最短、最速、非常識に ~元暴走族幹部から世間への挑戦状~

最速喧嘩術
~“非常識な方法で強くさせる”元暴走族幹部からの挑戦~
最短、最速、非常識に
最速喧嘩術
~元暴走族幹部から世間への挑戦状~
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最速喧嘩術
~“非常識な方法で強くさせる”元暴走族幹部からの挑戦~
はじめに
このレポートは、あなたの人生における“喧嘩の強さ”を、最短最速で向上さ
せる為のレポートだ。
肉体的強さ、技術面の向上、学力向上を目的としているわけではない。
テクニックや、技を教える攻略本や、教科書ではない。
寄り道せず、明日からでも使える、勝てる“喧嘩術”をあなたに伝授する為の
参考書なのである。
何故、明日からでも勝てる喧嘩術と言い切れるのか。
それは私自身、その喧嘩術を駆使して、幾多の喧嘩を乗り越えてきたからであ
る。
事実、私は 10 代の時分、大阪の地で、暴走族の特攻隊長という幹部の役職に就
いていた。立場上引けない場面が多い中、この喧嘩術を駆使して、今日まで生
き抜いてきたのだ。
人は時として、戦わざるを得ない状況が度々訪れる。
幼少期の砂場の喧嘩、遊具の取り合い、親にお願い事をする時。
青年期での学力評価、他校との争い、レギュラー争い、部活などの大会、恋愛、
アルバイト面接、就職活動。
社会に出てからの社会的地位、覇権争い、世間付き合い、子育て、親子関係、
金銭面での問題。
どんなに真面目に生きていようが、どんなに争いを避けて通ろうが、誰もが一
度はこういった場面に遭遇すると思う。
裏社会ではもっと過激な“喧嘩”が繰り広げられている。
しかし、表裏一体。
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最速喧嘩術
~“非常識な方法で強くさせる”元暴走族幹部からの挑戦~
表社会と、裏社会とは紙一重なのだ。
あなたがいつ何時、トラブルに巻き込まれるのかわからない。もしかしたら明
日、あなたの身になにか起こるかもしれない。事故に巻き込まれるのかも知れ
ない。夜の繁華街で、酔っ払った少年に暴行されないとは言い切れない。
日本は安全だからと言って、絶対的安全なんてものは存在しないのだ。
日本は警察が世界最高峰のレベルなので表立った犯罪は他の国に比べて比較的
低いだけで、一歩入り込んだ裏路地では、あなたの知らない世界が繰り広げら
れている。
私はあなたを脅したいわけではない。
安心しきった平和ボケをいつまでも続けて欲しくない。その一心である。
毎日が戦場のように緊張感を張り詰めさせろとは言わない。
しかし、危機感を持って、今出来ることをしないと、後で後悔してからでは遅
い。ということを理解して頂きたい。
あなたや、あなたの大切な人の身になにか起こってからでは遅いのだ。
つまり、自分の身を守る為、愛する者を守る為に、
“喧嘩”に対応する術を身に
付けていなければならない。
自由を掴む為にも、幸せになる為にも、更には平和を掴む為にも、戦いは避け
ては通れないのだ。
避けてばかりでは、現状打破出来ないばかりか、低迷していくばかりだ。
全てのことには、対応する術がある。
それらの術を知る者と、知らぬ者では、大きな差があり、無知な者は身を守る
術がないということだ。
金を稼ぐ術を知っている者は、生涯、金に困ることはないだろう。
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最速喧嘩術
~“非常識な方法で強くさせる”元暴走族幹部からの挑戦~
人付き合いの術を知っている者は、生涯、人との繋がりを上手に出来るだろう。
勉強する術を知っている者は、ただ漠然と作業に莫大な時間を費やしている者
に比べ、圧倒的に少ない労力で学習することが出来るのだ。
そして、最初にわかっていてもらいたいことがある。
それは、喧嘩は結局どこまでいっても精神論、根性論。ということである。
最終的には精神力が決めるのだ。
精神に勝る術無し。
この矛盾の秘密を、これから先を読み進めていって感じてもらいたい。
理解するだけではなく、感じてもらいたい。
身を守る為にも、幸せになる為にも、自由を掴む為にも、戦いは避けて通るこ
とは出来ないのだ。
この「最速喧嘩術」を読み終えた頃、いつも通りの道を歩いたとしても、これ
までとは全く違った景色が見えるだろう。
