個人をとりまくコミュニティ 地球社会 国家 地方自治体 地域コミュニティ 家族 補完性原則(補助性原則) できるだけ小さい単位で決定を行う。 下位の単位でできない場合にのみ、上位の単位が 支援する。 個人ができることは個人が行う。 個人ができない場合には、地域コミュニティが 地域社会ができない場合には、地方自治体が 地方自治体ができない場合には、国家が行う。 補完性原則(補助性原則) 個人の尊重の考え方に基づく EUの設立の精神に大きく関わる 日本では、地方分権を促進する理論的根 拠になっている。 二項対立から三項図式へ 対立 政府 市 場 相互補完 関係 市民社会・ コミュニティ 3つの原理 公 - 共 - 私 中心的な役割を担う組織 「公」 政府 「共」 コミュニティ、NPO、共同組合 「私」 市場、企業、個人 それぞれにおける経済的なつなが り 「公」 再分配 「共」 互酬性 「私」 交換 互酬性(reciprocity) 文化人類学から出た用語 贈与と返礼からなる個人間および集 団間の関係 相互扶助、助け合い 他人に何かをあげる 何かをしてもらう お返しとして相手に何かをあげる 何かをしてあげる 新しい公共 従来は、公共領域(社会全体に関わる)の問 題は、政府や地方自治体が担当していた。 民間(個人)が自発性に基づいて、公共の問 題に取り組む NPOなどの組織化を進める。 第3セクター(政府と市場に対する) 意識の高まり 地域の問題は地域の手で 新しい公共 役所に対する依存意識からの脱却 社会貢献、社会参画意識の広がり 女性 → 定年退職者 → 若者 自助 共助 公助 同じようなサービスが、市場(企業)、コミュニ ティ、政府(地方自治体)のそれぞれが提供し ている。利用者はそれを選ぶことができる。 自助(個人の努力、市場) 共助(コミュニティ) 家族や個人による 民間企業のサービスを利用する 地域のNPO、ボランティア団体などのサービス 公助(政府・地方自治体) 国や地方自治体の公共サービス 自助・共助・公助の事例 例)高齢者介護 自助 共助 家族による介護 企業による介護サービスを利用 地域NPO・ボランティア団体などのサービス 公助 公営の施設の利用 公共サービスの利用 それぞれの特徴 民間企業(自助) + お金を出せば、良質なサービスの提供 - 高い費用 コミュニティ(共助) + 地域の実情に合わせたきめ細かいサービス - 地域ごとの偏り、非効率性 政府・地方自治体(公助) + 均一的、平等なサービスの提供、低負担 - 画一的で冷たい対応
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