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「地域商業(商店街)活性化事業
における実証研究」を読んで
三谷
瞳
はじめに
繁栄していると感じる地域商業(商店街等)は…1%
→日本全国約15,000の商店街
→約150の商店街しか繁栄していない
選定された156事例のうち…
はじめに
商店街実態調査報告書
商店街の活性化に関する調査報告書 p11 付表1
衰退または停滞
衰退または停滞
96.6%
97.1%
減少している
ほとんどの商店街が将来に関して悲観的な状況
はじめに

商店街衰退の理由
 意思決定システム(二重の意思決定)の難しさ
 「所縁型組織」「仲間型組織」
 「所縁型組織」→ 商店街など
自然発生的に成立
目的意識が違う

「仲間型組織」→ 大型ショッピングセンターなど
同質性が高い
目的意識が同じ
第一章
タクソノミー(体系的類型型枠組み) p11 付表3
第一章
商店街等活性化事例のタクソノミー(地域・店舗数)
p12 付表4番
店舗数によってどの地域
でどの事業をやればいい
かわかる
第一章
効果的な地域別活性化事例
p13 付表5番
→付表4番を地域別に比較
分析した
第一章
効果的な店舗数別活性化事例
p13 付表6番
→付表4番を店舗数別に比較分
析した
第二章
ケーススタディ(茅ヶ崎商店街)
問題:ジャスコの出店
対策1:茅ヶ崎リターナブルワイン
商連、酒販組合、環境市民団体が企画・製造
 リターナブルのビン回収システム
→茅ヶ崎のごみを減らす
→消費者に50円が払い戻される

対策2:自転車のまち茅ヶ崎
自転車商業組合、慶応大学サイクルK、宮田工業(株)、ほっと茅ヶ
崎準備室等
 「made in chigasaki 自転車」販売

第二章
ケーススタディ-2(萩市田町商店街)
問題:商店街の衰退(空き店舗)
対策1:空き店舗の再活用

「有限会社じーるファクトリー萩」
対策2:来場者を増やす
「萩おみやげ博物館」
→萩市内で製造されているもののみを取り扱う
対策3:イベント
 「萩焼祭り」
 「萩城下の古き雛たち」
 「花祭り」

第二章
ケーススタディ-3
(伊賀上野地区中心商店街)
問題:人口減少、郊外の大型ショッピングセンター、空き店舗の増加
対策:一店逸品運動
「こだわりのおすすめ商品」を発表
→10日間の逸品フェア
 お店めぐりツアー
→新規顧客の開拓・売上あがる

第二章
ケーススタディ-4
(長田神社前商店街)
問題:商店街内のダイエーのポイントカード導入
対策:「タメ店カード長田」
以前はシール事業だった
 100円で1ポイント、120ポイントで100円の金券
 現在では1万5千枚以上発行

ちなみに…「まちづくり連携商業活性化賞」受賞
第二章
P14 付表7
第二章

新しい組織変動メカニズム(p14)
(1)第一ステップ 「動機」 第1、2ファクト
→解決への動機
(2)第二ステップ 「連携」 第3、4ファクト
→解決に向けてまとめる
(3)第三ステップ 「行動」 第5、6ファクト
→新しい組織として行動する
(4)第四ステップ 「学習」 第7、8、9ファクト
→新しい組織の基盤を発展システム化させる
(5)第五ステップ 「安定」 第10、11、12ファクト
→他の組織とネットワーク化して連携する
(6)第六ステップ 「脱皮」 第13ファクト
→解散という選択肢
第二章

新しい組織
新しい組織とは、既存の商店街を当てにせず外部資源に目を向けた人た
ちが作る組織のことである。
新しい組織は以下のようなメカニズムを辿る。
動
機
連
携
行
動
学
習
安
定
脱
皮
まとめ

この論文を読んで、地域活性化についての知識を得ら
れた。今後ゼミで活用出来る知識がたくさんあったので
活用していきたいと思う。しかしまだまだ知らないことば
かりなので、またゼミを通していろいろな知識を身につけ
たいと思う。