あなたは、自分の変化に気付き、自信を持って自分の道を貫くことが出来るは
ずだ。
2016 年 7 月吉日
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最速喧嘩術
~“非常識な方法で強くさせる”元暴走族幹部からの挑戦~
第二章 「喧嘩の際に重要な 7 つの絶対」
なめられてはいけない
これは大前提であり、最重要ポイントである。
このステップを理解しなければ、この先の6つのステップも無意味になる。
この壁を乗り越えなければ確実に勝負には勝てないのだ。
いつの時代も、どの業界も、喧嘩はなめられたら終わりである。
なめられる人間の特徴は
•口だけ
•行動しない
•逃げ腰
•結果を出さない
1つでも当てはまる人は要注意。
「俺は将来絶対に世界獲れる!」
と言っている人を、一度は見たことあるはずだ。
なんの根拠があるのか。
誰にも負けないくらいに練習しているのか、人知れず努力しているのか。
小学校の頃から作文で「世界一のサッカー選手になる」と宣言して、実際に世
界の舞台に上り詰めた本田圭佑選手は、有言実行のプロフェッショナルだ。
しかし、口だけの人間というのは、偉そうに夢を語るわりには、行動に移して
いないのだ。
なめられない為には、とにかくアクションを起こし、結果を出すことだ。
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~“非常識な方法で強くさせる”元暴走族幹部からの挑戦~
なめられない方法として
私が暴走族時代に行っていたことが
見た目、行動、発言を
暴走族スタイルに徹する、ということに尽きる。
私本来は、根は真面目で悪いことが得意な奴ではないのだが、そんな裏話は他
人からの評価に関係ない、と理解出来ていたからである。
髪型はパンチパーマで、道は絶対に真ん中を堂々と歩き、
「しばくぞ」が口癖だ
った(笑)
だが、これが重要で、これをしていたことで有名になっていったことは紛れも
なく事実である。
もちろんリスクはついてくる。
髪型や服装を不良の様にしていると喧嘩を売られやすいし、道の真ん中を歩い
ていれば、複数人で道に歩いているグループと必ず接触する。
その対応も含め、すべてを暴走族スタイルに徹したのだ。
これが、パンチパーマなのに道の端っこをうつむきながら歩いていたら確実に
なめられていたはずだ。
世界一のサッカー選手になる、と言っているわりに練習もせず、技のレベルも
高くないとなると確実になめられるし、論外である。
具体的にどうすれば良いのか。
一番簡単で王道なのは
常にアクションを起こし続けて、結果をだす。
この方法は実に単純だ。
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例1 頼れる先輩
知識
相談を
助言
経験
受ける
手助け
解決
信頼
例2 ウルトラマン
ピンチ
参上
敵倒す
救世主
例3 名探偵コナン
楽しい
日々
解決
事件発生
推理
様々な
トラブル
簡単ではあるが、確信をついたものだ。3パターン、それぞれ実力者だ。業界、
分野を問わず、常にアクションを起こしている。
例1で言うなら、知識や経験がなく、後輩からの相談を解決出来なければ、当
然尊敬されずに、下に見られてしまう。
ウルトラマンが強くても、ピンチの時にビビって参上しなければ頼りにならず、
認めてはもらえないのだ。
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~“非常識な方法で強くさせる”元暴走族幹部からの挑戦~
ピンチに駆け付け、参上したとしても、毎回敵にやられてばかりでは、なめら
れてしまうのだ。
名探偵コナンの中で事件が起きなければ、名探偵でもなんでもないのだ。
江戸川コナンの身の回りには事件が絶えず、日々事件解決してきた実績により、
読者やファンに名探偵ぶりを発揮出来ているのだ。
家でゴロゴロしていたり、のんびり過ごしているだけの者にはチャンスは巡っ
て来ないのだ。
実力があり、尚且つその力を日々アクションすることで、周囲から実力者と認
められ、尊敬される存在になれるのだ。
亀田3兄弟が現役時代、非情なまでのバッシングを受けながら、過去判定を巡
って色々な討論もあったが、それでもなめられず人々の話題になっていたのは
実際に勝ち続けて、3兄弟世界王者になったからだ。
