人工呼吸器 ザ・エビータ ・従圧式:一定の気道内圧になるまで空気を送る。気 道内圧が高まっていると換気量は少ない。 ・従量式:一定の換気量に達するまで空気を送る。コン プライアンスが低いと気道内圧が上がりすぎる。 ・PEEP(Positive Endexpiratory Pressure:呼気 終末陽圧 ):呼気終末(呼気相)にかかっている気 道内圧をPEEPと呼ぶ。(吸気相でも圧はかかって いるので、PEEPは呼気のみにかかっているわけで はない。換気モードではない。) ・PSV:プレッシャーサポート。自発呼吸に合わせて決 めた圧(PS圧、例:10mmHg)まで空気を送り込む。 つまり吸気時に空気を送り込みサポートする。 モード • CPPV (continuous positive pressure ventilation:持続陽圧換気 ) • SIMV (synchronized intermittent mandatory ventilation: 同期的間欠的強制的換気 ) • BIPAP ( Biphasic ( Bi-level 、Bi-Vent ) intermittent positive air pressure ) • CPAP+PSV (continuous positive airway pressure:持続的陽圧気道圧) (pressure support ventilation ) CPPV continuous positive pressure ventilation 持続陽圧換気 • CPPV=IPPV+PEEP ・持続的陽圧呼吸 ・強制呼吸方法で麻酔科の従圧式呼吸器 ・設定するのは 呼吸回数(例:10/min) 呼気時間(例: 2→呼気:吸気=1:2→ 6sec×2/3=4sec ) 最高気道内圧(例:20mmHg) 酸素濃度(例:0.4) 患者本人の自発呼吸が出ようと関係なく換気させる。 当然ファイティング起こりやすく、 自発呼吸が出ない患者に使用。 SIMV synchronized intermittent mandatory ventilation 同期的間欠的強制的換気 • 基本的には従量式。患者の自発呼吸があれば自発に合わせて換気させ、自発が なければ強制呼吸する。 ・設定するのは 換気量(例:500ml) 呼吸回数(例:10/min) 吸気時間(例:2) PEEP圧(例:5 mmHg) PS圧(例:15 mmHg) 酸素濃度(例:0.4) ・一定時間のトリガーポイントが決められており、そのトリガーポイントの間に生じた トリガーのみに反応する。反応した場合は設定した換気量の500mlの換気量を 送り込む。 ・トリガーポイント以外のトリガーに対してはPSVとして気道内圧が15mmHgとなる まで空気を送り込む。吸気時間は関係なし。 ・設定した呼吸回数に達しない場合は最低10/minは500ml、吸気時間4secで強制 換気させる。 BIPAP (Biphasic intermittent positive air pressure ) • 基本的には従圧式。Biphasicの名の通りニ相性の圧をかけるモー ド。つまりCPAPの圧が1分間に決めた回数、決めた時間だけ変化 する。自発の補助をしているわけではない。 ・設定するのは 最高気道内圧(例:20mmHg) 呼吸回数(例:10/min) 吸気時間(例:2) PEEP圧(例:5 mmHg) PS圧(例:15 mmHg) 酸素濃度(例:0.4) ・高圧相(吸気相:上の20mmHg)と低圧相(PEEP)を設定するのでこ れがBi-level。 ・SIMVと異なる部分は、従圧式であるために強制換気中に自発が出 たとしても過剰な空気を送りこむことがない。 CPAP+PSV continuous positive airway pressure 持続的陽圧気道圧 • CPAP:自発呼吸が出ている状態でPEEPをかけている モード。CPAPのみでは肺胞を広げているだけで、呼吸は させていない。 ・そこでPSV機能が一緒に。 ・設定するのは PEEP圧(例:5 mmHg) PS圧(例:15 mmHg) 酸素濃度(例:0.4) ・呼吸器から離脱する直前に使用するモードで、自発呼吸 がしっかりあるが、まだサポートが必要な時に使用する。 逆に自発が弱ければ、十分な換気を確保することはでき ない。
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