営形態
必要な資金の負担
例
目指す運営形態
受益者・利用者からの
対価収入により、
収益が見込める。
(対価自立事業)
スポーツ・芸術文化活動
主婦・障碍者の起業
環境配慮製品・サービス
受益者・利用者から
対価も取れるが、
継続には外部からの
補助が必要。
(補助継続事業)
フリースクール
伝統文化財の維持・継承
里山保全
難アクセス地の公共交通
介護保険事業
市民による
事業経営の効率化を
進めつつ、行政からの
補助は続ける。
→補助の制度化必須!
基本的人権の保障上、
不可欠な事業であり、
受益者・利用者からの
対価による継続は困難。
(基本的人権保障事業)
ホームレスの緊急救援
子どもの電話相談
途上国への開発協力
DV被害者の支援
医療情報の翻訳・通訳
社会的な課題解決の
先駆者として市民が
先行しており、行政
サービスとして法制化
する必要あり。
→事業の制度化必須!
市民による
自主・単独事業へ
→立ち上げ期のみ支援
(リサイクル、有機農業など)
ちょっと頭を整理してみましょう
「団体ですぐしなきゃ!」
講師の話・事例から
「団体間連携で
感じたこと・
すぐしなきゃ!」と
気付いたこと
感じたこと
講師に質問?
やり取りの記録や
メモにお使いください
3人1組で共有してください(20:00まで)
 各人からご発表(19:50ごろまで)
 まず「感想」について1分ずつで一巡し、
次に「団体・連携でしなきゃ」を1分ずつ
もう一巡。計2回に分けてお話しください。
 相互に「質問」と意見交換(5分程度)
 講師にご質問があれば、
1・2問にまとめて、後ほどご発表ください。
各班でのお話から
【感想&「団体・連携でしなきゃ」】
・活動を続けると「計画」観が不足
・堺市の高齢化率の高さ・多様性に
じぇじぇじぇ!
・数字を示すことの大切さ(有効性)
←行動力も大切だけど(3)
・5-10年後を数値で示せないと、
したいことの意義も伝えにくい
・浜松のサンクチュアリNPOの事例
(原因把握+解消:取り組みの進化)
・自主財源確保のために数値把握
・公益性共有の重要性
・堺市の協働(体系化)の遅れ。。。
・団体間連携のきっかけ:あいさつ?
メール? 踏み出すには?
【ご質問】
・「楽しそうなVo」に飛び付きがち
しんどそうなVoを根付かせるには?
・そもそも行政とNPOは協働すべき?
・「継続性」問われるけど、実際どうよ
・行政職員の想いを知るには?
・NPO(法人)の目的?
・データをどう集める?
・なぜこの仕事??