しかし、なめられない為には勝ち方や魅せ方にもこだわらないといけないので、
バッシングが続いたわけだ。
それでいても彼らが実力者だったことは言うまでもない。それが彼らがアクシ
ョンを続けた結果である。
努力はアピールしなくても、結果さえ出せば、自ずと慕う人間が集まってくる。
一番王道なのは
有言実行。
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第二章 「喧嘩の際に重要な 7 つの絶対」
情報を徹底的に集める
情報を知らない状態で戦うのと、情報を知っている状態で戦うのでは、雲泥の
差があるものだ。
情報というのは、知識であり、戦略であり、対策であり、武器である。
私が中学時代に、誰も知り合いのいない山形県で有名になった方法が、まさに
この方法をとったからだ。
とりあえずは適当に喧嘩を売り歩き、情報収集を行った。有名な不良の情報を
手に入れて、その不良に会いに行き、倒す。その繰り返しであった。
次第に噂になり、噂が噂を呼ぶのだ。すると口コミで私の評判が山形県全土に
広まり、遂には地元の大阪よりも有名になってしまったのだ。
これが行き当たりばったりの喧嘩だと有名にはならなかったし、目的にも達成
出来なかったはずだ。
例えば、柔道の全国大会で優勝候補筆頭の選手に勝とうとすれば、先ず戦略を
立てなければいけない。
単純な力の差で勝てないなら、戦略を駆使するほかないからだ。
我武者羅に打倒の精神で努力することも大事だが、ただ闇雲に練習に打ち込む
だけでは本当の強者には勝つことは出来ないのだ。
相手の弱点、得意技、クセ、自分の長所、短所、それらの研究に時間を費やし
て、情報収集した上で戦略を立てるのだ。
戦略を立てた上で、自分に足りないものを用意していくのだ。
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~“非常識な方法で強くさせる”元暴走族幹部からの挑戦~
その方が、ただ闇雲に努力するより、遥かに効率的で、飛躍的に進化すること
が出来るのだ。
これは企業での競り合いでも言えることだし、会社内の立場でも同様のことが
言えるだろう。
上司が気に入らないのなら、その為にどうするのか。
自分が上に立ちたいと思うなら、どうすれば上に立てるのかを考えて、足りな
いものを整えながら、実行していく。
筋トレにしても、ただ闇雲にトレーニングをするより、きちんとしたフォーム、
呼吸法、栄養学を勉強してからやるのでは全く効果が違うのだ。
テスト勉強も、指定されたテスト範囲のページ全てを勉強して疲れるより、い
ままでの傾向や、授業での先生の話から、ある程度の目処をつけて、勉強をし
た方が遥かに効果的だ。
勝つ為には情報収集に力を入れることが、必須。重要である。
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第二章 「喧嘩の際に重要な 7 つの絶対」
強気な姿勢
これも最重要ポイントである。
弱気はどんな時にも情けないものだ。何故なら、弱気になってしまう時は、追
い込まれたか、敵わない時か、なんにせよマイナスな場面でしか生まれない感
情だからだ。
マイナスな場面で生まれる感情は、更にマイナスを呼ぶものだ。不幸は不幸を
呼ぶ、という言葉は本当のことなのである。
反対に、強気はプラス、追い風になるのだ。強気な姿勢は相手に恐怖を与え、
いらぬ不安を煽ることが出来る。
そして、強気は弱気を飲み込むのだ。
強いパワーは、弱いパワーを飲み込み、勢いを増すことが出来る。
動物の喧嘩なんてものは、大概が勢いのある方が勝つのだ。どれだけ威嚇して、
どれだけ相手をビビらせれるかにかかっているわけだ。
相手の方が正論を言っていたとしても関係のない話だ。
正論にしろ、訳のわからない話にしろ、話し手の勢いがものを言う。
喧嘩はビビった者負けだからである。
仮に裁判の場で、被害者弁護側の弁護人が、知識や経験が浅い為、明らかに自
信の無い、弱気な弁護をしていたら、どうだろう。
ベテランの加害者弁護側が、多少無理やりな弁護をしたとしても、まかり通る
可能性があるのだ。
もちろん、裁判には裁判官という、中立で頭の良い人がいるので、明らかに常
軌を逸した言動ばかりしていると、逆に印象を落としてしまうものではある。
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~“非常識な方法で強くさせる”元暴走族幹部からの挑戦~
しかし、検察側が証拠の提出に弱気になってしまい、証拠を提出しないなんて
ことが起きたら、被疑者は勝ったようなものである。
もっと身近な問題で考えてみると、
小学生が、教室で喧嘩になるとする。
担任の先生が止めに入り、その場で説教をされるはずだ。
一方の少年は、
「相手が先に手を出した、自分はしばらく耐えていたが、我慢出
来なくて反撃に出た」と供述し、一方の少年は、もじもじして、なにも言い返
せない。
事実は供述と真逆だったとしても、明らかに前者が有利なのは誰の目から見て
も明白だ。何故なら人は、弱気な発言より強気な発言を信じ、自信の無い弱気
な発言は、嘘や真実味の無い話のように感じるものだからだ。
元ボクシング世界王者モハメド・アリ、彼の実力はもちろんのこと、強気な発
言、自信に満ちた行動に世界が注目していた。彼が放った言葉の一つ
「偉大なチャンピオンになるには、自分が一番強いと信じることだ。そうでな
ければ、強いフリをしろ。」
私は現役時代、この言葉にとても感銘を受け、実践していた。そして現在でも、
強く意識している言葉である。
喧嘩の際に重要なのは、自分の主張を通すことであり、道を貫くことである。
それが常軌を逸していても、関係の無いこと、だからこその喧嘩である。法律
の世界の喧嘩であっても、冷静に考えれば常軌を逸している件なんてものは、
ざらにあるのだ。
強気な姿勢。自信が無くても弱気にならず、強気な姿勢を見せ続ける。未熟な
時分から強いフリをするうちに、次第に実力が追いついてくるのだ。
強気は弱気を飲み込むのだ。
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第二章 「喧嘩の際に重要な 7 つの絶対」
中途半端は殺される
中途半端というのはどのジャンル、どの業界、どの分野でも食い物にされるも
のだ。
中途半端にイキがっている奴は利用されるか、パシリにされるか、痛い目を見
て終わるものだ。
格闘技をちょっとかじっただけのような人が、テレビでボクシングの試合など
を見ながら偉そうに語っていても、聞いていて恥ずかしくなってしまい、嫌な
気分になるものだ。
解説が素人の知ったかぶり、なんて番組はつまらないし、事実、某番組で放送
されているアジア最高峰の格闘技イベントでの、素人芸人解説団のつまらなさ、
気分の悪くなる発言に、多くの格闘技ファンが憤怒したものだ。
反対に、ボクシングの元世界王者などが解説に招かれたりするのは、興味があ
るからだ。経験がある人、トップクラスの人の発言、見方、考えに興味が湧き、
参考になるからである。
先ほどの「情報を徹底的に集める」でも話した通り、
“徹底的”であることが重
要なのだ。
半端ではなく、徹底的である。
半端に集めた情報は、嘘が混じっていたり、意味のないものが混じっていたり、
用意するものがわからなかったりしてしまうものだ。
失敗のリスクを出来るだけ無くす為にも、徹底的な行動をとらなければならな
い。
狂ったほどに、本気にならなれければ死ぬか、廃れるしか道はない。
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~“非常識な方法で強くさせる”元暴走族幹部からの挑戦~
どうやって狂ったほどに本気になれるのか。
それは、情熱を持つことだ。
持つと言うよりは、持てるものでなければ、本気になることは出来ない。
あなたが、綺麗好きで部屋が散らかっていることが許せない性格なら、掃除術
の取得にも興味が湧くはずだ。
しかし、部屋が少々散らかっている方が落ち着く性格なら、掃除術になんて全
く興味を示さないはずなのだ。
仮に好奇心で興味が湧いたとしても、その程度の気持ちでは、継続して本気で
することは絶対に不可能だ。
何故なら飽きるからだ。そもそも興味が無いのだから。
ここで考えてもらいたい。
あなたが本当に強くなりたいと思っている分野は、本当にあなたが強くなりた
いと思うことなのか。
「街の不良にビビりたくないから、喧嘩に強くなりたい。」「金が良さそうだか
ら弁護士を目指そう。」「絶対にチャンピオンになりたいから格闘技習おう。」
その気持ちは、本当に本気なのか。
強くなるには、それ相応の努力が必要になる。
その努力を本当に続けられるのか?妥協しないのか?なにがなんでも強くなり
たいのか?
考えてもらいたい。
本気なら、迷うことはないはずだ。
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~“非常識な方法で強くさせる”元暴走族幹部からの挑戦~
反対に少しでも迷うなら、それはやめておいた方がいい。
不良にビビりたくないなら、変にツッパらずに真面目に過ごせば良いし、そも
そも危険な場所に行かなければ良いのだ。
金が欲しいだけなら、金額は劣るかもしれないが遥かに楽で高給な仕事は他に
あるものだ。
格闘技の世界でチャンピオンになるには、相当な努力が必要になる。ただたん
に一番強い称号が欲しいだけなら、地元で名の知れた喧嘩自慢になるだけでも
良いはずだ。
それでも、本当にいま目指す場所へいきたいのか。。
情熱が無ければ、どれも道半ばで挫折を味わい、妥協するはずだ。
あなたが本当に強くなりたいことを、今一度自分の胸に手を当てて、自分自身
に問いかけてもらいたい。
自分の目指す道を本気で歩む決心がついているなら、他人に批判されようが、
バカにされようが、信じた道を突き進み、行動あるのみである。
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~“非常識な方法で強くさせる”元暴走族幹部からの挑戦~
第二章 「喧嘩の際に重要な 7 つの絶対」
言い訳をしない
自分の失敗を正当化したり、出来なかった理由を語る人は多い。
確かに、物事には限界があるし、自分以外の都合の為に失敗することも多くあ
るものだ。
だが、そこでそれを口にしてしまっては、今後の成長の見込みが無くなってし
まうのだ。
周りからの同情なんて、まったく無意味だからである。
例えば、プロの格闘家が路上の喧嘩で不良に刃物で刺され、負けてしまった。
卑怯だ。汚いぞ。素手で戦え。
なんてことを思う方も多くいると思いますが、路上の喧嘩にルールはないのだ。
あるのは本人の中の自己のルールだけである。
そして、結果として負けてしまっているのなら、同情されようが、負けは負け
なのだ。
言い訳するくらいなら、刃物を持った相手をも返討ちする実力を身につければ
いいだけの話である。
仕事に遅刻した言い訳も同じだ。なにを言おうと遅刻は遅刻なのだ。
昨日の晩に上司に酔い潰された。子供を病院に連れて行っていた。目覚まし時
計が壊れていた。理由はなんであれ、遅刻には変わりないのだ。
失敗には言い訳したくなる気持ちになると思いますが、そこをグッと抑え、次
に繋げるように考える人が強くなる成長マインドである。
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第二章 「喧嘩の際に重要な 7 つの絶対」
戦略
戦略を導き出すために、先に行った「徹底的な情報収集」が、ここで役に立つ
のだ。
戦略は幾通りもあり、敵や、実行する者によっても様々だ。
正面からの正攻法もあれば、背後から攻める奇襲作戦もあり、何手かに分かれ
て攻める方法もあれば、内部から崩壊される方法もあり、敵の警戒心が薄れた
時を狙い襲撃する方法もあるのだ。
正攻法を選ぶ者は、基本的に強者の選択である。真正面から新参者を叩き潰し
てこそ、強者の威厳が増すものだ。
背後から忍び寄る者は、相手の一瞬の隙を狙っていることが多い。企業戦略で
は、中小企業が大企業のミスを活かした企画に出ることがある。ここに当ては
まる事柄である。
襲撃に関しては、恐怖感を徹底的に煽ることが出来る。一度行ってしまえば、
これから先ほぼ永久的に一定の恐怖感を与え続け、有利に物事を運べるように
なる。不良グループに多く用いられる戦略である。
もちろんすべての事柄が当てはまるわけではないし、あくまでも例で出したま
でだ。
しかし、戦略を立てるものと、闇雲に突っ込む者では、圧倒的に勢力が違って
くるのだ。
戦国時代で名を連ねた有名武将は、戦略を立てることに長けていたのだ。
織田信長は、サイコパスで、1人で100の兵隊を倒し、仲間までも引き裂く
かのイメージを持っている方は多いと思うが、実はかなりの勉強家なのだ。
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自分の犯した失敗を徹底的に反省し、知識と戦略を向上させ、戦国の世で魔王
と呼ばれるほどの強者になったのだ。
無双のように、1人で何百の兵隊を倒していたのではなく、レベルの高い戦略
を圧倒的カリスマ性で指揮していたのだ。
詳しい戦略については、目指す道の先駆者たちの歴史を見れば学べることが多
いはずだ。
私が現役時代のケンカに明け暮れていた頃は、ヤクザの喧嘩術や、昔の暴走族
の抗争、戦国時代の武将達の戦などを見て、戦略などを参考にしたものだ。
これが経営者なら、孫正義さんや、ホリエモンなどの有名経営者の、手記など
を読めば、かなり参考になるはずだ。
スポーツ選手も、ミュージシャンも、分野問わずに戦略は大事だ。
AKB を世に売り出した秋元康さんの戦略は、オタク業界だけでなく、経済界でも
注目されていた。
いままでのように完璧なアイドルを売り出すのではなく、推しメンと呼ばれる
未完成のアイドルを、ファンの力で育てていくという戦略を立てたからだ。
これは異例のことで、当時まさに非常識な方法で売り出したと言える。当初は
完成されていないアイドルを売り出すのは、無責任だと声が上がっていたが、
それが一大ブームを巻き起こしたのだ。
他にも様々ないままでにない、非常識な戦略を打ち立て続け、アイドル戦国時
代を創り上げたのだ。
認知度、経済面、ファンの思い
どれをとっても過去最大級である。
戦略を極めし者、天下無敵なり
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第二章 「喧嘩の際に重要な 7 つの絶対」
覚悟
この項目は、章の最後になるが、当然のこと最初から必要不可欠な要素である。
覚悟もない、半端な人間が物事を行うと、痛い目をみるのだ。
覚悟とは、全てのことだ。
路上の喧嘩の場合、多少の怪我、骨折、入院、逮捕、何年間かの社会不在など。
最悪の場合死んでもいいと腹を括っている人間には鬼気迫るものがあるものだ。
反対に、喧嘩する気もないのに喧嘩口調の奴なんて、間違いなく痛い目をみて
から気付くものだ。
会社内での下剋上を狙っても、もしかしたらクビにされたり、左遷されるかも
しれない。それほど大きい喧嘩に出る時には、それ相応の覚悟が必要になって
くるものである。
なんの覚悟も無く突撃すれば、踏ん張りが利かぬものだ。
そして、覚悟の強さが、意志の強さに繋がり、強力なエネルギーを生み出すの
だ。
木村雅彦さんは、勝負に負ければ腹を切る覚悟で部屋に短刀を常備し、常に死
を意識する程、勝ちに貪欲になった結果、15 年負けなしの大記録を創り上げた
のだ。
ここ一番の踏ん張りを利かすために、自分の主張を通すために、覚悟を持って
勝負に挑むことが大切だ。
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